Oracle® Fusion Middleware Oracle Adaptive Access Manager管理者ガイド 11gリリース2 (11.1.2.2) B70199-06 |
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Oracle Adaptive Access Managerには、標準のプロパティおよびプロパティ・エディタが用意されており、要件に応じた新規データベース・プロパティの作成、既存のデータベースおよびファイル・プロパティの変更、および列挙の作成および編集を行うことができます。
注意: すべてのロールにプロパティ・エディタにアクセスする権限があるわけではありません。
この章では、OAAM管理コンソールを使用したプロパティ管理に焦点を当てます。
この章には次の項が含まれます:
プロパティ検索ページは、プロパティ定義を管理するための開始位置です。
プロパティ検索ページを開くには:
ナビゲーション・ツリーで、「環境」の下にある「プロパティ」をダブルクリックします。
または次の方法を使用できます。
ナビゲーション・ツリーで「プロパティ」を右クリックし、コンテキスト・メニューから「プロパティのリスト」を選択します。
ナビゲーション・ツリーで「プロパティ」を選択し、「アクション」メニューから「プロパティのリスト」を選択します。
ナビゲーション・ツリー・ツールバーで「プロパティのリスト」ボタンをクリックします。
プロパティ検索ページが表示されます。
「検索」をクリックしてシステム内のプロパティのリストを表示します。
プロパティ検索ページでは、システム内のすべてのプロパティのリストを表示したり、名前、ロード・タイプおよび値に基づいてプロパティを検索できます。
システム内に存在するプロパティのリストを表示するには、「検索」をクリックします。使用可能なすべてのプロパティが結果表に表示されます。
プロパティを検索するには:
プロパティ検索ページの検索フィールドで基準を指定して、プロパティを検索します。
検索フィルタの基準を表26-1「検索フィルタの基準」で説明します。
「検索」をクリックします。
検索パラメータをデフォルト設定にリセットする場合は、「リセット」ボタンを使用します。
結果表に、指定した基準に一致するプロパティのサマリーが表示されます。
デフォルトでは、プロパティはプロパティ名でソートされますが、ロード・タイプでプロパティをソートできます。
プロパティの値を表示するには、結果表でプロパティを選択します。プロパティの名前、ロード・タイプおよび値が下部パネルに表示されます。
列挙はプロパティ・エディタを使用して表示および編集できます。
プロパティ・エディタに列挙をリストするには、次のプロパティをfalseに設定する必要があります。
bharosa.config.ui.list.filter.enum=false
プロパティ検索ページで、「新規プロパティ」ボタンまたは「新規プロパティの作成」アイコンをクリックします。
「新規プロパティ」ダイアログが表示されます。
「新規プロパティ」ダイアログで、プロパティの名前および値を入力します。
次の場合はエラー・メッセージが表示されます。
重複名
特殊文字
空白の値
ASCII文字の場合は4000文字以上、UTF-8文字の場合は1333文字以上の長さの名前または値
プロパティの作成後は、プロパティ名を編集できません。
「保存」をクリックします。
プロパティ・エディタを使用して作成したプロパティは必ずデータベース・タイプになります。これらはサーバー・データベース内に作成されます。
ユーザー・インタフェースからはシステムおよびファイル・タイプ・プロパティは作成できません。
新規プロパティを作成しない場合は、「保存」ではなく「取消」をクリックします。
データベースおよびファイル・タイプ・プロパティの値を簡単に編集して保存できます。
システム・プロパティは読取り専用であり、編集できません。
データベースまたはファイル・タイプ・プロパティを編集するには、次の手順を実行します。
結果表でプロパティを選択します。
詳細パネルに名前、ロード・タイプおよび値が表示されます。
複数のプロパティが選択された場合、最後に選択されたプロパティの詳細が詳細パネルに表示されます。
詳細パネルで、プロパティの値を編集します。
詳細パネルの名前およびタイプは読取り専用です。
「保存」をクリックします。
変更されたプロパティ詳細が正常に保存されます。
ファイル・ロード・タイプ・プロパティが編集されると、データベース・タイプ・プロパティに変更されます。既存のファイル・タイプ・プロパティは結果表に表示されなくなります。
変更されたプロパティを保存しない場合は、「保存」ではなく「取消」をクリックして、変更を元の値に戻します。
システムおよびファイル・プロパティは削除できません。
データベース・タイプ・プロパティを削除するには:
結果表でプロパティを選択します。
確認ダイアログが表示されます。
「削除」ボタンをクリックします。選択されたプロパティが正常に削除されます。
ファイル・タイプ・プロパティから変更されたデータベース・タイプ・プロパティを削除すると、選択したプロパティが削除され、古いファイル・タイプ・プロパティがリストアされます。
ファイル・プロパティをエクスポートするには、次の手順を実行します。
注意: システム・プロパティはエクスポートされません。ファイルおよびデータベース・タイプ・プロパティのみがエクスポートされます。 |
ナビゲーション・ツリーで、「環境」の下にある「プロパティ」を開きます。
プロパティ検索ページが表示されます。
「検索」をクリックしてシステム内のプロパティのリストを表示します。
エクスポートするプロパティを選択します。「アクション」メニューから「選択項目のエクスポート」を選択します。
エクスポート・タイプを選択し、名前を入力するためのオプションを示す「プロパティのエクスポート」ダイアログが表示されます。
ZIPファイルの名前を入力します。
エクスポート・タイプとして「Javaプロパティ」または「XMLプロパティ」を選択します。
「エクスポート」をクリックします。
ファイルをエクスポートしない場合は、「保存」ではなく「取消」をクリックします。
「保存」をクリックしてから、「OK」をクリックします。
XMLまたはJava形式の選択したプロパティのZIPファイルがエクスポートされます。
データベース・タイプ・プロパティをインポートするには、次の手順を実行します。
ナビゲーション・ツリーで、「環境」の下にある「プロパティ」を開きます。
プロパティ検索ページが表示されます。
「プロパティのインポート」ボタンをクリックします。
「プロパティのインポート」ダイアログが表示されます。
「グループのインポート」ダイアログ・ボックスで、ファイルのパスおよび名前を入力するか、「参照」(...)ボタンを使用してプロパティを含むZIPファイルを見つけ、ファイルを選択します。
「オープン」をクリックしてから、「OK」をクリックします。
更新がデータベースに保存されます。更新は、プロパティの値が変更された場合にのみ行われます。
「OK」をクリックします。
無効な形式でプロパティをインポートしようとすると、エラーが表示されます。
ユーザー定義列挙は、アイテムのリストを表すプロパティの集合です。リスト内の各要素には、複数の異なる属性が含まれている場合があります。ユーザー定義列挙の定義はキーワード.enumで終わるプロパティで始まり、ユーザー定義列挙の使用を記述する値が続きます。各要素定義は、列挙と同じプロパティ名に要素名が追加されたもので始まり、IDである一意の整数の値が続きます。要素の属性も同じパターンに従い、要素のプロパティ名で始まり、その後に属性名がその属性の適切な値とともに示されます。
OAAMサーバー実装のログイン画面に表示される、列挙定義資格証明の例を次に示します。
bharosa.uio.default.credentials.enum = Enum for Login Credentials bharosa.uio.default.credentials.enum.companyid=0 bharosa.uio.default.credentials.enum.companyid.name=CompanyID bharosa.uio.default.credentials.enum.companyid.description=Company ID bharosa.uio.default.credentials.enum.companyid.inputname=comapanyid bharosa.uio.default.credentials.enum.companyid.maxlength=24 bharosa.uio.default.credentials.enum.companyid.order=0 bharosa.uio.default.credentials.enum.username=1 bharosa.uio.default.credentials.enum.username.name=Username bharosa.uio.default.credentials.enum.username.description=Username bharosa.uio.default.credentials.enum.username.inputname=userid bharosa.uio.default.credentials.enum.username.maxlength=18 bharosa.uio.default.credentials.enum.username.order=1
列挙の場合、変換不可のコア・プロパティをオーバーライドするには、それをoaam_custom.propertiesに設定し、ロケール固有のプロパティをclient_resource_locale
.propertiesに設定してください。ユーザー定義列挙にすでに定義されている要素を無効にするには、falseの値を持つenabled属性を単純に追加します。