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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management開発者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.2.0) for All Platforms
B69537-08
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Oracle Access Managementの新機能

この項では、Oracle Access Management 11gで使用できる新機能について説明します。

次の各項で新機能と変更点について説明します。

Oracle Access Management 11.1.2.3.0での拡張機能

次の内容がリリース11.1.2.3.0で追加または変更されました。

ガイド変更: 11gリリース2パッチ・セット1 (11.1.2.1)

このガイド(原本部品番号E27134-04)には次の変更が含まれています。

  • 新しい章「AndroidクライアントSDKを使用したモバイル・サービス・アプリケーションの開発」が追加されました。第10章を参照してください。

  • 「iOSクライアントSDKを使用したモバイル・サービス・アプリケーションの開発」の章が改訂されました。第9章を参照してください。

ガイド変更: 11gリリース2 (11.1.2) 2012年11月ライブラリの更新

このガイド(原本部品番号E27134-03)は、いくつかの部分が更新されています。次の表に、追加または変更された項を示します。

  • マルチステップ認証プラグインの開発に関する情報が改訂され、コード例が追加されています。第3章を参照してください。

11gリリース2 (11.1.2)の新機能

Oracle Access Management 11gリリース2 (11.1.2.3.0)には、次のコンポーネントが含まれています。新機能については、このガイドの次の各項で説明しています。

Oracle Access Management Access Manager

このリリースでは、Access Manager Accessソフトウェア開発キット(SDK)に次の機能が追加されました。

  • 11g Cookieのサポート

    SDKで開発するアクセス・クライアントでは、11gエージェント・プロファイルを使用できます。これにより、OAMサーバーは、このアクセス・クライアント専用に生成された秘密鍵を使用してトークンを暗号化できます。詳細は、第2章を参照してください。

  • APIベースの初期化

    SDKで開発するアクセス・クライアントは、独自の構成ストアまたはメカニズムのブートストラップ構成を提供することによって初期化できます。詳細は、第2章を参照してください。

  • Web SSOエージェントの開発用インタフェース

    WebSSOエージェントをAccess Managerと連動できる簡単なインタフェースが用意されています。詳細は、第2章を参照してください。

次のAccess Manager APIが追加されました。

  • ポリシー管理API

    Oracle Policy Administration APIは、Representational State Transfer (REST)インタフェースをサポートしており、OAMポリシー・オブジェクトをRESTfulなリソースとして管理できます。ポリシー管理APIを使用して、ポリシー・オブジェクトの作成、読取り、更新および削除(CRUD)の各操作ができます。詳細は、第5章を参照してください。

Oracle Access Management Mobile and Social

Mobile and SocialはOracle Access Managementの新しいサービスで、保護されているリソースへのアクセスを要求するユーザーと、リソースを保護するバックエンドのAccess ManagementサービスおよびIdentity Managementサービスの間の橋渡しの役割を果たします。Mobile and Socialには簡易なクライアント・ライブラリが用意されており、開発者はこれを使用して、機能豊富な認証、認可およびアイデンティティ機能を登録済アプリケーションに簡単に追加できます。バックエンドのMobile and Socialサーバーのプラガブルなアーキテクチャにより、システム管理者は、ユーザーがインストールしたソフトウェアを更新しなくても、アイデンティティ管理サービスおよびアクセス管理サービスを追加、変更および削除できます。Mobile and Socialには、iOSデバイス用、Androidデバイス用およびJava用のSDKが個別に用意されています。iOS、AndroidまたはJavaのSDKを使用できないプラットフォームまたはデバイスでアプリケーションを開発する場合は、Mobile and SocialサーバーにMobile and Social RESTコールを直接送信するコードを記述できます。Mobile and Socialの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド』を参照してください。Mobile and Social SDKを使用したアプリケーション開発の詳細は、第III部「Mobile and Socialによる開発」を参照してください。

Oracle Access Management Identity Federation

このリリースでは、Security Token Serviceにユーザー・プロビジョニングAPIが追加されました。このAPIを使用してカスタム・ユーザー・プロビジョニング・プラグインを開発できます。詳細は、第16章を参照してください。

Oracle Access Management Security Token Service

このリリースでは、Security Token Service APIに変更はありません。

11g リリース1 (11.1.1)の新機能

11gリリース1では、カスタム・アクセス・クライアントや認証および認可機能の拡張機能を作成するための、純粋なJavaソフトウェア開発キット(SDK)を提供しています。このリリースは、Oracle Access Manager 10g JNI SDKとの互換性も確保しており、移行することでOracle Access Manager 11gリリースを使用できます。

製品およびコンポーネントの名前の変更

Oracle Access Managerの多くのコンポーネント名は変更ありません。ただし、重要な変更点がいくつかあります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド』のOracle Access Managementの新機能に関する項を参照してください。