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Oracle® Fusion Middleware Oracle Adaptive Access Manager開発者ガイド
11gリリース2 (11.1.2.2)
B71697-05
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13 デバイス登録の有効化

デバイス登録により、ユーザーはログインしているコンピュータ、PDA、携帯電話、またはその他のデバイスに安全なデバイスであること確証するフラグを付けることができます。

そのデバイスは、ユーザーのプロファイルに登録済デバイスとして追加されます。

この章では、次の内容を説明します。

13.1 ネイティブ統合でのデバイス登録の有効化

ネイティブ統合でデバイス登録を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. bharosa.tracker.send.devideIdをtrueに設定して、デバイスIDを取得できるようにします。

  2. 次のAPIを直接コールします。

13.2 即時利用可能なデバイス登録の有効化

Oracle Adaptive Access Managerの即時利用可能な機能で、ユーザーのデバイスをすべてのアプリケーションに登録できるようにデバイス登録を有効化するには、次の手順を実行します。

ユーザーに対してデバイス登録オプションを有効にするには、次のプロパティをoaam_custom.propertiesに追加します。

プロパティ 説明
bharosa.uio.default.register.questions.registerdevice.enabled デバイス登録をチャレンジ質問登録ページに追加します。

trueに設定します。

bharosa.uio.default.register.userinfo.registerdevice.enabled デバイス登録を「連絡先情報」の登録ページに追加します。

trueに設定します。

bharosa.uio.default.registerdevice.enabled デバイス登録を有効化します。

trueに設定します。



注意:

この機能をアプリケーション別に有効化するには、前のそれぞれのプロパティ名でdefaultを適切なappIdに置換します。

「ユーザー・プリファレンス」からのデバイス・オプションの登録解除を有効化するには、次のプロパティを追加します。

プロパティ 説明
bharosa.uio.default.userpreferences.unregister.this.enabled ユーザーがユーザー・プリファレンスで現在のデバイスを登録解除できるようにします。

trueに設定します。

bharosa.uio.default.userpreferences.unregister.all.enabled=true ユーザーがユーザー・プリファレンスですべてのデバイスを登録解除できるようにします。

trueに設定します。



これらのプロパティを設定すると、ユーザーはOAAMサーバー上のユーザー・プリファレンスでデバイスを登録することを選択できます。

13.3 デバイス情報を使用するポリシーの作成

一度機能を有効化すると、そのユーザーのデバイスに関する情報が収集されます。収集している情報を利用するには、ポリシーを作成し、それを適切に構成する必要があります。たとえば、登録済デバイスの1つからロギングしていないユーザーへのチャレンジ・ルールを指定したポリシーを作成できます。

13.4 デバイス登録をリセットするCSR

ユーザーのすべてのデバイスを登録解除するカスタマ・リセット・アクションは、CSRタイプ・ケースで使用できます。「デバイス登録解除」アクションにより、すべての登録済デバイスがユーザーのプロファイルから削除されます。これらのアクションは、OAAMサーバーにあるユーザー・プリファレンスでも使用できます。