Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managerユーザーズ・ガイド 11gリリース2 (11.1.2.2.0) B69542-07 |
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この章では、Oracle Identity Self Serviceのパーソナライズ機能について説明します。この章には次の項目があります。
注意: セルフ・サービスのパーソナライズはすべてのユーザーに許可されており、ユーザーごとに適用できます。つまり、あるユーザーに対して保存されたパーソナライズは、他のユーザーがIdentity Self Serviceにログインする場合には適用されません。 |
「ホーム」ページには、Identity Self Serviceの様々な機能のスナップショットがあります。「ホーム」ページのパーソナライズ(コンテナの並替えやコンテナの非表示など)はすべて自動的に保存されます。「ホーム」ページをパーソナライズした後、Identity Self Serviceからログアウトし、再度ログインすると、「ホーム」ページで行ったすべての変更が保持されています。他のユーザーがIdentity Self Serviceにログインすると、そのログイン・ユーザーには「ホーム」ページのデフォルト設定が表示されます。
「ホーム」ページは次の方法でパーソナライズできます。
「ホーム」ページにコンテナを追加する手順は、次のとおりです。
Identity Self Serviceにログインすると、デフォルトのランディング・ページである「ホーム」ページに移動します。
「ホーム」ページが表示されない場合は、左側のナビゲーション・ペインで「ホーム」をクリックします。
「パーソナライズ」をクリックします。「ホーム」がカスタマイズ・モードで複数のアイコンを含むツールバーとともに表示されます。
ツールバーの「ボックスを上に追加」アイコンをクリックします。図5-1に、ツールバーの「ボックスを上に追加」アイコンを示します。
ボックスをコンテナの下、右または左に追加するには、そのコンテナにある各アイコンをクリックします。
アイコンをクリックすると、図5-2に示すように、コンテナが「ホーム」ページに追加されます。
上部のナビゲーション・バーにある「閉じる」をクリックして、カスタマイズ・モードを終了します。
注意: コンテナの追加後には、それを使用するためのUIコンポーネントを追加する必要があります。UIコンポーネントをコンテナに追加する方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Manager開発者ガイド』の「ホーム」ページのカスタマイズに関する説明を参照してください。 |
「ホーム」ページのコンテナを編集する手順は、次のとおりです。
次の図に示すように、編集するコンテナで、ツールバーの「編集」アイコンをクリックします。
図5-3に示すように、「子コンポーネント」タブがアクティブになった状態で「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスが表示されます。
上下の矢印を使用して、コンテナのコンポーネントを上または下に移動します。
非表示にするコンポーネントの選択を解除します。コンテナには選択したコンポーネントのみが表示されます。
「スタイル」タブをクリックします。このタブで、コンテナのプロパティ(背景色やイメージ、フォント・プロパティ、マージンなど)を変更できます。
「適用」をクリックした後、「OK」をクリックします。
「ホーム」ページからコンテナを削除する手順は、次のとおりです。
次の図に示すように、編集するコンテナで、「削除」アイコンをクリックします。
確認を求めるメッセージが表示されます。
「削除」をクリックします。「ホーム」ページからコンテナが削除されます。
「ホーム」ページのコンテナを移動する手順は、次のとおりです。
「ホーム」ページでコンテナを上下に移動するには、コンテナの上にある下向き矢印アイコンをクリックし、「上に移動」または「下に移動」を選択します。
カスタマイズ・モードと非カスタマイズ・モードの両方で、下向き矢印アイコンを使用して、コンテナを上下に移動できます。
「ホーム」ページ内の別の場所にコンテナを移動するには、図5-4に示すように、カスタマイズ・モードで、コンテナを目的の場所にドラッグ・アンド・ドロップします。
「ホーム」ページのレイアウトを変更する手順は、次のとおりです。
図5-5に示すように、「ホーム」ページの右上にある「レイアウトの変更」アイコンをクリックします。
カスタマイズ・モードになっている場合は、「レイアウトの変更」をクリックします。
デフォルトでは現在のレイアウトが選択されます。
下に展開される領域から1列や2列などのレイアウトを選択して、レイアウトを変更します。
カスタマイズ・モードになっている場合は、「保存」をクリックし、「閉じる」をクリックします。
選択したレイアウトの「ホーム」ページが表示されます。
Identity Self Serviceでは、「ユーザー」ページや「ロール」ページなどの様々なページのレコードを検索できます。検索の実行権限に基づいて、ページ検索のデフォルト属性が用意されています。このデフォルトの検索属性には、検索の実行権限に基づいて、他の検索属性を追加することもできます。
検索基準に属性を追加する手順は、次のとおりです。
検索オプションを指定して、Identity Self Serviceのページ(「ユーザー」ページ、「ロール」ページなど)にナビゲートします。たとえば、「ロール」ページを開くには、「管理」の下で「ロール」をクリックします。
「フィールドの追加」をクリックします。検索基準に追加できる属性のリストが表示されます。
リストの属性(「ロールの説明」など)を選択します。選択した属性が「検索」セクションに追加されます。
「検索」セクションに追加した属性には十字アイコンが表示されます。検索基準から属性を削除するには、この十字アイコンをクリックします。
検索結果のパーソナライズは、検索結果表の列として表示される検索属性の表示/非表示を切り替えて行います。また、検索結果表に表示される列の順序を変えることもできます。
検索結果をパーソナライズする手順は、次のとおりです。
検索結果表の列の表示/非表示を切り替える手順は、次のとおりです。
検索結果ページのツールバーで、「ビュー」をクリックし、「列」を選択します。検索結果表の列名のリストが表示されます。すでに検索結果表に表示されている列名には、チェック・マークが付いています。
検索結果表に表示する場合は列名を選択し、非表示にする場合は列名を選択解除します。
または、「列の管理」をクリックして、「列の管理」ダイアログ・ボックスを表示します。このダイアログ・ボックスでは、「非表示列」と「表示される列」の各リストから列名を移動して、列の表示/非表示を切り替えることができます。終了したら、「OK」をクリックします。
検索結果表の順序または列を変更する手順は、次のとおりです。
検索結果ページのツールバーで、「ビュー」をクリックし、「列の並替え」を選択します。「列の並替え」ダイアログ・ボックスが表示されます。
または「表示」をクリックして、列を選択します。「列の管理」を選択して、「列の管理」ダイアログ・ボックスを表示します。
「表示される列」リストで、リストの右側にある矢印キーを使用して列名を上下に移動します。列はここに指定した順序で表示されます。
「OK」をクリックします。
検索結果表をページから連結解除するには、「表示」メニューで「連結解除」を選択します。あるいは、ツールバーで「連結解除」をクリックします。
連結解除された検索結果を閉じるには、右上の十字アイコンをクリックするか、またはツールバー上の「連結解除」をクリックします。
ユーザーやロールなどのエンティティの検索は、検索基準を指定して行います。その検索基準には、自分で追加した検索属性や他の検索条件も含まれます。類似のレコードを検索する場合、検索基準を毎回指定するかわりに、検索を保存しておくことで、レコードの検索用に保存された検索を使用することができます。
この項には次のトピックが含まれます:
検索を保存するには、次のようにします。
検索基準を指定して検索を実行します。
「保存」をクリックします。「保存された検索の作成」ダイアログ・ボックスが開きます。
「名前」フィールドに、その検索の名前を入力します。
次のオプションを1つまたは複数選択します。
デフォルトに設定: このオプションを選択すると、その保存された検索が、検索ページを開いた際のページのデフォルト検索として設定されます。
自動的に実行: このオプションを選択すると、そのページを開いたときに、保存された検索が実行されます。
「OK」をクリックします。指定した名前で検索が保存されます。
保存された検索の名前は「検索」セクションの右上にある「保存された検索」リストに表示されます。この保存された検索を選択して、検索を実行できます。
保存された検索をパーソナライズする手順は、次のとおりです。
「保存された検索」リストから、「パーソナライズ」を選択します。「保存された検索のパーソナライズ」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「保存された検索のパーソナライズ」リストから、パーソナライズする保存された検索を選択します。
「名前」フィールドで、保存された検索の名前を編集します。
次のオプションを1つ以上選択します。
デフォルトに設定: このオプションを選択すると、その保存された検索が、検索ページを開いた際のページのデフォルト検索として設定されます。
自動的に実行: このオプションを選択すると、そのページを開いたときに、保存された検索が実行されます。
検索リストに表示: このオプションを選択すると、保存された検索が「保存された検索」リストに表示されます。
「適用」をクリックした後、「OK」をクリックします。
注意: 保存されたデフォルトの検索は表示専用で、パーソナライズ(変更または削除)には使用できません。 |
保存済検索を削除する手順は、次のとおりです。
「保存された検索」リストから、「パーソナライズ」を選択します。「保存された検索のパーソナライズ」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「保存された検索のパーソナライズ」リストから、削除する保存された検索を選択します。
「削除」をクリックします。警告メッセージが表示されます。
削除を確認する場合は「はい」をクリックします。
「OK」をクリックして、「保存済の検索のパーソナライズ」ダイアログ・ボックスを閉じます。
保存された検索の作成時に「デフォルトとして設定」オプションを選択した場合は、ページを開くと、その保存された検索が「保存された検索」リストに表示されます。デフォルトの保存された検索を使用してレコードを検索するときは、「検索」をクリックします。
保存された検索の作成時に「自動的に実行」オプションを選択した場合は、ページを開くと、その保存された検索に基づく検索操作が自動的に実行されます。
「デフォルトとして保存」と「自動的に実行」のどちらのオプションも選択していない場合に、保存された検索を使用して検索を実行するには、「保存された検索」リストから保存された検索を選択します。
検索結果表のデータは昇順または降順にソートできます。検索結果表の列名の上にマウス・ポインタを置くと、上向きと下向きの矢印キーが表示されます。データを昇順でソートする場合は上向き矢印をクリックし、データを降順でソートする場合は下向き矢印をクリックします。
このソート順はセルフ・サービスのプリファレンス設定として復元されます。そのため、ログアウトして再度ログインし、検索を実行すると、検索結果にはソート済のデータが表示されます。ソート順のプリファレンス設定は、ログイン・ユーザーのみに適用されます。他のユーザーの検索結果表には、デフォルト設定で表示されます。
セルフ・サービスの多くのページには、データが表形式で表示されます。また、数百のロールとリソース、および数千のエンティティをユーザーにプロビジョニングできます。大量のレコードを参照する場合は、検索結果から特定のロール、リソースおよび権限を見つけるために、複数のページをスクロールする必要があります。このとき、例による検索機能を使用すると、追加のフィルタを指定して検索結果を絞り込むことができます。Oracle Identity Managerでは、この機能を必要に応じて有効にしたり無効にすることができます。
大量のレコードを含むリストの中から少量のレコードを検索する場合は、例による問合せを使用して検索を絞り込みます。手順は次のとおりです。
検索結果表のツールバーで、「ビュー」をクリックし、「例による問合せ」を選択します。検索結果表の各列の上にテキスト・フィールドが表示されます。
列のテキスト・フィールドに値を入力します。たとえば、「Disabled」ステータスのユーザーを検索するように絞り込むには、「ステータス」列の上にあるテキスト・フィールドに「Disabled」と入力します。
または値をすべて入力せずに、Di
のように、検索する値の一部の文字を入力することもできます。これで「Disabled」ステータスのユーザーが表示されます。「D」を値として入力すると、「Disabled」または「Deleted」のユーザーが表示されます(これは「Disabled」と「Deleted」のステータスがどちらも「D」の文字で始まるためです)。
[Enter]を押します。図5-6に示すように、例による問合せの値と一致するすべてのレコードが表示されます。
例による問合せを無効にするには、「ビュー」をクリックし、「例による問合せ」を選択します。
または検索結果ツールバーで、「例による問合せ」をクリックします。