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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managerユーザーズ・ガイド
11gリリース2 (11.1.2.2.0)
B69542-07
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11 ユーザーの管理

Oracle Identity Managerのユーザー管理機能には、ユーザー・アカウントの作成、更新、削除、有効化と無効化、パスワードの再設定、ロックおよびロック解除が含まれます。

Oracle Identity Self Serviceを使用して、次のユーザー管理タスクを実行できます。

11.1 ユーザーの検索

検索操作によって、指定した検索基準に基づいてユーザー・エンティティを検索できます。各検索基準は次の内容で構成されます。

ユーザーを検索する手順は、次のとおりです。

  1. Identity Self Serviceにログインします。

  2. 左ペインの「管理」の下で、「ユーザー」を選択します。「ユーザーの管理」ページが表示されます。

  3. 次のオプションのいずれかを選択します。

    • すべて: このオプションを選択すると、検索はAND条件で実行されます。つまり、指定されたすべての検索基準を満たす場合のみ検索操作が成功します。

    • いずれか: このオプションを選択すると、検索はOR条件で実行されます。つまり、指定された選択基準のいずれかに一致する場合に検索操作が成功します。

  4. 「ユーザー・ログイン」などの検索可能なユーザー属性のフィールドで、値を指定します。属性値にはワイルドカード文字(*)を含めることができます。

    一部の属性では、リストから属性値を選択します。たとえば、アカウントがロックされているユーザーをすべて検索するには、「アカウント・ステータス」リストから「ロック」を選択します。

  5. 指定した各属性値に対して、リストから検索演算子を選択します。

    属性が文字列タイプの場合、次の検索演算子が利用可能です。

    • 次で始まる

    • 次で終わる

    • 次と等しい

    • 次と等しくない

    • 次を含む

    • 次を含まない

    属性が日付タイプの場合、次の検索演算子が利用できます。

    • 次と等しい

    • 次より前

    • 次より後

    • それ以前

    • それ以後

    • 次の範囲内

    検索演算子とワイルドカード文字を組み合せて、検索条件を指定できます。アスタリスク(*)文字をワイルドカード文字として使用します。たとえば、検索基準として「ユーザー・ログイン」属性の値に「Jo*」と指定して、検索演算子として「次と等しい」を選択できます。「Jo」で始まるログイン名を持つユーザーが表示されます。

  6. 検索可能なユーザー属性を「ユーザーの検索」ページに追加するには、「フィールドの追加」をクリックして、属性のリストから属性を選択します。

    たとえば、米国という「国」属性を持つユーザーをすべて検索する場合、検索可能フィールドとして「国」属性を追加し、検索条件を指定できます。


    注意:

    検索可能な属性を構成できます。検索に使用可能な属性は、「検索可能」プロパティが「はい」にマークされているユーザー・エンティティに対して定義した属性のサブセットである必要があります。


  7. 必要に応じて、「リセット」をクリックし、指定した検索条件および値をリセットします。通常、この手順を実行すると、指定した検索条件を削除し、新しい検索条件を指定します。

  8. 「検索」をクリックします。検索結果が表形式で表示されます。

  9. 検索結果で列を非表示にする場合は、次の手順を実行します。

    1. ツールバーで「ビュー」をクリックし、「列」「列の管理」を選択します。「列の管理」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    2. 「表示される列」リストから、非表示にする列を選択します。

    3. 左矢印アイコンをクリックして、列を「非表示列」リストに追加します。

    4. 「OK」をクリックします。選択した列は検索結果に表示されません。現在非表示になっている列の数を示すステータス・メッセージが、検索表の下部に表示されます。図は、3つの列が非表示であることを示しています。

11.1.1 検索結果に対する操作

この項では、検索結果表で選択した行に対して実行できる操作について説明します。これは、単一選択操作とバルク(複数)選択操作に区分できます。

検索結果表から1名のユーザーを選択して、次の単一選択操作を実行できます。

  • 詳細の表示

  • 変更(ユーザー・ステータスが「アクティブ」の場合のみ)

  • 有効化(ユーザー・ステータスが「無効」の場合のみ)

  • 無効化(ユーザー・ステータスが「有効」の場合のみ)

  • ロック(選択したユーザーのアカウントがロック解除されている場合のみ)

  • ロック解除(選択したユーザーのアカウントがロックされている場合のみ)

  • パスワードのリセット

  • 削除

検索結果表から複数のユーザーを選択して、次のバルク(複数)選択操作を実行できます。

  • 変更

  • 有効化(ユーザー・ステータスが「無効」の場合のみ)

  • 無効化(ユーザー・ステータスが「有効」の場合のみ)

  • ロック(選択したユーザーのアカウントがロック解除されている場合のみ)

  • ロック解除(選択したユーザーのアカウントがロックされている場合のみ)

  • 削除


注意:

操作は、ユーザーの管理ロールによって決定された認可権限に応じて、直接的な操作または承認を受けるリクエストベースの操作のいずれかになります。


11.2 ユーザーの作成

「ユーザーの作成」ページを使用して、Oracle Identity Managerに新規ユーザーを作成できます。このページは、Oracle Identity Managerの組織において、ユーザーの作成権限に関する認可ポリシーでユーザーを作成する権限が付与されている場合のみ開くことができます。


注意:

ユーザー作成操作は、付与されている認可権限に基づいて、直接的な操作で行うか、または承認を受けるリクエストを生成します。


ユーザーを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「アイデンティティ・セルフ・サービス」で、「管理」の下の「ユーザー」をクリックします。「ユーザーの検索」ページが表示されます。

  2. 「アクション」メニューから「作成」を選択します。または、ツールバーにある「作成」をクリックします。「ユーザーの作成」ページが表示され、ユーザー・プロファイル属性の入力フィールドが表示されます。

  3. 「ユーザーの作成」ページに、ユーザーの詳細を入力します。表11-1に、「ユーザーの作成」ページのフィールドを示します。

    表11-1 「ユーザーの作成」ページのフィールド

    セクション フィールド 説明

    理由と有効日

    理由

    ユーザーを作成する理由。


    有効日

    この日付にユーザーを作成する必要があります。

    基本情報

    ユーザーの名。


    ミドル・ネーム

    ユーザーのミドル・ネーム。


    ユーザーの姓。


    電子メール

    ユーザーの電子メール・アドレス。


    マネージャ

    ユーザーのレポート・マネージャ。


    組織

    ユーザーが所属する組織。これはホーム組織と呼ばれることもあります。


    ユーザー・タイプ

    従業員のタイプ(コンサルタント、契約者、派遣就業者、従業員、フルタイムの従業員、インターン、非就業者、その他、パートタイムの従業員または派遣社員など)。


    表示名

    ローカライズされた値で、追加するには「ローカライゼーションの管理」をクリックし、言語リストから値を選択します。表示名は33の言語で表示可能です。

    アカウント設定

    ユーザー・ログイン

    管理コンソールにログインするために指定するユーザー名。


    パスワード

    管理コンソールにログインするために指定するパスワード。


    パスワードの確認

    管理コンソールにログインするために指定するパスワードを再入力します。

    アカウントの有効日

    開始日

    ユーザーがシステムでアクティブ化される日付。


    終了日

    ユーザーがシステムで非アクティブ化される日付。

    プロビジョニング日

    プロビジョニング日

    ユーザーがシステムにプロビジョニングされる日付。


    プロビジョニング解除日

    ユーザーがシステムからプロビジョニング解除される日付。

    連絡先情報

    電話番号

    ユーザーの電話番号。


    自宅電話番号

    ユーザーの住所の電話番号。


    FAX

    ユーザーのFAX番号。


    モバイル

    ユーザーのモバイル番号。


    ページャ

    ユーザーのページャ番号。


    自宅住所

    ユーザーの住居の住所。


    住所

    ユーザーの住所。


    郵便番号

    ユーザーの住所の郵便番号。


    私書箱

    ユーザーの住所の私書箱番号。


    都道府県

    ユーザーの都道府県名。


    番地

    ユーザーが常駐する住所の番地。


    ユーザーが常駐する国。

    プリファレンス

    ロケール

    ユーザーのロケール・コード。


    タイムゾーン

    ユーザーのタイムゾーン。

    その他の属性

    共通名

    ユーザーの共通名。


    部門番号

    ユーザーの部門番号。


    従業員番号

    ユーザーの従業員番号。


    生成修飾子

    ユーザーが生成に適格かどうか。


    入社日

    ユーザーの入社日。


    地方名

    ユーザーが常駐する地方の名前。


    イニシャル

    ユーザーのイニシャル。


    役職

    ユーザーの役職。


  4. 「送信」または「下書きとして保存」をクリックします。ユーザーが正常に作成されたことを示すメッセージが表示されます。


    ヒント:

    ユーザーは次のいずれかの方法で作成できます。

    • Oracle Identity Administrationを使用

    • 自己登録

    • SPML WebサービスまたはAPIを使用

    前述のすべての方法について、Oracle Identity Managerでは、デフォルト・パスワード・ポリシー、またはデフォルト・ルールに対するパスワード・ポリシーが使用されます。別のパスワード・ポリシーを使用する場合は、Oracle Identity System Administrationを使用して、新しいパスワード・ポリシーをデフォルト・ルールに付加する必要があります。これを行う場合は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Manager管理者ガイドのパスワード・ポリシーの管理に関する項を参照してください。


11.3 ユーザーの詳細の表示

ユーザーの表示操作では、「ユーザーの詳細」ページで詳細なユーザー・プロファイル情報を表示できます。このページは、認可ポリシーでユーザー詳細の表示権限によりユーザーのプロファイルを表示する権限が付与されている場合に開くことができます。

ユーザーの詳細を表示する手順は、次のとおりです。

  1. 「アイデンティティ・セルフ・サービス」で、「管理」の下の「ユーザー」をクリックします。「ユーザーの検索」ページが表示されます。

  2. 詳細を表示するユーザーを検索します。

  3. 検索結果の表で、「ユーザー・ログイン」列のユーザー・ログイン名をクリックします。「ユーザーの詳細」ページが表示されます。

次のタブに、ユーザーの詳細が表示されます。

11.4 ユーザーの変更

ユーザー詳細から管理ユーザー変更タスクを実行できます。変更はユーザー詳細が表示されているページの複数のタブで個別に行うため、各タブで実行した変更は他のタブに影響を与えず、変更内容は個別に保存する必要があります。各タブで実行できる変更について、次の各項で概略を説明します。


注意:

ユーザーの変更操作は、付与されている認可権限に基づいて、直接的な操作になるか、または承認を受けるリクエストを生成します。


11.4.1 ユーザー属性の編集

ユーザーの属性を編集する手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」の下の「ユーザー」セクションで、属性を変更するユーザーを検索します。

  2. 検索結果表でユーザーを選択します。

  3. 次のいずれかの方法でユーザーを変更します。

    • ツールバーにある「編集」をクリックします。

    • 「アクション」メニューから、「編集」を選択します。

    • 変更するユーザー・レコードのユーザー・ログインをクリックします。「ユーザーの詳細」ページで、ツールバーにある「ユーザーの変更」をクリックします。

  4. 「ユーザーの変更」ページで、必要に応じて、各フィールドの属性の値を変更します。

  5. 「送信」をクリックします。属性の変更操作が正常に完了します。

11.4.2 ロールのリクエストと削除

「ユーザーの詳細」ページの「ロール」タブで、ロールを追加または削除できます。ユーザーにロールを割り当てる手順は、次のとおりです。

  1. 「ユーザーの詳細」ページで、「ロール」タブをクリックします。「ロール」タブに、このユーザーに割り当てられているロールのリストが表示されます。

  2. 「アクション」メニューで、「リクエスト」を選択します。または、ツールバーにある「ロールのリクエスト」をクリックします。「カタログ」ページが表示されます。

  3. 「カタログ」フィールドの横にある「検索」アイコンをクリックします。リクエストに使用可能なカタログ項目のリストが表示されます。


    注意:

    リクエストにユーザーが使用可能なカタログ項目は、ユーザーの管理ロールに対して定義された認可権限によって制御されます。


  4. リクエストするロールのカタログ項目を選択します。

  5. 「選択した項目をカートに追加」をクリックします。選択したロールのカタログ項目が、リクエスト・カートに追加されます。

  6. 「チェックアウト」をクリックします。リクエストが承認者によって承認されると、ロールはユーザーに割り当てられます。

    「表示と編集」をクリックすると、カタログ項目を編集できます。

ユーザーからロールを削除する手順は、次のとおりです。

  1. 「ユーザーの詳細」ページで、「ロール」タブをクリックします。「ロール」タブに、このユーザーに割り当てられているロールのリストが表示されます。

  2. 削除するロールを選択します。

  3. 「アクション」メニューで、「削除」を選択します。または、ツールバーにある「ロールの削除」をクリックします。「カタログ」ページが表示されます。

  4. 「カタログ」フィールドの横にある「検索」アイコンをクリックします。リクエストに使用可能なカタログ項目のリストが表示されます。

  5. 削除するロールのカタログ項目を選択します。

  6. 「選択した項目をカートに追加」をクリックします。選択したロールのカタログ項目が、リクエスト・カートに追加されます。

  7. 「チェックアウト」をクリックします。ロールは、ユーザーに付与された認可権限に応じて即時に削除されるか、リクエストが要求されるかのいずれかです。

    「表示と編集」をクリックすると、カタログ項目を編集できます。

11.4.3 権限のリクエスト、削除および変更

ユーザーの権限をリクエストする手順は、次のとおりです。

  1. 「ユーザーの詳細」ページで、「権限」をクリックします。「権限」タブに、このユーザーに割り当てられている権限のリストが表示されます。

  2. 「アクション」メニューで、「リクエスト」を選択します。または、ツールバーにある「権限」をクリックします。「カタログ」ページが表示されます。

  3. 「カタログ」フィールドの横にある「検索」アイコンをクリックします。リクエストに使用可能なカタログ項目のリストが表示されます。


    注意:

    リクエストにユーザーが使用可能なカタログ項目は、ユーザーの管理ロールに対して定義された認可権限によって制御されます。


  4. リクエストする権限のカタログ項目を選択します。

  5. 「選択した項目をカートに追加」をクリックします。選択した権限のカタログ項目が、リクエスト・カートに追加されます。

  6. 「チェックアウト」をクリックします。「カート詳細」ページが表示されます。

  7. (オプション)リクエストされた権限に対し、必要に応じて任意の追加情報を入力します。この追加情報は、権限フォームがシステム管理者によって生成または再生成されている場合、権限に関連付けられたフォームを使用して追加できます。

    たとえば、権限の有効開始日および有効終了日を入力できます。この場合、承認者はその追加情報を確認したり、変更したりして、権限のプロビジョニングが可能かどうかを決定できます。承認者がリクエストを承認すると、権限がユーザーに割り当てられます。

ユーザーから権限を削除する手順は、次のとおりです。

  1. 「ユーザーの詳細」ページで、「権限」をクリックします。「権限」タブに、このユーザーに割り当てられている権限のリストが表示されます。

  2. 削除する権限を選択します。

  3. 「アクション」メニューで、「削除」を選択します。または、ツールバーにある「権限の削除」をクリックします。「カタログ」ページが表示されます。

  4. 「カタログ」フィールドの横にある「検索」アイコンをクリックします。リクエストに使用可能なカタログ項目のリストが表示されます。

  5. 削除する権限のカタログ項目を選択します。

  6. 「選択した項目をカートに追加」をクリックします。選択した権限のカタログ項目が、リクエスト・カートに追加されます。

  7. 「チェックアウト」をクリックします。リクエストが承認者によって承認されると、権限はユーザーから削除されます。

    「表示と編集」をクリックすると、カタログ項目を編集できます。

11.4.4 アカウントのリクエスト、削除および変更

「ユーザーの詳細」ページの「アカウント」タブでは、次のアカウント変更操作を実行できます。

11.4.4.1 アカウントのリクエスト

アプリケーション・インスタンスをリクエストすることでアカウントをリクエストできます。次のタイプのアカウントをリクエストできます(アプリケーション・インスタンス)。

  • プライマリ・アカウント: プライマリ・アカウントは、ターゲット・アプリケーションのユーザーに対して作成される最初のアカウントです。つまり、リクエストされる最初のアプリケーション・インスタンスがプライマリ・アカウントです。Oracle Identity Managerは、1つのアプリケーション・インスタンスに対して複数のアカウントをサポートしています。作成される最初のアカウントはプライマリ・アカウントとしてタグが付けられ、ユーザーにとって唯一のプライマリ・アカウントになります。プライマリ・アカウントには、他のアカウント(プライマリ以外のアカウント)が関連付けられます。ユーザーが権限をリクエストすると、その権限がプライマリ・アカウントに追加されます。

  • プライマリ以外のアカウント: ユーザーがプライマリ・アカウントを所有しており、同じターゲット・アプリケーションの別のアカウントをリクエストすると、そのアカウントはプライマリ以外のアカウントになります。1人のユーザーは複数のプライマリ以外のアカウントを持つことができますが、プライマリ・アカウントは1つのみです。


関連項目:

アカウントのプライマリとしてのマークの詳細は、「アカウントのプライマリとしてのマーク」を参照してください。


アカウントをリクエストする手順は、次のとおりです。

  1. 「ユーザーの詳細」ページで、「アカウント」タブをクリックします。このタブにユーザーのアカウントがリストされます。

  2. 「アクション」メニューで、「リクエスト」を選択します。または、ツールバーにある「アカウントのリクエスト」をクリックします。「カタログ」ページが表示されます。

  3. 「カタログ」フィールドの横にある「検索」アイコンをクリックします。リクエストに使用可能なカタログ項目のリストが表示されます。


    注意:

    リクエストにユーザーが使用可能なカタログ項目は、ユーザーの管理ロールに対して定義された認可権限によって制御されます。


  4. リクエストするアカウントのカタログ項目を選択します。つまり、リクエストするアプリケーション・インスタンスを選択します。

  5. 「選択した項目をカートに追加」をクリックします。選択したアカウントのカタログ項目が、リクエスト・カートに追加されます。

  6. 「チェックアウト」をクリックします。リクエストが承認者によって承認されると、アカウントはユーザーに付与されます。

    「表示と編集」をクリックすると、カタログ項目を編集できます。

11.4.4.2 アカウントの変更

ユーザーのアカウントを変更する手順は、次のとおりです。

  1. 「アカウント」タブで、変更するアカウントを選択します。

  2. 「アクション」メニューで、「変更」を選択します。または、ツールバーにある「アカウントの変更」をクリックします。編集可能なアカウントの詳細が表示されます。

  3. 変更するフィールを編集します。

  4. 「送信準備ができています」をクリックしてから、「送信」をクリックします。

11.4.4.3 アカウントの削除

ユーザーからアカウントを削除する手順は、次のとおりです。

  1. 「アカウント」タブで、変更するアカウントを選択します。

  2. 「アクション」メニューで、「削除」を選択します。または、ツールバーにある「アカウントの削除」をクリックします。「アカウントの削除」ページが表示されます。

  3. 「送信」をクリックします。

11.4.4.4 アカウントのプライマリとしてのマーク付け

Oracle Identity Managerでは、1つのアプリケーション・インスタンスで複数のアカウントをサポートしています。作成された最初のアカウントはプライマリ・アカウントとしてタグが付けられ、ユーザーに対して1つのみのプライマリ・アカウントが存在します。プライマリ・アカウントには、他のアカウント(プライマリ以外のアカウント)が関連付けられます。

権限のすべてのタイプが、リクエスト・カタログでのリクエストに使用可能です。権限に対するリクエストが承認されると、プライマリ以外のアカウントではなく、プライマリ・アカウントに関連付けられます。

ユーザーがアプリケーション・インスタンスにプロビジョニングされると、Oracle Identity Managerは、そのアプリケーション・インスタンスでユーザーにプロビジョニングされた最初のアカウントであるかを確認します。そうでれば、アカウントはプライマリとしてマークされます。既存のユーザー・アカウントがアプリケーション・インスタンスからリコンサイルされている場合、リコンサイルされた最初のアカウントがプライマリとしてマークされます。

ユーザーが所有できるプライマリ・アカウントは1つのみです。ただし、Oracle Identity Managerでは、1つのアプリケーション・インスタンスに対して複数のアカウントをサポートしています。プライマリとしてマークされたアカウントが実際のプライマリ・アカウントでない場合、そのアカウントのプライマリ・タグを手動で変更して、別のアカウントをプライマリとしてマークできます。これを行うことによって、ユーザーが権限をリクエストする場合に、その権限がプライマリ・アカウントに追加されることを確認できます。

アカウントをプライマリとしてマークする手順は、次のとおりです。

  1. 「アカウント」タブで、プライマリとしてマークするアカウントを選択します。

  2. 「アクション」メニューで、「プライマリにする」を選択します。または、ツールバーにある「プライマリにする」をクリックします。

    確認を求めるメッセージが表示されます。

  3. 「はい」をクリックして確認します。アカウントがプライマリとしてマークされます。

11.4.4.5 アカウントの無効化

「有効」状態のアカウントを無効化できます。アカウントを無効化する手順は、次のとおりです。

  1. 「アカウント」タブで、無効化するアカウントを選択します。

  2. 「アクション」メニューで、「無効化」を選択します。または、ツールバーにある「無効化」をクリックします。

  3. 「送信」をクリックします。アカウントが無効の場合。

11.4.4.6 アカウントの有効化

「無効」状態のアカウントを有効化できます。アカウントを有効化する手順は、次のとおりです。

  1. 「アカウント」タブで、無効化されているアカウントでこれから有効化しようとするものを選択します。

  2. 「アクション」メニューで、「有効化」を選択します。または、ツールバーにある「有効化」を選択します。

  3. 「送信」をクリックします。アカウントが有効化されます。

11.4.5 直属の部下の詳細の変更

直属の部下の詳細を変更する手順は、次のとおりです。

  1. 「ユーザーの詳細」ページで、「直属の部下」タブをクリックします。このタブには、開かれてるユーザーの直属の部下がリストされます。

  2. 変更するユーザーまたは直属の部下を選択します。

  3. 「アクション」メニューで「開く」をクリックします。または、ツールバーにある「開く」をクリックします。選択した直属の部下の「ユーザーの詳細」ページが表示されます。ツールバーとタブを使用して、直属の部下の詳細を変更します。

11.5 ユーザーの無効化

「有効」状態のユーザーを無効化する手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」の下の「ユーザー」セクションで、無効化するユーザーを検索して選択します。

  2. 次のいずれかの方法でユーザーを無効化します。

    • ツールバーにある「無効化」をクリックします。

    • 「アクション」メニューから「無効化」を選択します。

    • 無効化するユーザー・レコードのユーザー・ログインをクリックします。「ユーザーの詳細」ページで、ツールバーにある「ユーザーの無効化」をクリックします。

  3. 「ターゲット・ユーザー」セクションで、プラス・アイコン(+)をクリックしてターゲット・ユーザーを検索し、無効化するユーザーのリストに追加します。また、各ユーザーの「ユーザーの詳細」リンクをクリックすると、ユーザーの詳細を表示できます。

  4. 必要に応じて、「理由」および「有効日」セクションで、選択したユーザーを無効化する理由および有効日を指定します。「送信」をクリックします。ユーザーが正常に無効化されたことを示すメッセージが表示されます。

11.6 ユーザーの有効化

無効化されたユーザーを有効化する手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」の下の「ユーザー」セクションで、有効化するユーザーを検索して選択します。

  2. 次のいずれかの方法でユーザーを有効化します。

    • ツールバーにある「有効化」をクリックします。

    • 「アクション」メニューから「有効化」を選択します。

    • 有効化するユーザー・レコードのユーザー・ログインをクリックします。「ユーザーの詳細」ページで、ツールバーにある「ユーザーの有効化」をクリックします。

  3. 「ターゲット・ユーザー」セクションで、プラス・アイコン(+)をクリックしてターゲット・ユーザーを検索し、有効化するユーザーのリストに追加します。また、各ユーザーの「ユーザーの詳細」リンクをクリックすると、ユーザーの詳細を表示できます。

  4. 必要に応じて、「理由」および「有効日」セクションで、選択したユーザーを有効化する理由および有効日を指定します。「送信」をクリックします。ユーザーが正常に有効化されたことを示すメッセージが表示されます。

11.7 ユーザーの削除

ユーザーを削除するには、次のようにします。

  1. 「管理」の下の「ユーザー」セクションで、削除するユーザーを検索して選択します。

  2. 次のいずれかの方法でユーザーを削除します。

    • ツールバーにある「削除」をクリックします。

    • 「アクション」メニューから「削除」を選択します。

    • 削除するユーザー・レコードのユーザー・ログインをクリックします。「ユーザーの詳細」ページで、ツールバーにある「ユーザーの削除」をクリックします。

  3. 選択したユーザーが「ターゲット・ユーザー」セクションに表示されることを確認します。

  4. 必要な場合、「ターゲット・ユーザー」セクションで、プラス・アイコン(+)をクリックしてターゲット・ユーザーを検索し、削除するユーザーのリストに追加します。また、各ユーザーの「ユーザーの詳細」リンクをクリックすると、ユーザーの詳細を表示できます。

  5. 「理由」フィールドに、ユーザーを削除する理由を入力します。

  6. 「有効日」フィールドで、ユーザーのアカウントを削除する日を指定します。

  7. 「送信」をクリックします。ユーザーを削除する承認を条件とするリクエストが作成されます。

11.8 ユーザー・アカウントのロック

ユーザーのアカウントをロックする手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」の下の「ユーザー」セクションで、ロックするユーザーを検索して選択します。

  2. 次のいずれかの方法でユーザーをロックします。

    • ツールバーにある「アカウントのロック」をクリックします。

    • 「アクション」メニューから「アカウントのロック」を選択します。

    • ロックするユーザー・レコードのユーザー・ログインをクリックします。「ユーザーの詳細」ページで、ツールバーにある「アカウントのロック」をクリックします。

  3. 表示される確認メッセージで、「ロック」をクリックします。選択したユーザーのアカウントがロックされます。


注意:

ユーザー・ログイン名に特殊文字があるユーザーはロックできません。

ユーザー・ログイン名に特殊文字が含まれているユーザー・アカウントをロックしようとすると、次のエラーが表示されます。

An unknown exception occurred, please review server logs.The user with the key USER_KEY does not exist.

次の特殊文字は、ユーザー・ログイン名に使用できません。

[!@#$%î&*()_-+=[{]}\|;:'",<.>/?


11.9 ユーザー・アカウントのロック解除

ユーザーのアカウントをロック解除する手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」の下の「ユーザー」セクションで、ロック解除するユーザーを検索して選択します。

  2. 次のいずれかの方法でユーザーをロック解除します。

    • ツールバーにある「アカウントのロック解除」をクリックします。

    • 「アクション」メニューから「アカウントのロック解除」を選択します。

    • ロック解除するユーザー・レコードのユーザー・ログインをクリックします。「ユーザーの詳細」ページで、ツールバーにある「アカウントのロック解除」をクリックします。

  3. 表示される確認メッセージで、「ロック解除」をクリックします。選択したユーザーのアカウントがロック解除されます。