Oracle® Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス 11gリリース2 (11.1.2.2.0) B71704-04 |
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表8-1のカテゴリのOracle メタデータ・サービス(MDS)のコマンドを使用して、MDSを管理します。
MDSリポジトリの作成および管理の詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのOracleメタデータ・リポジトリの管理に関する項を参照してください。各操作を実行するために必要なロールの詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのMDS操作の理解に関する項を参照してください。
注意: これらのMDSカスタムWLSTコマンドを使用するには、Oracle共通ホームからWLSTスクリプトを呼び出す必要があります。Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのカスタムWLSTコマンドの使用に関する項を参照してください。 |
表8-1 MDSコマンドのカテゴリ
コマンド・カテゴリ | 説明 |
---|---|
|
MDSリポジトリを管理します。 |
|
MDSリポジトリのアプリケーション・メタデータを管理します。 |
|
MDSリポジトリ内のサンドボックスのメタデータを管理します。 |
|
アプリケーションのラベルを管理します。 |
|
アプリケーションのデプロイメントを管理します。 |
|
テナントを管理します。 |
表8-2に示すMDSコマンドを使用して、MDSリポジトリを管理します。「WLSTでの使用」列で、オンラインとは、実行中の管理サーバーに接続されている場合にのみ、コマンドが使用可能であることを意味します。オフラインとは、コマンドが実行中のサーバーに接続されてない場合のみに使用されることを意味します。オンラインまたはオフラインとは、コマンドは両方の状況に使用できることを意味します。
表8-2 リポジトリ管理コマンド
このコマンドを使用します... | 次を行うには... | WLSTの使用... |
---|---|---|
|
メタデータ・リポジトリ・パーティションを作成します。 |
オンライン |
|
メタデータ・リポジトリ・パーティションを削除します。 |
オンライン |
deregisterMetadataDBRepository |
データベース・ベースのMDSリポジトリを登録解除します。 |
オンライン |
|
データベース・ベースのMDSリポジトリを登録します。 |
オンライン |
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLSTでの使用: オンライン
メタデータ・リポジトリは、様々なアプリケーションのメタデータを管理する共通リポジトリとして使用されます。多くのアプリケーションでは、MDSリポジトリを使用してそのメタデータが管理されます。デプロイされた各アプリケーションでは、メタデータ・リポジトリに論理パーティションを使用します。この論理パーティションはメタデータ・ライフサイクルを管理するためにも役立ちます。アプリケーションをデプロイする前に、MDSリポジトリにパーティションを作成します。このコマンドは、指定したリポジトリに特定の名前でパーティションを作成します。
createMetadataPartition(repository, partition)
引数 | 定義 |
---|---|
repository
|
パーティションが作成されるリポジトリの名前。 |
partition
|
リポジトリに作成するパーティションの名前。 |
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLSTでの使用: オンライン
deleteMetadataPartition(repository, partition)
引数 | 定義 |
---|---|
repository
|
パーティションを含むリポジトリの名前。 |
partition
|
リポジトリで削除するパーティションの名前。 |
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLSTでの使用: オンライン
データベース・メタデータ・リポジトリの、ドメイン内のシステムJDBCデータ・ソースとしての登録を削除します。このコマンドが正常に完了したら、アプリケーションはこのリポジトリを使用できなくなります。
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLSTでの使用: オンライン
データベース・メタデータ・リポジトリをアプリケーションで使用できるようにするには、WebLogic Serverインスタンスに登録する必要があります。このコマンドは、データベース・ベースのメタデータ・リポジトリとして使用するためにドメインにシステムJDBCデータ・ソースを登録します。
registerMetadataDBRepository(name, dbVendor, host, port, dbName, user, password [, targetServers])
引数 | 定義 |
---|---|
name
|
登録するリポジトリの名前。指定された名前がmds-で始まっていない場合、コマンドは接頭辞mds-を追加します。 |
dbVendor
|
データベース・ベンダー。許容値は、ORACLE、MSSQL、IBMDB2およびMYSQLです。 |
host
|
データベースのホスト名またはIPアドレス。 |
port
|
データベースで使用されるポート番号。 |
dbName
|
データベースのサービス名。例: orcl.hostname.com |
user
|
データベース・ユーザー名。 |
password
|
データベース・ユーザーのパスワード。 |
targetServers
|
オプション。このリポジトリの登録先となるWebLogic Serverインスタンス。この引数を指定しない場合、リポジトリが管理サーバーのみに登録されます。複数のサーバーを指定するには、名前をカンマで区切って入力します。 アプリケーションがデプロイされるすべての管理対象サーバーにリポジトリを登録します。 |
次の例では、メタデータ・リポジトリmyrepos
を2つのサーバーに登録し、データベース・パラメータを指定します。
wls:/weblogic/serverConfig> registerMetadataDBRepository('myrepos','ORACLE', 'test.oracle.com','1521','mds', 'user1','x','server1, server2') Executing operation: registerMetadataDBRepository. Metadata DB repository "mds-myrepos" was registered successfully. 'mds-myrepos'
表8-3のコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを管理します。
表8-3 アプリケーション・メタデータ・コマンド
このコマンドを使用します... | 次を行うには... | WLSTの使用... |
---|---|---|
|
アプリケーション・リポジトリのメタデータを削除します。 |
オンライン |
|
アプリケーションのメタデータをエクスポートします。 |
オンライン |
|
アプリケーションのメタデータをインポートします。 |
オンライン |
|
メタデータをパージします。 |
オンライン |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLSTでの使用: オンライン
アプリケーション・リポジトリから選択されたドキュメントを削除します。バージョニングをサポートするリポジトリ(つまり、データベース・ベースのリポジトリ)に対してこのコマンドが実行される場合、削除は論理的に行われ、選択されたドキュメントのヒント・バージョン(最新バージョン)がMDSリポジトリ・パーティションで削除済としてマークされます。
メタデータは、別のリポジトリに移動される場合、削除する必要があります。この場合、メタデータをエクスポートした後、元のリポジトリのメタデータを削除できます。
deleteMetadata(application, server, docs [, restrictCustTo] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs] [, excludeExtendedMetadata] [, cancelOnException] [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータを削除するアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
docs
|
完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。 アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。 たとえば、「/oracle/*」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含めますが、「/oracle/mds/」の中のドキュメントを含めません。 別の例では、「/oracle/**」は、「/oracle/」の下のすべてのドキュメントを含め、「/oracle/mds/」の下のドキュメントおよびネームスペース・チェーンの連続のドキュメントも含めます。 |
restrictCustTo
|
オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみを削除するように、削除操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 例: restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみが削除されます。adf-config.xmlでcust-config要素が宣言されていない場合、すべてのカスタマイズ・クラスが削除されます。 この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズが削除されます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットを削除するには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズを削除することもできます。 |
excludeAllCust
|
オプション。すべてのカスタマイズ・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 この引数のデフォルトはfalseです。restrictCustToオプションをオーバーライドします。 |
excludeBaseDocs
|
オプション。ベース・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
excludeExtendedMetadata
|
オプション。拡張されたメタデータ・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
cancelOnException
|
オプション。例外が発生する場合削除操作を中止するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。中止すると、削除が対象ストアでサポートされる場合、ロールバックされます。この引数のデフォルトはtrueです。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。 |
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたmdsApp
からパッケージmypackage
のメタデータ・ファイルを削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='mdsapp', server='server1', docs='/mypackage/*') Executing operation: deleteMetadata. "deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is: List of documents successfully deleted: /mypackage/jobs.xml /mypackage/mo.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site1/jobs.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site1/mo.xml.xml 4 documents successfully deleted.
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたmdsApp
からパッケージmypackage
のメタデータ・ファイルを削除し、拡張されたメタデータおよびすべてのカスタマイズを除外します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='mdsapp', server='server1', docs='/mypackage/*', cancelOnException='false', excludeExtendedMetadata='true', excludeAllCust='true') Executing operation: deleteMetadata. "deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is: List of documents successfully deleted: /mypackage/jobs.xml /mypackage/mo.xml 2 documents successfully deleted.
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションapp1
からパッケージmypackage
のテナントtenant1
に属しているメタデータ・ファイルを削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='app1', server='server1', docs='/mypackage/**', tenantName='tenant1') Executing operation: deleteMetadata. deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is: List of documents successfully deleted: /mypackage/jobs.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site1/jobs.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site2/mo.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/user/user1/mo.xml.xml
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLSTでの使用: オンライン
アプリケーション・メタデータをエクスポートします。このコマンドおよびimportMetadataコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを、あるサーバー位置(たとえばテスト・システム)から別のサーバー位置(たとえば本番システム)に転送します。
このコマンドは、カスタマイズも含めてアプリケーション・メタデータをエクスポートします。ただし、デフォルトでは、adf.config.xmlのcust-config要素で定義されているカスタマイズ・クラスのカスタマイズのみがエクスポートされます。宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートするには、restrictCustToオプションを使用します。
exportMetadata(application, server, toLocation [, docs] [, restrictCustTo] [, excludeCustFor] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs] [, excludeExtendedMetadata] [, excludeSeededDocs] [, fromLabel][, toLabel] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータのエクスポート元となるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
toLocation
|
ソース・パーティションから選択されたドキュメントの転送先となるターゲット・ディレクトリまたはアーカイブ・ファイル(.jar、.JAR、.zipまたは.ZIP)。ディレクトリにエクスポートする場合、そのディレクトリは、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリかネットワーク・ディレクトリまたはファイルである必要があります。アーカイブにエクスポートする場合、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリかネットワーク・ディレクトリまたはファイルにあるアーカイブ、あるいはコマンドが実行されているシステムにあるアーカイブを指定できます。 その場所がファイル・システムに存在しない場合、ディレクトリが作成されます。ただし、名前が.jar、.JAR、.zipまたは.ZIPで終わっている場合は、アーカイブ・ファイルが作成されます。そのアーカイブ・ファイルがすでに存在する場合、exportMetadata操作によりファイルが上書きされます。 この引数は、1つのサーバーから別のサーバーにメタデータを転送するときに一時ファイル・システムとして使用できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのメタデータのテスト・システムから本番システムへの移動に関する項を参照してください。 |
docs
|
オプション。完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。 この引数は、デフォルトで/**に設定されます。この設定では、リポジトリ内のすべてのメタデータがエクスポートされます。 アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。 たとえば、「/oracle/*」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含めますが、「/oracle/mds/」の中のドキュメントを含めません。 「/oracle/**」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含め、「/oracle/mds/」の中のすべてのドキュメントおよびネームスペース・チェーンの連続のドキュメントも含めます。 |
restrictCustTo
|
オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみをエクスポートするように、エクスポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 例: restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみがエクスポートされます。adf-config.xmlでcust-config要素が宣言されていない場合、すべてのカスタマイズ・クラスがエクスポートされます。 この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがエクスポートされます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをエクスポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートすることもできます。 excludeAllCust引数も指定すると、この引数は無視されます。 |
excludeCustFor
|
オプション。指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントをエクスポートから除外するように、エクスポート操作を制限するために使用するカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリスト。 excludeAllCust引数も指定すると、この引数は無視されます。 |
excludeAllCust
|
オプション。すべてのカスタマイズ・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。この引数は、restrictCustToおよびexcludeCustFor引数をオーバーライドします。 |
excludeBaseDocs
|
オプション。ベース・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
excludeExtendedMetadata
|
オプション。拡張されたメタデータ・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
excludeSeededDocs |
オプション。すべてのドキュメントをエクスポートするか、非シード・ドキュメントのみをエクスポートするかを指定するブール値(trueまたはfalse)。シード・ドキュメントとは、MARでパッケージ化されているドキュメントです。 シード・ドキュメントを除外するには、trueを指定します。 デフォルトはfalseです。 |
fromLabel
|
オプション。このラベルに関連付けられているソース・パーティションからドキュメントを転送します。 |
toLabel
|
オプション。ソース・パーティションからfromLabelとtoLabelの間にデータを転送するために、fromLabelと連携して動作します。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
remote |
オプション。アーカイブ・ファイルを、アプリケーションがデプロイされている場所に書き込むか(false)、コマンドが実行されているシステムに書き込むか(true)を指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトはfalseです。 |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。 |
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
からすべてのメタデータ・ファイルをエクスポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> exportMetadata(application='mdsapp', server='server1',toLocation='/tmp/myrepos',docs='/**') Location changed to domainRuntime tree. This is a read-only tree with DomainMBean as the root. For more help, use help(domainRuntime) Executing operation: exportMetadata. "exportMetadata" operation completed. Summary of "exportMetadata" operation is: List of documents successfully transferred: /mypackage/write.xml /mypackage/write1.xml /sample1.jspx
次の例では、ラベルlabel1
からラベルlabel2
にレイヤーuser
の中のベース・ドキュメントを除いてカスタマイズ・ドキュメントのみをエクスポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> exportMetadata(application='mdsapp', server='server1',toLocation='/tmp/myrepos', restrictCustTo='user', excludeBaseDocs='true', fromLabel='label1', toLabel='label2', applicationVersion='11.1.1') List of documents successfully transferred: /mypackage/mdssys/cust/user/user1/write1.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/user/user2/write2.xml.xml 2 documents successfully transferred.
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLSTでの使用: オンライン
アプリケーション・メタデータをインポートします。exportMetadataコマンドおよびこのコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを、あるサーバー位置(たとえばテスト・システム)から別のサーバー位置(たとえば本番・システム)に転送します。
importMetadata(application, server, fromLocation [, docs] [, restrictCustTo] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs] [, excludeExtendedMetadata] [, excludeUnmodifiedDocs] [, cancelOnException] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータをインポートするアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
fromLocation
|
転送するドキュメントの選択元となるソース・ディレクトリまたはアーカイブ・ファイル。ディレクトリにエクスポートした場合、そのディレクトリは、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリかネットワーク・ディレクトリまたはファイルである必要があります。アーカイブにエクスポートした場合、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリかネットワーク・ディレクトリまたはファイルにあるアーカイブ、あるいはコマンドが実行されているシステムにあるアーカイブを指定できます。 この引数は、1つのサーバーから別のサーバーにメタデータを転送するときに一時ファイル・システム場所として使用できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのメタデータのテスト・システムから本番システムへの移動に関する項を参照してください。 |
docs
|
オプション。完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。 この引数は、デフォルトで/**に設定されます。この設定では、リポジトリ内のすべてのドキュメントがインポートされます。 アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。 たとえば、「/oracle/*」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含めますが、「/oracle/mds/」の中のドキュメントを含めません。 「/oracle/**」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含め、「/oracle/mds/」の中のすべてのドキュメントおよびネームスペース・チェーンの連続のドキュメントも含めます。 |
restrictCustTo
|
オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスを含めて、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみをインポートするように、インポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 例: restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみがインポートされます。adf-config.xmlでcust-config要素が宣言されていない場合、すべてのカスタマイズ・クラスがインポートされます。 この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがインポートされます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをインポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートすることもできます。 excludeAllCust引数も指定すると、この引数は無視されます。 |
excludeAllCust
|
オプション。すべてのカスタマイズ・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。この引数は、restrictCustTo引数をオーバーライドします。 |
excludeBaseDocs
|
オプション。ベース・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
excludeExtendedMetadata
|
オプション。拡張されたメタデータ・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
excludeUnmodifiedDocs |
オプション。変更されたドキュメントのみをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 trueを指定すると、変更されたドキュメントのみがインポートされます。 デフォルトはfalseです。 |
cancelOnException
|
オプション。例外が発生した場合インポート操作を中止するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトはtrueです。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
remote |
オプション。アーカイブ・ファイルが、アプリケーションがデプロイされている場所にあるか(false)、コマンドが実行されているシステム上にあるか(true)を指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトはfalseです。 |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。 |
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
に、/tmp/myreposで使用可能なすべてのメタデータをインポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> importMetadata(application='mdsapp', server='server1', fromLocation='/tmp/myrepos',docs="/**") Executing operation: importMetadata. "importMetadata" operation completed. Summary of "importMetadata" operation is: List of documents successfully transferred: /app1/jobs.xml /app1/mo.xml 2 documents successfully transferred.
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLSTでの使用: オンライン
アプリケーションのリポジトリから、ラベルのないドキュメントの古い(ヒント以外の)バージョンをパージします。存続期間(olderThan引数)に基づいて、ラベルのない期限切れのドキュメントはすべてパージされます。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリ(つまり、データベース・ベースのリポジトリ)にのみ適用できます。
purgeMetadata(application, server, olderThan [, applicationVersion])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
パージ 操作が実行されるリポジトリでのパーティションを識別するために使用されるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
olderThan
|
この値(秒単位)よりも古いドキュメント・バージョンがパージされます。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
表8-4のコマンドを使用して、サンドボックス内のメタデータを管理します。サンドボックスとは、本番システムに移動する前に変更をテストするための一時的な場所です。サンドボックスは、適用されるまでほとんどのユーザーからは見えません。
表8-4 サンドボックス・メタデータ管理コマンド
このコマンドを使用します... | 次を行うには... | WLSTの使用... |
---|---|---|
|
サンドボックスからメタデータをエクスポートします。 |
オンライン |
|
サンドボックスにメタデータをインポートします。 |
オンライン |
コマンド・カテゴリ: サンドボックス・メタデータ管理
WLSTでの使用: オンライン
exportSandboxMetadata(application, server, toArchive, sandboxName [, restrictCustTo] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName)
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータのエクスポート元となるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
toArchive
|
サンドボックス・コンテンツの転送先となるターゲット・アーカイブ・ファイル(.jar、.JAR、.zipまたは.ZIP)。アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリまたはネットワーク・ディレクトリにあるアーカイブを指定できます。-remote引数を指定すると、コマンドが実行されているシステム上のアーカイブを指定できます。 |
sandboxName
|
エクスポートするサンドボックスの名前。 |
restrictCustTo
|
オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみをエクスポートするように、エクスポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 例: restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、またはこの引数の値としてパーセント(%)を指定した場合は、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがエクスポートされます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをエクスポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートすることもできます。 excludeAllCust引数も指定すると、この引数は無視されます。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
remote
|
オプション。アーカイブ・ファイルを、アプリケーションがデプロイされている場所に書き込むか(false)、コマンドが実行されているシステムに書き込むか(true)を指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトはfalseです。 |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。 |
コマンド・カテゴリ: サンドボックス・メタデータ管理
WLSTでの使用: オンライン
サンドボックス・アーカイブのコンテンツを、指定されたアプリケーションのMDSリポジトリ・パーティション内の別のサンドボックスにインポートします。また、特定のアプリケーションのMDSリポジトリ・パーティション内のサンドボックスにある特定のアーカイブのコンテンツを更新することもできます。adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがインポートされます。
データベース・ベースのMDSリポジトリでのみ、このコマンドを使用できます。
importSandboxMetadata(application, server, fromArchive [, forceSBCreation] [, useExistingSandbox] [, sandboxName] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータをインポートするアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
fromArchive
|
転送するドキュメントの選択元となるソース・アーカイブ・ファイル。アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリまたはネットワーク・ディレクトリにあるアーカイブを指定できます。 |
forceSBCreation
|
オプション。操作によって同じ名前の既存のサンドボックスを上書きするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。引数が デフォルトは |
useExistingSandbox |
オプション。trueに設定されると、アーカイブのコンテンツが、 デフォルトは |
sandboxName |
オプション。更新するサンドボックスの名前。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
remote
|
オプション。アーカイブ・ファイルが、アプリケーションがデプロイされている場所にあるか(false)、コマンドが実行されているシステム上にあるか(true)を指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトは |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。 |
次の例では、サンドボックスsandbox1.jarのコンテンツをインポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> importSandboxMetadata(application='myapp', 'server1'', '/tmp/sandbox1.jar')
次の例では、サンドボックスsandbox1.jarを更新します。
wls:/weblogic/serverConfig>importSandboxMetadata('myapp', 'server1', '/tmp/sandbox1.jar', useExistingSandbox='true', sandboxName='sandbox1')
表8-5のコマンドを使用して、アプリケーションのラベルを管理します。
表8-5 アプリケーション・ラベル管理コマンド
このコマンドを使用します... | 次を行うには... | WLSTの使用... |
---|---|---|
|
メタデータ・ラベルを作成します。 |
オンライン |
|
リポジトリ・パーティションからメタデータ・ラベルを削除します。 |
オンライン |
|
リポジトリ・パーティションのメタデータ・ラベルを示します。 |
オンライン |
|
ラベルに関連付けられるメタデータを先頭に昇格させます。 |
オンライン |
|
指定された条件に一致するラベルを削除します。 |
オンライン |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLSTでの使用: オンライン
createMetadataLabel(application, server, name [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
このアプリケーションに対して構成したパーティション内にラベルが作成されるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、いずれのサーバー名も使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
name
|
リポジトリ・パーティション内に作成するラベルの名前。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。 |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLSTでの使用: オンライン
deleteMetadataLabel(application, server, name [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
ラベルを削除するパーティションが関連付けられるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、いずれのサーバー名も使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
name
|
リポジトリ・パーティションに削除するラベルの名前。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。 |
コマンド・カテゴリ:
WLSTでの使用: オンライン
listMetadataLabels(application, server [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
リポジトリ・パーティション内のすべてのラベルを一覧表示する対象のアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、いずれのサーバー名も使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。 |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLSTでの使用: オンライン
リポジトリにある先頭のバージョンにラベルに関連付けられるドキュメントを昇格します。このコマンドは、ロールバック機能の実現に役立ちます。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリにのみ適用されます。
promoteMetadataLabel(application, server, name [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータを先頭に昇格させるリポジトリが関連するアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、いずれのサーバー名も使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
name
|
リポジトリ・パーティションに昇格するラベルの名前。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。 |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLSTでの使用: オンライン
指定されたパターンまたは経過期間に一致するメタデータ・ラベルをパージまたは一覧表示しますが、ラベルの一部であったメタデータ・ドキュメントは削除しません。purgeMetadataコマンドを実行することで、ドキュメントを削除できます。
purgeMetadataLabels(repository, partition [, namePattern] [, olderThanInMin] [, infoOnly] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
repository
|
メタデータ・ラベルがパージまたは一覧表示されるパーティションを含むMDSリポジトリの名前。 |
partition
|
メタデータ・ラベルがパージまたは一覧表示されるパーティションの名前。 |
namePattern
|
オプション。ラベルの名前に一致するパターン。パターンには、次の特殊文字を含めることができます。
|
olderThanInMin
|
オプション。ラベルの経過期間(分単位)。デフォルトは525600 (1年)です。 |
infoOnly
|
オプション。有効な値はtrueまたはfalseです。これを デフォルトは |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。 |
次の例では、指定されたnamePatternに一致するラベルを一覧表示しますが、それらのラベルは削除しません。
wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadataLabels(repository='mds-myRepos', partition='partition1', namePattern='mylabel*', infoOnly='true' )
次の例では、指定されたnamePatternに一致し、かつ1年以上経過したラベルをパージします。
wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadataLabels(repository='mds-myRepos', partition='partition1', namePattern='mylabel*')
次の例では、指定されたnamePatternに一致し、かつ30分以上経過したラベルを削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadataLabels(repository='mds-myRepos', partition='partition1', namePattern='mylabel*', olderThanInMin='30')
表8-6のコマンドを使用して、デプロイメントを管理します。
表8-6 アプリケーション管理デプロイメント・コマンド
このコマンドを使用します... | 次を行うには... | WLSTの使用... |
---|---|---|
|
MDSArchiveConfigオブジェクトを返します。 |
オフライン |
|
MARをインポートします。 |
オンライン |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理デプロイメント
WLSTでの使用: オフライン
指定されたアーカイブのMDSArchiveConfigオブジェクトにハンドルを返します。返されるMDSArchiveConfigオブジェクトのメソッドは、アーカイブにアプリケーションおよび共有リポジトリ構成を変更するために使用できます。
MDSArchiveConfigオブジェクトでは、次のメソッドが提供されます。
setAppMetadataRepository - このメソッドは、アプリケーション・メタデータ・リポジトリの接続詳細を設定します。
アーカイブの既存のadf-config.xmlファイルにアプリケーションのメタデータ・リポジトリの構成が含まれていない場合、ターゲット・リポジトリを定義するために必要なすべての引数を指定する必要があります。データベース・ベースのリポジトリを定義するには、リポジトリ、パーティション、タイプおよびjndi引数を提供します。ファイル・ベースのリポジトリの場合、jndiのかわりにパス引数を提供します。
adf-config.xmlファイルには、アプリケーションのメタデータ・リポジトリの一部の構成がすでに存在する場合、変更する引数のサブセットのみ提供できます。この場合すべての引数を提供する必要はありません。ただし、ストア・タイプを変更する場合、対応するjndiまたはパス引数が必要です。
setAppSharedMetadataRepository - このメソッドは、指定したネームスペースにマップするアプリケーション・アーカイブに共有リポジトリの接続詳細を設定します。
アーカイブの既存のadf-config.xmlファイルに、指定されたネームスペースにマップされる共有メタデータ・リポジトリの構成が含まれていない場合、必要なすべての引数(この場合は、リポジトリ、パーティション、タイプおよびjndiまたはパス)を指定する必要があります。データベース・ベースのリポジトリの場合、jndi引数を提供します。ファイル・ベースのリポジトリの場合、パースは必須の引数です。
指定したネームスペースにマップされる共有メタデータ・リポジトリの構成がすでにadf-config.xmlファイルに含まれており、特定の引数を変更する場合、それらの引数のサブセットだけを提供できます(それ以外はすべて不要)。
save - toLocation引数を指定する場合、変更はターゲット・アーカイブ・ファイルに格納され、元のファイルは変更されないままです。それ以外の場合、変更は元のファイル自体に保存されます。
archiveConfigObject = getMDSArchiveConfig(fromLocation)
引数 | 定義 |
---|---|
fromLocation
|
完全パスを含むearファイルの名前。 |
setAppMetadataRepositoryの構文は次のようになります。
archiveConfigObject.setAppMetadataRepository([repository] [, partition] [, type] [, jndi] [, path])
引数 | 定義 |
---|---|
repository
|
オプション。アプリケーションのリポジトリの名前。 |
partition
|
オプション。アプリケーションのメタデータ用のパーティションの名前。 |
type
|
オプション。リポジトリへの接続のタイプ、ファイルまたはデータベース。有効な値は「File」または「DB」です(大文字と小文字は区別されません)。 |
jndi
|
オプション。データベース接続のJNDI場所。タイプをDBに設定する場合、この引数は必須です。タイプをFileに設定すると、この引数は無視されます。 |
path
|
オプション。メタデータ・ファイルのディレクトリ。タイプをFileに設定する場合、この引数は必須です。タイプをDBに設定すると、この引数は無視されます。 |
setAppSharedMetadataRepositoryの構文は次のようになります。
archiveConfigObject.setAppSharedMetadataRepository(namespace [, repository] [, partition] [, type] [, jndi] [, path])
引数 | 定義 |
---|---|
namespace
|
接続詳細を設定する場合、共有リポジトリを検索するために使用するネームスペース。 |
repository
|
オプション。アプリケーションの共有リポジトリの名前。 |
partition
|
オプション。アプリケーションの共有メタデータのパーティションの名前。 |
type
|
オプション。リポジトリへの接続のタイプ、ファイルまたはデータベース。有効な値は「File」または「DB」です(大文字と小文字は区別されません)。 |
jndi
|
オプション。データベース接続のJNDI場所。タイプをDBに設定する場合、この引数は必須です。タイプをFileに設定する場合、この引数は無視されます。 |
path
|
オプション。ファイル・メタデータ・ストアの場所。タイプをFileに設定する場合、この引数は必須です。タイプをDBに設定する場合、この引数は無視されます。 |
保存するための構文は次のとおりです:
archiveConfigObject.save([toLocation])
引数 | 定義 |
---|---|
toLocation
|
オプション。変更の保存先の絶対パスを含むファイル名。このオプションを提供しない場合、変更はこの構成オブジェクトで表されるアーカイブに書き込まれます。 |
次の例では、アーカイブのadf-config.xmlファイルには定義されたアプリケーションおよび共有メタデータ・リポジトリがない場合、詳細な接続情報を提供する必要があります。
wls:/offline> archive = getMDSArchiveConfig(fromLocation='/tmp/testArchive.ear') wls:/offline> archive.setAppMetadataRepository(repository='AppRepos1', partition='partition1', type='DB', jndi='mds-jndi1') wls:/offline> archive.setAppSharedMetadataRepository(namespace='/a', repository='SharedRepos1', partition='partition2', type='File', path='/temp/dir') wls:/offline> archive.save()
次の例では、アーカイブのadf-config.xmlファイルには定義されたアプリケーションおよび共有メタデータ・リポジトリがすでにある場合、すべての引数は省略できます。変更する引数のみを設定できます。
wls:/offline> archive = getMDSArchiveConfig(fromLocation='/tmp/testArchive.ear') wls:/offline> archive.setAppMetadataRepository(partition='MDS-partition2') wls:/offline> archive.setAppSharedMetadataRepository(namespace='/a', repository='SharedRepos2') wls:/offline> archive.save(toLocation='/tmp/targetArchive.ear')
コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理デプロイメント
WLSTでの使用: オンライン
アプリケーションのEARファイルとともにパッケージ化されるMARからメタデータをインポートします。MARがすでにパーティションにインポートされている場合、コマンドにより以前のバージョンが削除され、新しいバージョンがインポートされます。
importMAR(application, server [, force] [, applicationVersion] )
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータをインポートするアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
force |
オプション。変更されたドキュメントおよびMARのみをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 データベース・ベースのリポジトリでは、この引数をfalseに設定すると、変更されたMARの新しいドキュメントまたは変更されたドキュメントのみがインポートされます。コマンドにより、ドキュメントがインポートされる各MARのラベルが作成されます。ラベルの形式は次のとおりです: postDeploy_application_name_MAR_name_MAR_checksum ファイル・ベースのリポジトリでは、この引数をfalseに設定すると、変更されたMARのみがインポートされます。コマンドにより、個々のドキュメントが比較されることはなく、インポートされた各MARのリポジトリ内にファイルが作成されます。 デフォルトはtrueです。 |
applicationVersion
|
オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
表8-7のコマンドを使用して、テナントを管理します。
表8-7 マルチテナンシ管理コマンド
このコマンドを使用します... | 次を行うには... | WLSTの使用... |
---|---|---|
|
メタデータ・ストアからテナントをプロビジョニング解除します。 |
オンライン |
|
テナントを一覧表示します。 |
オンライン |
メタデータ・ストアからテナントをプロビジョニング解除します。テナントに関連付けられているすべてのメタデータがストアから削除されます
deprovisionTenant(repository, partition, tenantName)
引数 | 定義 |
---|---|
repository
|
テナントを含むリポジトリの名前。 |
partition
|
テナントを含むパーティションの名前。 |
tenantName
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。 |