不適切なストレージ・ノードHAポート範囲の修正

インストールを初めて構成した時、ノード間の通信に使用されるポートの範囲を定義しました。(これは、「インストールの構成」で行いました。)この範囲は、HAポート範囲(HAは、レプリケーションを簡単に表したもの)と呼ばれます。

無効な値をHAポート範囲に指定した場合、レプリケーション・ノード(RN)またはセカンダリ管理プロセス(管理)を、不適切に構成されたストレージ・ノードにデプロイできません。初めてストアまたは管理レプリカを問題のあるストレージ・ノードにデプロイしようとしたときに問題に気付きます。次のような表示によって、ストレージ・ノードでレプリケーション・ノードが起動されなかったことがわかります。

不適切な構成は、次の手順で修正できます。Oracle NoSQL Databaseストレージ・ノードをホストする物理ノードで実行する必要があるステップもあれば、管理またはCLIにアクセス可能な任意のノードから実行できるステップもあります。

  1. 管理またはCLIを使用して、不適切な構成に関連するdeploy-storeまたはdeploy-adminプランを取り消します。

  2. ストレージ・ノードで、不適切に構成された既存のStorageNodeAgentImplプロセスとそのすべてのManagedProcessesを強制終了します。これらは、パラメータ-root <KVROOT>があるため、他のプロセスと区別できます。

  3. ストレージ・ノードで、KVROOTディレクトリからすべてのファイルを削除します。

  4. ストレージ・ノードで、ストレージ・ノードのブートストラップ構成ファイルをKVROOTディレクトリに再作成します。この方法の手順については、「インストールの構成」を参照してください。

  5. ストレージ・ノードで、次のコマンドを使用してストレージ・ノードを再起動します。

    java -Xmx256m -Xms256m -jar KVHOME/lib/kvstore.jar restart

  6. CLIを使用し、deploy-snプランを使用してストレージ・ノードを再デプロイします。

これで、deploy-storeまたはdeploy-adminプランを作成して実行できます。不適切に構成されたストレージ・ノードが検出された最初の試行と同じパラメータを使用します。