Oracle Databaseへの接続を確立します。
引数
Oracle Databaseが稼働しているサーバーのホスト名またはIPアドレス。
データベース・ユーザー名。
Oracle DatabaseインスタンスのシステムID (SID)。
データベース・ユーザーのパスワード。パスワードを省略すると、プロンプトが表示されます。
Oracle Databaseリスナーのポート番号。デフォルト値は1521です。
Oracle Databaseに対する認証の設定:
TRUE
: 接続のたびにデータベース・パスワードを入力する必要があります(デフォルト)。
FALSE
: セッション中のデータベース・パスワードの入力は1回のみで構いません。暗号化されたパスワードがメモリーに保持され、以降の接続試行時に使用されます。
Oracle Databaseへの接続に使用するドライバ(オプション)。Sqoopがデフォルトのドライバになります。
ホスト、ユーザー、パスワード、ポートおよびSIDの値がない場合のプロンプトを抑制するにはTRUE
、プロンプトを表示するにはFALSE
(デフォルト)。
使用上の注意
この関数は、アナリストがOracle Databaseに格納されているデータにアクセスする必要がある場合、または結果をデータベースに返す必要がある場合に使用します。
Oracle R Enterprise用Oracle Database Advanced AnalyticsライセンスおよびOracle Databaseへの接続を使用して、データベース表に格納されているデータを直接操作したり、処理されたデータ・フレームをHadoopのR計算に渡すことができます。
例
次の例では、ORCH
ライブラリをインストールして、ローカル・システムのOracle Databaseに接続します。
R> library(ORCH) Loading required package: OREbase Attaching package: OREbase The following object(s) are masked from package:base: cbind, data.frame, eval, interaction, order, paste, pmax, pmin, rbind, table Loading required package: OREstats Loading required package: MASS Loading required package: ORCHcore Oracle R Connector for Hadoop 2.0 Hadoop 2.0.0-cdh4.1.2 is up Sqoop 1.4.1-cdh4.1.2 is up OLH 2.0.0 is up R> orch.connect("localhost", "RQUSER", "orcl") Connecting ORCH to RDBMS via [sqoop] Host: localhost Port: 1521 SID: orcl User: RQUSER Enter password for [RQUSER]: password Connected. [1] TRUE
注意: ORCH のロード時にメッセージ「p with Hadoop MapReduce」が表示された場合は、HADOOP_HOME 環境変数をクリアします。「Hadoopへのソフトウェアのインストール」を参照してください。 |
次の例では、接続オブジェクトを使用してOracle Databaseに再接続します。
R> conn<-orch.dbcon() R> orch.disconnect() Disconnected from a database. R> orch.connect(conn) Connecting ORCH to RDBMS via [sqoop] Host: localhost Port: 1521 SID: orcl User: RQUSER Enter password for [RQUSER]: password Connected [1] TRUE