XQuery式の結果をHiveプリミティブ値にマップします。各Hiveプリミティブ・データ・タイプには、そのタイプに対応する名前の個別の関数があります。
xml_query_as_bigint
xml_query_as_boolean
xml_query_as_double
xml_query_as_float
xml_query_as_int
xml_query_as_smallint
xml_query_as_string
xml_query_as_tinyint
説明
XQueryまたはXPath式。
問合せで処理される入力。値は、XML STRINGまたは変数値のSTRUCTです。
STRING: 文字列は、問合せの初期コンテキスト項目にXMLとしてバインドされます。例1を参照してください。
STRUCT: 偶数個のフィールドで構成されるSTRUCT。フィールドの各ペアで、問合せの変数バインディング(名前, 値)が定義されます。名前フィールドのタイプはSTRINGである必要があり、値フィールドにはサポートされているプリミティブを指定できます。「データ型変換について」および例2を参照してください。
問合せの結果の最初の項目が、プリミティブ・タイプの関数にマップされるXMLスキーマ・タイプにキャストされます。問合せで複数の項目が返される場合、最初の項目以外はすべて無視されます。
例
次の例では、入力XML文字列を解析し、問合せ"x/y"の初期コンテキスト項目にバインドします。
> SELECT xml_query_as_string("x/y", "<x><y>hello</y></x>") FROM src LIMIT 1;
"hello"
次は、他のプリミティブ関数を使用する文字列バインディングの例です。
> SELECT xml_query_as_int("x/y", "<x><y>123</y></x>") FROM src LIMIT 1; 123 > SELECT xml_query_as_double("x/y", "<x><y>12.3</y></x>") FROM src LIMIT 1; 12.3 > SELECT xml_query_as_boolean("x/y", "<x><y>true</y></x>") FROM src LIMIT 1; true
次の例では、2番目の引数は、2つの問合せ変数$dataと$valueを定義するSTRUCTです。STRUCTの変数の値は、「データ型変換について」で説明されているように、XMLスキーマ・タイプに変換されます。
> SELECT xml_query_as_string( "fn:parse-xml($data)/x/y[@id = $value]", struct( "data", "<x><y id='1'>hello</y><z/><y id='2'>world</y></x>", "value", 2 ) ) FROM src LIMIT 1; "world"
次の例は、問合せから最初の項目(hello)のみを返します。2番目の項目(world)は破棄されます。
> SELECT xml_query_as_string("x/y", "<x><y>hello</y><z/><y>world</y></x>") FROM src LIMIT 1;
"hello"
次の例は、問合せの結果が空であるためNULLを返します。
> SELECT xml_query_as_string("x/foo", "<x><y>hello</y><z/><y>world</y></x>") FROM src LIMIT 1;
NULL
次の各例は、fn:serialize関数を使用して複雑なXML要素をSTRING値として返します。
> SELECT xml_query_as_string("fn:serialize(x/y[1])", "<x><y>hello</y><z/><y>world</y></x>") FROM src LIMIT 1; "<y>hello</y>" > SELECT xml_query_as_string( "fn:serialize(<html><head><title>{$desc}</title></head><body>Name: {$name}</body></html>)", struct( "desc", "Employee Details", "name", "John Doe" ) ) FROM src LIMIT 1; "<html><head><title>Employee Details</title></head><body>Name: John Doe</body></html>"
次の例では、test.xmlという名前のファイルを分散キャッシュに追加し、fn:doc関数を使用してそれを問い合せます。ファイルには、値<x><y>hello</y><z/><y>world</y></x>が含まれています。
> ADD FILE test.xml; > SELECT xml_query_as_string("fn:doc('test.xml')/x/y[1]", NULL) FROM src LIMIT 1; "hello"
次の例は、</invalidの山カッコがないためNULLを返します。XML解析エラーがログに書き込まれます。
> SELECT xml_query_as_string("x/y", "<x><y>hello</invalid") FROM src LIMIT 1;
NULL
次の例は、fooをxs:floatとしてキャストできないためNULLを返します。キャスト・エラーがログに書き込まれます。
> SELECT xml_query_as_float("x/y", "<x><y>foo</y></x>") FROM src LIMIT 1;
NULL