Oracle® Real User Experience Insightユーザーズ・ガイド 12cリリース4 (12.1.0.5) for Linux x86-64 E52923-01 |
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この付録では、Oracle WebCenterベースのアプリケーションの正確な監視のために提供されるサポートについて詳しく説明します。
WebCenterベースのアプリケーションのスイート定義を作成できます。作成方法は、サポートされている他のOracle Enterpriseアーキテクチャの場合と同じです。スイートを作成する手順の詳細は、10.1.1項「スイート定義の作成」に記載されています。
adf-faces-databinding-rt.jar
ファイルによって、ExecutionContextProvider(oracle.adfinternal.view.faces. context.AdfExecutionContextProvider)
クラスのDMSベースの実装が提供されます。実装クラスは.jar
ファイルで事前に定義されていますが、機能が有効になるのは、次のアプリケーション・コンテキスト・パラメータをweb.xml
ファイルに指定したときです。
<context-param> <description>This parameter notifies ADF Faces that the ExecutionContextProvider service provider is enabled. When enabled, this will start monitoring and aggregating user activity information for the client initiated requests. By default, this param is not set or is false. </description> <param-name>oracle.adf.view.faces.context.ENABLE_ADF_EXECUTION_CONTEXT_PROVIDER</param-name> <param-value>true</param-value> </context-param>
Oracle WebCenterはJavaテクノロジに基づいているため、Oracle WebCenterアプリケーションは多くの場合JSESSIONID
状態Cookieを使用します。また、RUEIによって、完了したセッションのユーザーを監視および追跡するには、Cookieのパスを「/」に設定する必要があります。Oracle WebCenterアプリケーションが、状態の追跡のために別のCookie名を使用する場合は、それを反映するようにアプリケーション定義を更新する必要があります。また、ユーザー名の認識はj_username
構造に基づくことに注意してください。Cookie構成の詳細は、12.2項「セッション・トラッキング・メカニズムの指定」を参照してください。
表J-1に示すWebCenter固有のデータ・アイテムがRUEIでレポートされます。
表J-1 WebCenterのデータ・アイテム
項目 | 説明 |
---|---|
WebCenterコンポーネント |
前のエンドユーザー・アクションによってアクティブになった構成要素の表示名。 |
WebCenterコンポーネントのクライアントID |
エンドユーザーが前のページでクリックした構成要素の一意のID。 |
WebCenterコンポーネント・タイプ |
前のエンドユーザー・アクションによってアクティブになった構成要素の種類。 |
WebCenterコンポーネント・タイプ・クラス |
前のエンドユーザー・アクションによってアクティブになった構成要素のID。 |
WebCenterイベント・タイプ |
このヒットによってトリガーされたアクションのタイプ。 |
WebCenterページ |
WebCenterページの名前。 |
WebCenterリージョン |
regionViewIdは、UserActivityInfoから提供されます。 |
WebCenterサービス |
WebCenterサービスと呼ばれ、WebCenterスペース・タイプまたは他のパブリック・ページから提供されます。 |
WebCenterスペース |
スペースIDから変換されたスペース表示名。 |
WebCenterスペースID |
スペースIDはURLから提供されます。 |
WebCenterスペース・タイプ |
WebCenterスペースのタイプはWebCenterスペースのテンプレート名から提供されます。 |
WebCenterユーザー入力 |
ユーザーの入力、検索内容および他の入力。 |
WebCenterビューID |
前のエンドユーザー・アクションが行われた画面の一部のViewID識別子(部分用)。 |
詳細情報
Oracle ADFのアーキテクチャおよび機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』を参照してください。これは次の場所から入手できます。
http://download.oracle.com/docs/cd/E12839_01/web.1111/b31974/title.htm