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Oracle® Audit Vault and Database Firewall管理者ガイド
リリース12.1.2
B71711-11
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10 ArcSight SIEMとの統合の構成

ここでのトピック

Oracle AVDFとHP ArcSight SIEMの統合による動作

HP ArcSight Security Information Event Management (SIEM)システムは、様々なソースからのメッセージを記録、分析および管理するための集中管理システムです。Audit Vault Serverは、Oracle AVDFのAudit Vault ServerコンポーネントとDatabase Firewallコンポーネントの両方からArcSight SIEMにメッセージを転送します。

ArcSight SIEMとOracle AVDFを統合する場合、追加のソフトウェアをインストールする必要はありません。Audit Vault Serverコンソールを使用して統合を構成します。

ArcSight SIEMサーバーに送信されるメッセージは、Oracle AVDFから送信されるその他のメッセージから独立しています。これは、標準のsyslogメッセージを異なる宛先に送信できることを意味します。

Oracle AVDFでは、ArcSight SIEMに送信可能なメッセージがカテゴリ化されます。次の3つのカテゴリがあります。

  • システム: Oracle AVDFのAudit Vault ServerコンポーネントおよびDatabase Firewallコンポーネントのサブコンポーネントからのsyslogメッセージ

  • 情報: Oracle AVDFのDatabase Firewallコンポーネントからの特定の変更ロギング

  • デバッグ: Oracleサポートの指示があった場合にのみ使用するカテゴリ

HP ArcSight SIEM統合の有効化

ArcSight SIEM統合を有効にすると、設定値はすぐに有効になります。Audit Vault Serverを再起動する必要はありません。

ArcSight SIEM統合を有効にする手順は、次のとおりです。

  1. Audit Vault Serverコンソールにスーパー管理者としてログインします。

  2. 「設定」タブをクリックします。

  3. 「システム」メニューから「コネクタ」をクリックし、「HP ArcSight SIEM」セクションまでスクロールします。

    arcsight_config.gifの説明が続きます
    図「arcsight_config.gif」の説明

  4. 次の情報を指定します。

    • ArcSightイベント転送の有効化: ArcSight SIEM統合を有効にする場合に、このチェック・ボックスを選択します。

    • ArcSight destinations: 使用する通信プロトコルに応じて、「UDP」フィールドにArcSightサーバーのIPアドレスまたはホスト名を入力するか、「TCP」フィールドにArcSightサーバーのIPアドレス、ホスト名およびポートを入力します。この設定を使用すると、syslogログ出力を共通イベント・フォーマット(CEF)でこのArcSightサーバーに送信できます。

    • イベント・カテゴリ: ArcSightサーバーで必要なメッセージのタイプに応じて、メッセージ・カテゴリの組合せを選択します。

    • メッセージ長の制限: 指定したバイト数にメッセージを制限できます。

    • 最大メッセージ長(バイト): 「メッセージ長の制限」を選択した場合、任意の最大長を入力します。許容範囲は1024から1048576文字です。

  5. 「保存」をクリックします。