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Oracle® Audit Vault and Database Firewall開発者ガイド
リリース12.1.2
B71714-05
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A Audit Vault Serverフィールド

この付録には、収集プラグインでマップできるAVDFイベントおよびフィールドが含まれています。

この付録の項目は次のとおりです。

A.1 AVDFフィールド

この項では、様々なタイプのAVDF値について説明します。

A.1.1 コア・フィールド

コア・フィールドは、すべてのソース・タイプの基本で、イベントの説明において非常に重要です。このフィールドは、ほとんどの監査レコードに存在し、レポート、フィルタ処理などに使用されます。

EventTimeUTC: 必須: イベントが発生した時間を示すタイム・スタンプ。イベントに複数のタイム・スタンプがある場合(たとえば、イベント開始タイム・スタンプとイベント終了タイム・スタンプなど)、収集プラグインは、タイム・スタンプをこのフィールドに割り当てる必要があります。このフィールドがNULLを含む場合、Oracle Audit Vaultは収集プラグインを停止します。

UserName: 必須: 監査レコードを生成したアプリケーションまたはシステムのアクションを実行したユーザー。このフィールドがNULLを含む場合、監査レコードは無効です。

CommandClass: 必須: イベントで実行したアクション(たとえば、SELECTDELETEなど)。このフィールドがNULLを含む場合、監査レコードは無効です。「アクション」を参照してください。

OSUserName: 監査レコードを生成したオペレーティング・システムにログインしたユーザー。ユーザーがJOHNとしてオペレーティング・システムにログインし、SCOTTとしてアクションを実行した場合、このフィールドはJOHNとなり、User NameフィールドはSCOTTとなります。

TargetType: アクションを実行したターゲット・オブジェクトのタイプ。たとえば、ユーザーが表から選択した場合、ターゲット・タイプはTABLEです。「ターゲット・タイプ」を参照してください。

TargetObject: アクションを実行したオブジェクトの名前。たとえば、ユーザーが表から選択した場合、Target Objectフィールドはその表の名前になります。

TargetOwner: アクションが実行されたターゲットの所有者の名前。たとえば、ユーザーがユーザーJOHNによって所有されている表から選択した場合、「ターゲット所有者」フィールドはユーザー名JOHNになります。

ClientIP: ユーザーがアクションを開始したホスト(ホスト名)のIPアドレス。

ClientHostName: ユーザーがアクションを開始したホスト・コンピュータ。たとえば、ユーザーがサーバーのアプリケーションからアクションを実行した場合、このフィールドはそのサーバーの名前になります。

EventName: 監査証跡からのそのままのイベント名。

EventStatus: イベントのステータス。EventStatusには、SUCCESSFAILUREおよびUNKNOWNの3つの値が使用できます。

ErrorId: アクションのエラー・コード。

ErrorMessage: アクションのエラー・メッセージ。

CommandText: SQL文、PL/SQL文などを指定できるイベントを発生させたコマンドのテキストを含みます。これはラージ・フィールドでもあります。

CommandParam: イベントを発生させたコマンドのパラメータを含みます。これはラージ・フィールドでもあります。

A.1.2 ラージ・フィールド

ラージ・フィールドは、大量のデータを任意で含むことができるフィールドです。

ラージ・フィールドでは、次を使用します。

  • CommandText: SQL文、PL/SQL文などを指定できるイベントを発生させたコマンドのテキストを含みます。これはコア・フィールドでもあります。

  • CommandParam: イベントを発生させたコマンドのパラメータを含みます。これはコア・フィールドでもあります。

A.1.3 マーカー・フィールド

レコードのマーカー・フィールド: マーカーは、証跡のレコードを一意に識別する文字列です。リカバリ・プロセス中に、Audit Vaultは、このフィールドを使用して、重複するレコードをフィルタ処理します。収集プラグインは、通常監査レコード・フィールドの連結したサブセットであるマーカー・フィールドを提供します。たとえば、Oracleデータベースでは、セッションIDおよびエントリID(セッション内の一意識別子)によりマーカーが定義されます。

A.1.4 拡張フィールド

拡張フィールドは、単一のAudit Vaultフィールド内のデリミタで区切られた名前/値ペアとしてコアまたはラージ・フィールドに対応できないフィールドを格納できます。

A.2 アクションおよびターゲット・タイプ

この項には、Audit Vaultが認識するターゲット・タイプおよびアクションのリストが含まれます。収集プラグインを作成している場合に、フィールドが意味的にマップされていたら、マッパー・ファイルでこれらのフィールドを使用する必要があります。それ以外の場合、独自の値を使用できます。

この項の内容は次のとおりです。

A.2.1 アクション

Actionフィールドは、監査レコードの生成をトリガーするユーザー・アクティビティの性質を説明します。文の動詞と似ていて、動作を説明します。

Oracle Audit Vault and Database Firewallでは、ユーザー・アクティビティが意味的にマップされている場合、監査イベントをActionフィールドの適切な値にマップすることを強くお薦めします。Audit Vault Serverは、現在、次のアクションを認識します。

作成

読取り

選択

挿入

削除

除去

切捨て

更新

変更

実行

通信

設定

取得

確認

ログオン

ログオフ

認可

違反

獲得

リリース

有効化

無効化

バックアップ

リストア

オープン

クローズ

適用

付与

失効

拒否

一時停止

再開

コミット

セーブポイント

チェックポイント

ロールバック

ロールフォワード

コピー

移動

名前変更

分析

監査

監査なし

移行

検証

起動

停止

アンマウント

マウント

無効

関連付け

関連付け解除

拒否

プロキシ

初期化

不明

サブスクライブ

サブスクライブ解除

ユーザー構成可能イベント

DDL

制御

元に戻す

アクセス

デッドロック

DML

トランザクション制御

A.2.2 ターゲット・タイプ

TargetTypeフィールドは、ユーザー・アクションが動作するオブジェクトのタイプを説明します。ユーザー・アクションのオブジェクトを説明する名詞と似ています。

Oracle Audit Vault and Database Firewallでは、ユーザー・アクティビティが意味的にマップされている場合、監査イベントをTargetTypeフィールドの適切な値にマップすることを強くお薦めします。

Audit Vault Serverは、現在、次のターゲット・タイプを認識します。

DATABASE

OBJECT

OPERATOR

OUTLINE

PROCEDURE

PUBLIC DATABASE LINK

TYPE BODY

CONTROL FILE

FLASHBACK

BROKER QUEING

BUFFERPOOL

SCHEMA

SYSTEM

TRIGGER

PRIVILEGE

EVENT MONITOR

RULE

EVALUATION

USER

STATISTICS

METHOD

CONTEXT

MESSAGE

VIEW

CONNECTION

TAPE

SAVEPOINT

USER OR PROGRAM UNIT LABEL

APP ROLE

EDITION

FLASHBACK ARCHIVE

MATERIALIZED VIEW LOG

NODEGROUP

PACKAGE BODY

RESOURCE COST

ROLE

INDEXTYPE

USER_RECYCLEBIN

SAVEPOINT

ASSEMBLY

CLUSTER

FUNCTION

JAVA

MINING MODEL

PUBLIC SYNONYM

REWRITE EQUIVALENCE

SEQUENCE

SUMMARY

DEFAULT

AUTHORIZATION

INSTANCE

NODE

CHECKPOINT

EXPRESSION

DATABASE LINK

DIMENSION

INDEX

PACKAGE

SYNONYM

TABLE

TABLESPACE

TYPE

DIRECTORY

LIBRARY

RESTORE POINT

ALL TRIGGERS

APPLICATION

TRANSACTION

USER LOGON

REVOKE

UNKNOWN

MATERIALIZED VIEW

SESSION

TABLE OR SCHEMA POLICY

INDEXES

PROFILE

ROLLBACK SEG

TRACE

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