第1章 Oracle NoSQL Databaseセキュリティの概要

Oracle NoSQL Databaseは安全に構成できます。セキュアな構成では、NoSQLクライアント、ユーティリティおよびNoSQLサーバー・コンポーネントの間のネットワーク通信はSSL/TLSを使用して暗号化され、すべてのプロセスが接続先のコンポーネントに対して自己認証を行う必要があります。

知っておく必要があるセキュリティには2つのレベルがあります。ネットワーク・レベルで保護の外部レイヤーを提供するネットワーク・セキュリティと、ユーザー認証/認可です。ネットワーク・セキュリティは通常インストール・プロセス中にファイル・システム・レベルで構成されるのに対し、ユーザー認証/認可はNoSQLユーティリティによって管理されます。

デフォルトのOracle NoSQL Database機能を使用して、Oracle NoSQL Databaseインストールの次の領域でセキュリティを構成できます。

また、「Oracle NoSQL Databaseをセキュアに保つ方法」では、Oracle NoSQL Databaseインストールを保護する際に従う必要があるガイドラインを示しています。