スケジュール済プロセスとは何ですか。

スケジュール済プロセスでは、データのインポートや多数のレコードの更新など、手動で実行するには複雑すぎるタスクや時間がかかるタスクが実行されます。繰返しスケジュールでスケジュール済プロセスを実行し、プロセスの終了状況に基づいて通知を送信できます。

出力を印刷できるスケジュール済プロセスもあります。これらのプロセスの名前にはレポートが含まれる場合があります。

「スケジュール済プロセス」作業領域を使用して、アクセス権を持つすべてのプロセスを実行し、発行を管理します。この作業領域へのアクセスが必要な場合は、セキュリティ管理者に、アクセス権を付与するロール(たとえば、スケジュール済プロセスの管理(FND_MANAGE_SCHEDULED_PROCESSES_PRIV)権限を持つカスタム・ロール)を割り当てるよう依頼してください。「スケジュール済プロセス」作業領域以外に、他の作業領域から特定のプロセスを実行できる場合もあります。

ジョブおよびジョブ定義

実行する各スケジュール済プロセスはジョブに基づいています。ジョブは、プロセスで実行する操作を制御する実行可能ファイルです。各ジョブにはジョブ定義が必要で、たとえば、プロセスに設定するパラメータや他のオプションを決定します。ユーザーまたは管理者は、ユーザーがレポートをスケジュール済プロセスとして実行できるように、Oracle Analytics Publisherレポートのジョブ定義を作成できます。

プロセス・セット

プロセス・セットは、複数のプロセスまたは他のプロセス・セットを含むスケジュール済プロセスです。したがって、プロセス・セットを発行すると、複数のプロセスが実行されます。

ノート: 特定のスケジュール済プロセスを発行すると、ジョブ・ロジックによって他のプロセスが自動的に実行されます。ただし、この場合、それらの他のプロセスを含むプロセス・セットを発行することはありません。

発行

スケジュール済プロセスを発行する際は、そのパラメータを使用して、処理する方法と対象レコードを管理できます。たとえば、プロセスには、「最終更新者」パラメータに対して選択した個人によって編集されたトランザクションのみが含まれます。一部のスケジュール済プロセスにはパラメータがありません。

発行の一環として、プロセスのスケジュールを設定することもできます(週に1回の頻度で2か月間実行するなど)。プロセスが実行されるたびに、一意のプロセスIDが生じます。

出力

一部のスケジュール済プロセスは、PDF、HTMLおよびその他の形式の出力を提供します。たとえば、プロセスではレコードをインポートし、それらのレコードの詳細を含む出力も生成できます。出力には、税金文書やトランザクション・リストなど、多くのタイプがあります。