添付のトラブルシューティング

添付UIは、非常にわかりやすく操作しやすくなっています。追加の添付カテゴリを作成したり、データ・セキュリティを実装した場合など、添付を変更すると、問題が発生する可能性があります。

問題: 添付を表示、追加、更新または削除できない

添付を表示しようとしたり、添付の追加などの処理を実行しようとすると、次のような問題が発生する可能性があります。

  • 前に表示できていた特定の添付を表示できなくなる。

  • 添付を更新または削除できなくなる。

  • 添付の追加権限がないことを示すエラーが表示される。

解決方法

「添付エンティティの管理」ページを使用して、添付カテゴリが、関連する添付エンティティと関連付けられていることを確認します。このページで経費精算添付とともに使用される正しいエンティティや、割り当てるカテゴリの決定には、システム管理者、またはヘルプ・デスクへの確認が必要になることもあります。

添付エンティティのカテゴリにデータ・セキュリティが実装されている場合は、そのエンティティの「添付エンティティの管理」ページで「セキュリティ使用可能」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。また、必要な権限を持つロールがユーザーにあることも確認してください。次の表に、特定の添付カテゴリの添付を表示、追加、更新または削除するために必要な権限を示します。

処理

権限

表示

アプリケーション添付の読み込み(FND_READ_APPLICATION_ATTACHMENT_DATA)

追加または更新

アプリケーション添付の更新(FND_UPDATE_APPLICATION_ATTACHMENT_DATA)

削除

アプリケーション添付の削除(FND_DELETE_APPLICATION_ATTACHMENT_DATA)

たとえば、ユーザーが、「領収書」添付カテゴリを除き、経費精算書の添付エンティティに関連付けられたすべてのカテゴリに対する「アプリケーション添付の読込み」特権を持っている場合、これらのユーザーは、「領収書」カテゴリで作成されたものを除くすべての経費精算書の添付を表示できます。同様に、ユーザーが経費精算書の添付エンティティに関連付けられたいずれの添付カテゴリについても「アプリケーション添付の更新」権限を持っていない場合、このユーザーは経費精算書に対する添付を一切作成できません。

添付UIの中には、ユーザーに対する制限がカテゴリにあらかじめ定義されているものがあります。また、開発者は、ある特定のページで使用できる文書カテゴリを決定するためのフィルタを追加設定することもできます。詳細は、開発者またはヘルプ・デスクに確認してください。

問題: 添付カテゴリがない

既存の添付を表示できたとしても、その添付と添付カテゴリの関連付けがすでに解除されています。

解決方法

添付が追加されたときには、対応する添付エンティティのカテゴリが少なくとも1つ存在していました。その後、このエンティティが編集され、カテゴリの割当てが削除されたため、ユーザーはその添付に関連付けられたカテゴリを表示できません。

「添付エンティティの管理」ページを使用して、添付カテゴリを、関連する添付エンティティに割り当て直します。たとえば、ユーザーが経費精算書への添付の「領収書」添付カテゴリを見られなくなった場合は、経費精算書の添付エンティティを検索し、これを「領収書」カテゴリに割り当てます。このページで経費精算添付とともに使用される正しいエンティティや、追加で割り当てるカテゴリの決定には、システム管理者、またはヘルプ・デスクへの確認が必要になることもあります。

添付UIの中には、ユーザーに対する制限がカテゴリにあらかじめ定義されているものがあります。また、開発者は、ある特定のページで使用できる文書カテゴリを決定するためのフィルタを追加設定することもできます。詳細は、開発者またはヘルプ・デスクに確認してください。