有効日オブジェクトの更新の例

有効日オブジェクトを更新する場合、オブジェクトの履歴に物理レコードを挿入します。通常、挿入したレコードは、現在のレコードの後に続き、有効開始日は今日の日付になります。ただし、先日付の変更を入力したり、過去のレコードを更新することもできます。

先日付の変更の入力

等級EC3は、2019年6月17日から存在します。その上限ステップは、2023年1月1日から変更されます。2022年11月30日に、等級の上限ステップを変更して、有効開始日の2023年1月1日を入力します。この変更によって、次の表に示すとおり、等級定義に物理レコードが作成されます。

物理レコード

有効開始日

有効終了日

上限ステップ

2

2023年1月1日

4

1

2019年6月17日

2022年12月31日

3

2023年1月1日から、物理レコード2が有効になります。それまでは、物理レコード1が有効です。

後続のレコードに対する履歴更新の適用

Jennifer Wattsは、次の表に示すように1つのアサイメントを持っています。

物理レコード

有効開始日

有効終了日

等級

事業所

2

2022年9月18日

A1

地域事務所

1

2022年4月10日

2022年9月17日

A1

本社

2022年7月1日から、Jenniferを等級A2に昇格・昇進させます。アサイメントを有効開始日の2022年7月1日に更新し、等級A2を入力します。この更新で次のことを行います。

  • 既存のレコード1と2の間に物理レコードを挿入します。

  • 物理レコード1の有効終了日を2022年6月30日に、挿入したレコードの有効終了日を2022年9月17日に設定します。

また、既存の物理レコード2を訂正して等級をA1からA2に変更します。

Jenniferのアサイメント履歴は、次の表のようになります。

物理レコード

有効開始日

有効終了日

等級

事業所

3

2022年9月18日

A2

地域事務所

2

2022年7月1日

2022年9月17日

A2

本社

1

2022年4月10日

2022年6月30日

A1

本社