付加フレックスフィールドをインポートするためのファイル形式

コンテキストおよびセグメントを含む個別のテキスト・ファイルを作成することで、アプリケーションに付加フレックスフィールドをインポートできます。その後、これらのファイルをOracle WebCenter Content文書リポジトリにアップロードできます。

これらのファイルを作成する際の留意事項をいくつか示します。

  • ヘッダー行と値行の両方で、フィールド間のデリミタとして縦棒またはパイプ(|)を使用します。
  • Oracle WebCenter Contentの仕様に従って、ファイル・エンコーディングをバイト順マーク(BOM)なしのUTF-8に設定します。
  • ファイルの最初の行がヘッダー行であり、ファイルがサンプル・ファイルとまったく同じであることを確認してください。

次の各項では、各ファイル形式の詳細について説明します。

コンテキスト

コンテキストを含むファイルを作成するには、次の表に指定されたヘッダーを含めます。

ヘッダー

データ型

データ・サイズ

摘要

必須/オプション

ApplicationId

長整数

-

この値により、フレックスフィールドおよびコンテキストが属するアプリケーションが決まります。

必須

DFFCode

文字列

40

この値は、コンテキストを追加する付加フレックスフィールドのコードです。値は、アプリケーション内にすでに存在する付加フレックスフィールドのコードと一致している必要があります。

必須

ContextCode

文字列

80

この値はコンテキストのコードです。

必須

Name

文字列

80

この値は、コンテキストの表示名を決定します。

必須

EnabledFlag

文字列

1

この値を使用すると、コンテキストを有効または無効にできます。
  • Y: コンテキストの有効化
  • N: コンテキストの無効化

必須

Description

文字列

240

この値はコンテキストについて説明します。

オプション

ContextIdentifier

文字列

30

この値によって、コンテキストのAPI名が決まります。APIの名前を指定する際は、命名規則に従います。

オプション

次に、コンテキストのサンプル・ファイルを示します。ヘッダーの値は、ファイルの先頭に表示され、続いて、インポートされる2つの値セット・コードの行エントリが表示されます。複数のコンテキストをインポートする場合は、同じ形式でさらにエントリを追加します。

ApplicationId|DFFCode|ContextCode|Name|EnabledFlag|Description
0|TEST_DEPLOY_DFF1|LOADER_Con1|Loader con Name|Y|Description

セグメント・ラベル

コンテキスト・セグメントを含むファイルを作成するには、次の表に指定されたヘッダーを含めます。

ヘッダー

データ型

データ・サイズ

摘要

必須/オプション

ApplicationId

長整数

-

この値によって、フレックスフィールド、コンテキストおよびセグメントが属するアプリケーションが決まります。

必須

DFFCode

文字列

40

この値は、セグメントを追加する付加フレックスフィールドのコードです。値は、アプリケーション内にすでに存在する付加フレックスフィールドのコードと一致している必要があります。

必須

SegmentLabelCode

文字列

30

この値はセグメントのコードです。

必須

Name

文字列

80

この値はセグメントの名前です。

必須

Description

文字列

240

この値はセグメントについて説明します。

オプション

BIObjectName

文字列

128

この値は、BI対応セグメントの名前です。

オプション

次に、セグメント・ラベルのサンプル・ファイルを示します。ヘッダーの値は、ファイルの先頭に表示され、続いて、インポートされる2つの値セット・コードの行エントリが表示されます。複数のセグメント・ラベルをインポートする場合は、同じ形式でさらにエントリを追加します。

ApplicationId|DFFCode|SegmentLabelCode|Name|Description|BIObjectName
0|FLEX_DFF1|Label Code 1|Label name 1|Description 1| BIObJ1

セグメント

コンテキスト・セグメントを含むファイルを作成するには、次の表に指定されたヘッダーを含めます。

ヘッダー

データ型

データ・サイズ

摘要

必須/オプション

ApplicationId

長整数

-

この値によって、フレックスフィールド、コンテキストおよびセグメントが属するアプリケーションが決まります。

必須

DFFCode

文字列

40

この値は、セグメントを追加する付加フレックスフィールドのコードです。値は、アプリケーション内にすでに存在する付加フレックスフィールドのコードと一致している必要があります。

必須

ContextCode

文字列

80

この値は、セグメントを追加するコンテキストのコードです。値は、アプリケーション内のコンテキスト・コードと一致する必要があります。グローバル・セグメントの場合は、フィールドの値をグローバル・データ要素として使用します。

必須

SegmentCode

文字列

30

この値はセグメントのコードです。

必須

Name

文字列

60

この値はセグメントの名前です。

必須

ColumnName

文字列

30

この値によって、セグメントがデータの保存に使用する表の列が決まります。値は、アプリケーション内の列と一致する必要があります。

必須

ValueSetCode

文字列

60

この値は、セグメントで使用する値セットのコードです。値は、アプリケーション内の値セット・コードと一致する必要があります。

必須

DisplayType

文字列

30

この値は、セグメントの表示タイプを決定します。この属性に有効な値は次のとおりです。

  • INPUT_SEARCH
  • TEXT_BOX
  • TEXT_AREA
  • HIDDEN,LOV
  • POP_UP_LIST
  • DROP_DOWN_LIST
  • RADIO_BUTTON_GROUP
  • CHECKBOX
  • DATE_TIME

必須

Prompt

文字列

80

この値は、セグメントの表示名を決定します。

必須

ShortPrompt

文字列

80

この値は、セグメントの表示名を短縮します。

必須

EnabledFlag

文字列

1

この値を使用すると、セグメントを有効または無効にできます。
  • Y: セグメントの有効化
  • N: セグメントの無効化

必須

RequiredFlag

文字列

1

この値は、セグメントを指定する必要があるかどうかを示します。
  • Y: セグメントを指定する必要があります。
  • N: セグメントは指定する必要はありません。

必須

ReadOnlyFlag

文字列

1

この値を使用すると、セグメントを読取り専用に設定できます。
  • Y: セグメントは読取り専用に設定されます。
  • N: セグメントは読取り専用に設定されません。

必須

Description

文字列

240

この値はセグメントについて説明します。

オプション

UOMclass

文字列

20

この値は、セグメントに追加するデータの単位を指定します。

オプション

TerminologyHelpText

文字列

80

この値はセグメントについて説明します。

オプション

InFieldHelpText

文字列

160

この値は、セグメントの使用方法に関する手順を提供します。

オプション

SequenceNumber

整数

-

この値は、コンテキスト内でのセグメントの表示順序を指定します。

オプション

DefaultType

文字列

30

この値は、セグメントのデフォルト値のタイプを指定します。デフォルト値のタイプは次のとおりです。
  • CONSTANT
  • SQL
  • GROOVY_EXPRESSION

オプション

DefaultValue

文字列

4000

この値は、セグメントのデフォルト値を指定します。

オプション

DisplayWidth

整数

-

この値は、1行に表示できる最大文字数を指定します。

オプション

DisplayHeight

整数

-

この値は、セグメントに表示できる最大行数を指定します。

オプション

RangeType

文字列

30

この値は、下限および上限フィールドの値の範囲を指定します。各フィールド値をLOWまたはHIGHとして設定できます。

オプション

BIEnabledFlag

文字列

1

この値は、セグメントがBI対応かどうかを示します。
  • Y: セグメントはBI対応です。
  • N: セグメントはBI対応ではありません。

オプション

SegmentIdentifier

文字列

30

この値はセグメントのAPI名を決定します。APIの名前を指定する際は、命名規則に従います。

オプション

セグメントのサンプル・ファイルを次に示します。ヘッダーの値は、ファイルの先頭に表示され、続いて、インポートされる2つの値セット・コードの行エントリが表示されます。複数のセグメント・ラベルをインポートする場合は、同じ形式でさらにエントリを追加します。

ApplicationId|DFFCode|ContextCode|SegmentCode|Name|ColumnName|ValueSetCode|DisplayType|Prompt|ShortPrompt|EnabledFlag|RequiredFlag|ReadOnlyFlag|Description|UomClass|BIEnabledFlag|BIEqualizationTag
0|FLEX_DFF1|Global Data Elements|SWAMY_TEST_GSEG1|Global seg 1|ATTRIBUTE10_VARCHAR2|EFF_BASIC_FMT_CHR|TEXT_BOX|Prompt|Short Prompt|Y|N|N|TEST desc aug LABEL TAG 1NOV LOAD && ||Y|LabelC1