予測モデルの管理に関するガイドライン

Oracle Fusion Workforce Predictionsでは、就業者のパフォーマンスおよび自己都合退職の予測について事前定義済モデルを提供します。各予測モデルは、複数の属性に基づきます。

次のことが可能です。

  • 予測モデルを実行して、最新の予測を提供します。

  • 予測プロセスから個々の予測モデルを削除します。

  • 予測モデルまたはWhat-If分析から個々の属性を削除します。

  • 事前定義済の予測モデルまたはWhat-If分析に含める予測属性を作成します。

予測モデルの実行

予測モデルを実行すると、「予測分析のためのデータの収集およびデータ・マイニングの実行」プロセスがただちに呼び出され、次の処理が実行されます。

  • 選択した予測モデルを再構築します。

  • 構築プロセス中に導出されたスコアに基づいて予測を作成します。

企業で、関連するトランザクション(異動、採用、退職、昇格など)が大量に発生する場合は、そのプロセスが週次で実行されるようにスケジュールできます。最新のデータ傾向を考慮するには、少なくともプロセスを月次で実行することをお薦めします。スケジュールされている場合、プロセスにより、すべての予測モデルが再構築されて実行されます。

予測モデルに対して属性を追加または削除し、予測にそれらの変更を即時に含める場合、予測モデルをすぐに実行する必要があります。「予測分析のためのデータの収集およびデータ・マイニングの実行」のスケジュールされた次回の実行を待機しないでください。

予測モデルの削除

予測プロセスから予測モデルを削除するには、そのモデルについて「予測に含める」オプションの選択を解除します。この場合、モデルは、即時に実行するかスケジュール済プロセスとして実行するかにかかわらず、「予測分析のためのデータの収集およびデータ・マイニングの実行」の実行時に除外されます。その結果、「就業者の昇格・昇進」など、トランザクション・フロー内の関連する分析は空になります。

予測属性の作成および編集

事前定義済予測モデルに含める予測属性を作成できます。新しい属性の値を導出するには、FastFormulaデータベース・アイテム(DBI)グループを作成し、「Formula関数」フィールドでそれを選択します。また、What-If分析に表示する事前定義済属性およびローカルに作成された予測属性を制御できます。

Oracle Cloud環境では、Formula関数を作成することはできません。したがって、予測属性を作成できない場合があります。

作成したすべての予測属性は、編集または削除できます。事前定義済予測属性を編集または削除することはできません。任意の属性について、What-If分析での属性の表示方法を編集できます。たとえば、スライダ・スケールの最小値および最大値を変更できます。