シード・データ・フレームワークを使用した共通参照オブジェクトの移動に関するガイドライン

共通参照オブジェクトを移動するには、シード・データ・フレームワークを使用できます。シード・データ・フレームワークのコマンドライン・インタフェースを使用してオブジェクト設定データを移動することもできます。

移動の依存関係

シード・データ・インタフェースでは、設定メタデータだけが移動されます。たとえば、シード・データ・フレームワークを使用してフレックスフィールド・メタデータをインポートすると、フレックスフィールド設定メタデータがデータベースにインポートされます。ただし、シード・データをインポートした後に、フレックスフィールド・デプロイメント・プロセスを個別に開始して、ランタイム・フレックスフィールド・アーティファクトをターゲット環境で再生成する必要があります。同様に、シード・データ・フレームワークを使用してデータ・セキュリティ・メタデータをインポートした場合、最初に新規に参照されたロールを移動してから、必要に応じてGUID調整を手動で実行する必要があります。

移動時に参照データが失われないようにするために、一定のガイドラインが規定されています。オブジェクト・データの移動は、次の順序に厳密に従って実行することをお薦めします。

ノート: 現在のユーザー言語の翻訳だけが移動されます。
  1. タクソノミ・モジュールを参照するオブジェクト(フレックスフィールド、参照、プロファイル、添付、参照データセット、文書連番、メッセージ、データ・セキュリティなど)を移動する前に、タクソノミ・モジュールを移動します。

  2. 作成された通貨を参照するオブジェクト(地域など)を移動する前に、それらの通貨を移動します。

  3. 作成された地域を参照するオブジェクト(言語や自然言語など)を移動する前に、それらの地域を移動します。

  4. 作成されたISO言語を参照するオブジェクト(言語、自然言語、産業など)を移動する前に、それらのISO言語を移動します。

  5. 作成されたツリー構造を参照するオブジェクト(ツリーやツリー・ラベルなど)を移動する前に、それらのツリー構造を移動します。

  6. 作成されたプロファイル・オプションを参照するオブジェクト(プロファイル・カテゴリやプロファイル値など)を移動する前に、それらのプロファイル・オプションを移動します。

  7. 作成された添付エンティティを参照するオブジェクト(それらを参照する添付カテゴリなど)を移動する前に、それらの添付エンティティを移動します。

  8. 作成された参照データセットを参照するオブジェクト(参照データセット割当やセット対応参照など)を移動する前に、それらの参照データセットを移動します。

  9. 作成された文書連番カテゴリを参照するオブジェクト(文書連番など)を移動する前に、それらの文書連番カテゴリを移動します。

  10. 作成されたツリー・ラベルを参照するオブジェクト(ツリーなど)を移動する前に、それらのツリー・ラベルを移動します。

  11. 作成されたデータ・セキュリティ・オブジェクトおよびポリシーを参照するオブジェクト(値セットなど)を移動する前に、それらのデータ・セキュリティ・オブジェクトおよびポリシーを移動します。

  12. 作成された値セットを参照するオブジェクト(フレックスフィールドなど)を移動する前に、それらの値セットを移動します。

  13. 作成されたツリーを参照するオブジェクト(キー・フレックスフィールドなど)を移動する前に、それらのツリーを移動します。