トランザクション設計スタジオでのルールの構成方法

トランザクション設計スタジオ(TDS)でレスポンシブ・ページのルールを構成する方法を見てみましょう。

開始するには、処理を選択し、次の基本ルール詳細を入力します:
  • 名前

  • 摘要

  • ルールの適用時期と適用先ユーザーを決定するパラメータ

構成パラメータ

パラメータは選択した処理によって異なります。パラメータはすべてまたは一部を設定することも、まったく設定しないこともできます。実行時にルールが評価される場合、設定しなかったパラメータの基準は無視されます。一部のパラメータでは複数の値を選択できます。ルールの構成に使用できるパラメータのリストを次に示します。

  • ロール: 処理の実行またはページの表示用に割り当てられたユーザー・セキュリティ・ロール。この値リストには、すべての標準ロールとカスタム・セキュリティ・ロールが表示されます。
  • 雇用主: 処理対象の雇用主。
  • : 国別にルールを作成するための要件を雇用主が完全にサポートしていない場合に使用されます。
  • 国別仕様データ・グループ: 国別にルールを作成するための要件を雇用主が完全にサポートしていない場合に使用されます。
  • ビジネス・ユニット: 国別にルールを作成するための要件を雇用主が完全にサポートしていない場合に使用されます。
  • 就業者タイプ: 処理対象の就業者タイプ(派遣就業者、従業員、非就業者、オファー、処理待ち就業者など)。
  • ルールが適用されるタイミング「他の人の情報を表示」または「自分の情報を表示」は、構成中のページを就業者とその他のユーザー(HR担当者など)の両方が使用できる場合に使用します。
  • 処理(HCM): 「ジョブ・オファーの作成」や「ジョブ・オファーの編集」などの処理を使用するトランザクションに使用できます。
  • 採用タイプ: ジョブ求人の採用タイプまたは、処理対象のオブジェクトに関連するジョブ求人の採用タイプ。
  • サイト名: 外部候補者がジョブの検索およびジョブ応募に使用する外部候補者エクスペリエンス・サイトの名前。
  • 応募フロー名: 外部候補者のジョブ応募や追加情報の要求またはタレント・コミュニティへの登録に使用されるアプリケーション・フローの名前。
  • パフォーマンス文書: パフォーマンス・テンプレートで定義されているパフォーマンス文書の名前。

リージョンの表示または非表示

このセクションは様々なセクションが含まれる処理に適用されます。たとえば、「昇格・昇進」、「異動」、「従業員の採用」の処理ではガイド付きプロセス設計が使用されます。この設計には特定の情報用の様々なセクションが含まれています。ガイド付きプロセスを使用する処理に対しては、「「質問リスト」ページの表示」フィールドを「はい」に設定します。これによりトランザクション中にユーザーが管理する必要のあるリージョンを必須化し、表示または非表示にすることが可能になります。

TDS構成ルールは他の設定より優先されます。プロファイル・オプション「ガイド・プロセスで表示される質問」(HCM_TASK_CONFIGURATOR_RESPONSIVE_ENABLED)を有効にすると、質問リストがトランザクション・ページに表示されるようになります。後から質問リストを非表示にするルールを作成した場合、プロファイル・オプションが有効になっていてもルールは非表示になります。質問リスト・ページを非表示にした場合は、トランザクション詳細ページに直接ナビゲートしてトランザクションを完了させます。

このセクションは、ガイド付きプロセス設計を使用していない様々な情報セクションが含まれる処理でも表示されます。セクションの名前を変更したり、必須ではないセクションを非表示にしたり、オプションのセクションを必須にしたりできます。

必須セクション

ユーザーが必須フィールドを入力したうえでトランザクションを送信することを強制することで、データ品質を向上できます。たとえば、「従業員の採用」フローには、「給与詳細」と「給与」セクションが必要です。プロセスを開始した時点で「給与詳細」および「給与」がすでにガイド付きプロセスの一部になっているため、これらは質問リストにオプションとして表示されなくなります。トランザクションを送信する前に、これらの必須セクションを完成させる必要があります。必須情報が確実に入力されるようにするため、一部の処理ではメッセージの重大度を警告からエラーに変更できます。

TDSの「ページ属性」セクションにある「参照情報リージョン」で、必須セクションを設定します。「表示されていない必須セクションについてエラー・メッセージを表示」オプションをクリックして、必須セクションにアクセスしなかったときにエラー・メッセージが表示されるようにします。TDSでセクションを必須として構成した場合、雇用フローでそのセクションにアクセスしなかった場合に警告メッセージが表示されます。

ページ属性

処理またはページにリージョンが含まれている場合、リージョンを選択したときに使用可能な属性のリストがリージョン別のページに表示されます。属性が読取り専用の場合、必要な設定を変更するためのオプションはありません。ページに新規属性を追加することはできませんが、必須ではないフィールドを非表示にしたり、標準のオプション・フィールドを必須にしたりできるほか、付加フレックスフィールド・セグメントを有効化できます。

フレックスフィールド

フレックスフィールド属性は鉛筆アイコンで識別できます。注意すべき点は、フレックスフィールドがチェック・ボックスとして定義されている場合、属性を必須にしてもユーザーにチェック・ボックスの選択が強制されないことです。選択されているかどうかにかかわらず、属性の各状態に対して常に値が格納されます。すでにコンパイルされているフレックスフィールドを有効にするには、鉛筆アイコンをクリックします。「雇用」または「契約」ページでは、特定のコンテキストで非表示または表示するセグメントを決定することもできます。これは個人ページには適用されません。