キー・フレックスフィールドの構成インスタンスとセグメントのインスタンス

キー・フレックスフィールド構成には、1つ以上の代替構成インスタンスを設定できます。キー・フレックスフィールド構成のインスタンスは、構成の次の面を共有します。

  • 同じセグメント・セット

  • 同じセグメントの配列

  • セグメント・レベルおよび構成レベルでの同じプロパティ

構成インスタンスの違いには、動的組合せ作成が許可されるかどうかが含まれます。同様に、構成インスタンス・レベルでは、セグメント・インスタンスの違いは次のものに基づいています。

  • 値セット

  • デフォルト・タイプとデフォルト値

  • ツリー・コード

  • セグメントが次のいずれかであるかどうか

    • 必須

    • 表示

    • ビジネス・インテリジェンスに対して有効

    • 問合せ条件としてオプションまたは必須

たとえば、値セットのグループ1つをアメリカ用、もう1つをフランス用に使うことができます。

図は、使用できる複数の構成がある部品番号キー・フレックスフィールドを示しています。特定の構造には、可能なインスタンスが複数あります。また、特定の構成インスタンスには、他の構成インスタンスと区別するためのセグメント・インスタンスがあります。

各構成は、セグメントの数と、使用されるセグメント・セパレータが異なります。構成インスタンスは、その構成に対して定義されているすべてのプロパティを共有します。ただし、構成インスタンスは、プロパティが構成インスタンス・レベルまたはセグメント・インスタンスのレベルで定義されている場合は異なる場合があります。たとえば、セグメント・インスタンスに割り当てられる値セットなどです。

問合せ必須セグメント・インスタンス

キー・フレックスフィールド・セグメント・インスタンスを問合せとして指定し、選択的必須属性にできます。ユーザーはこれをキー・フレックスフィールド組合せ検索として使用できます。「キー・フレックスフィールドの管理」UIページでセグメント・インスタンスに索引付けが必要であると指定した場合は、セグメントを表す列をデータベースの索引に追加します。通常、データベース管理者(DBA)がデータベース索引に列を追加します。

デプロイに続いて、キー・フレックスフィールドの組合せピッカーは、問合せ必須属性を選択的に必須として表示します。ユーザーは、検索基準で少なくとも1つの問合せ必須属性を指定する必要があります。これにより、パフォーマンス問題の原因となる可能性がある不要な検索を防止できます。

たとえば、コスト・センター属性と勘定科目属性に問合せ必須のマークを付け、データベース内の対応する列が必ず索引付けされるようにします。ユーザーはコスト・センター、勘定科目またはその両方を検索基準として入力して、組合せを検索できます。エンド・ユーザーが検索基準として問合せ必須属性を1つも入力しない場合、検索は実行されません。

ヒント: 組合せ表の構成インスタンス番号の列に索引を付けると、ランタイムのパフォーマンスが向上します。

動的組合せ

キー・フレックスフィールドが動的組合せ作成をサポートしている場合、「動的組合せの作成可能」を選択して、この機能を有効にできます。これにより、ユーザーはランタイムでそのフレックスフィールドの新しい勘定科目の組合せを生成する値を入力します。「動的組合せの作成可能」が有効化されていない場合は、フレックスフィールドの組合せ表を使用して、新しい有効な組合せのみ入力できます。

ツリー

セグメント・インスタンスに割り当てられている値セットのツリー・コードを定義できます。ツリー・コードをセグメント・インスタンスに割り当てると、セグメント値に対するツリー階層の検索操作が使用可能になります。

セグメント・インスタンスをツリー・ベースにするには、次の条件を満たす必要があります。

  • アプリケーション開発者がキー・フレックスフィールドをツリー構成を使用して登録している。ツリー構成はフレックスフィールドのすべてのセグメントで固定にすることも、セグメント間で可変にすることもできます。

  • そのツリー構成のツリー・コードが存在する。

  • ツリー・コードに、セグメント・インスタンスに割り当てられた値セットの値を含むツリー・バージョンが含まれている。

  • 必要なツリー・コードをセグメント・インスタンスに直接割り当てている。

これらの条件が満たされている場合、同じ値セットを使用する異なるセグメント・インスタンスに、同じツリー・コードまたは異なるツリー・コードを割り当てることができます。