オブジェクト・グループの概要

オブジェクト・グループは、エレメントまたは個人のセットです。オブジェクト・グループを使用して、処理またはレポート用のオブジェクトのサブセットを定義します。

「オブジェクト・グループ」タスクを使用して、これらのオブジェクト・グループ・タイプを定義します。

  • エレメント

  • 給与関係

  • 雇用関係

  • プロセス情報グループ

ノート: 多数の包含または除外があるオブジェクト・グループをロードする場合は、個別のオブジェクト・グループ修正ファイルを使用することをお薦めします。これによりデータのマルチスレッド化がサポートされ、処理時間を最小限に抑えることができます。

エレメント・グループ

エレメント・グループを使用して、給与、レポート作成、原価分配およびグローバル異動の目的で処理されるエレメントを制限します。

この表は、エレメント・グループの使用方法を説明しています。

エレメント・グループ

説明

実行グループ

給与計算で処理されるエレメントを指定します。

分配グループ

原価計算結果が分配されるエレメントを定義します

構成グループ

「エレメント・エントリ」ページで更新できる要素を制限します。

すべてのエレメント・グループは静的です。グループに含める、またはグループから除外するエレメント分類を選択できます。また、グループに含める、またはグループから除外する特定のエレメントを選択することもできます。

給与関係グループ

給与関係グループを使用して、給与、データ入力およびレポート作成のために処理される個人を制限します。

給与関係グループの定義は、2ステップのプロセスです。

  1. 給与定義を指定します。どのグループも、選択した単一の給与に割り当てられた給与関係に制限されます。

  2. オプションで、グループを静的または動的のいずれかに定義します。

    1. 静的グループを定義するには、グループに含めるまたはグループから除外する給与関係およびアサイメントを選択します。

    2. 動的グループを定義するには、「給与関係グループ」タイプのFastFormulaを使用します。このFormulaには、グループに含まれる給与関係およびアサイメントを設定する基準が含まれています。グループに含めるまたはグループから除外する追加の給与関係およびアサイメントを個別に選択できます。

雇用関係グループ

雇用関係グループを使用すると、人事管理およびレポート作成のために処理される個人を制限できます。たとえば、ユーザー定義の抽出で雇用関係グループを使用できます。グループは、静的にも動的にも定義できます。

  • 静的グループで、グループに含めるまたはグループから除外する雇用関係およびアサイメントを選択します。

  • 動的グループで、

    • 「雇用関係グループ」タイプのFastFormulaを使用します。このFormulaには、グループに含まれる雇用関係およびアサイメントを設定する基準が含まれています。

    • グループに含めるまたは除外する追加の雇用関係およびアサイメントを個別に選択します。

プロセス情報グループ

銀行再処理グループを使用して、銀行から差し戻された銀行訂正ファイルをロードします。給与期間ごとに、従業員が指定した銀行口座に給与支払を直接転送します。銀行口座レコードのいずれかが無効な場合、銀行はこれらの詳細を含むファイルを返します。

たとえば、従業員が口座番号を間違えて、その結果、支払が銀行によって拒否される場合があります。または、銀行の閉鎖や他の銀行支店との統合のため、支払が無効な支店番号に転送された可能性もあります。