割当済ジャーニ属性の同期の概要

すでに割り当てられているジャーニにジャーニまたはタスク関連の変更を含める必要がある場合があります。これは、変更済ジャーニ・テンプレートに基づいた割当済ジャーニ属性の更新プロセスを使用して実行できます。

このプロセスを「スケジュール済プロセス」領域で実行できるのは、進行中であり、終了ステータスではないジャーニおよびタスクのみです。指定したパラメータに基づいて、割当済ジャーニまたはタスクのそれらの属性が、このプロセスで更新されます。このプロセスを手動で実行するには、グローバルHRプロセスの実行機能権限が必要です。

プロセス・パラメータ

プロセスを実行するときは、この表に示すパラメータの値を指定する必要があります。

プロセス・パラメータ 詳細
チェックリスト名 更新可能なジャーニのリスト。ジャーニ名は、「ESSプロセス詳細」ダイアログ・ボックスにIDとして表示されます。
タスク名 更新可能なタスクのリスト。タスク名は、「ESSプロセス詳細」ダイアログ・ボックスにIDとして表示されます。タスク名パラメータを指定する場合は、ジャーニ名を指定する必要があります。
個人番号 個人番号の個人番号またはカンマ区切り値。個人番号を指定しない場合、ESSプロセスは、そのジャーニおよびタスクのすべてのオープン割付間で属性を同期します。
構成 構成は、チェックリスト・テンプレート・ページの「構成」タブで同期化に使用可能なジャーニおよびタスク属性で構成されます。構成を追加する場合は、最初に構成を有効にしてから、同期する属性の一部またはすべてを有効にする必要があります。
処理モード 指定できる値は、ORA_OPEN_ALLOCATIONS (デフォルト)およびORA_ALL_ALLOCATIONSです。

プロセス結果

ログ・ファイルを使用して同期プロセスを検証できます。選択したジャーニに存在しないタスクを更新しようとすると、プロセスは停止します。

注意点

  • 完了したジャーニを変更するには、ユーザー・インタフェース、HDLまたはREST APIを使用します。

  • タスク名パラメータを指定する場合は、チェックリスト名の指定が必須になります。

  • 選択したチェックリスト名およびタスク名のパラメータは、ESSプロセス詳細ダイアログ・ボックスにIDとして表示されます。

  • 個人番号のカンマ区切りリストを使用して、特定個人の割当済ジャーニまたはタスクの属性を更新することもできます。

  • 個人番号を指定しないと、そのジャーニおよびタスクのすべてのオープン割当の属性が同期されます。

  • ジャーニ・テンプレートに追加した新規タスクをESSプロセスを使用して割り当てることはできません。同様に、ジャーニ・テンプレートからタスクを削除すると、割当済タスクの削除に使用できません。このような変更は、ユーザー・インタフェース、HDLまたはREST APIを介して行う必要があります。
  • ESSプロセスを使用してネイティブeSignature、埋込み学習、I-9、OPA、文書、質問リストおよび構成可能フォーム・タスク・タイプを更新することはできません。
  • 特定の個人に対してパラメータとして実行しないかぎり、すべてのオープン・ジャーニに影響するため、同期化プロセスの実行時には注意が必要です。
  • プロセスには、様々なパラメータおよび条件に基づいてデータを更新するための複雑なロジックがあります。将来データを変更する必要がある場合は、プロセスを実行するのが安全です。
  • 既存のジャーニに変更が加えられ、変更済ジャーニ・テンプレートに基づいた割当済ジャーニ属性の更新ジョブが実行されると、オープン・タスクに対する割当通知が送信されます。

次のシナリオで行ったタスク関連の変更は同期されません。

  • タスク・タイプ(手動からビデオなど)を変更するとき。
  • 既存の「質問リストおよび構成可能フォーム」タスクの構成を更新するとき。
  • ジャーニで構成された先行するタスクを変更するとき。