ワークフロー通知の操作のベスト・プラクティス
ワークフロー通知を構成するには、Oracle Transactional Business Intelligenceの機能、特にOracle Analytics Publisherを使用します。 構成可能な通知のコンテキストでこれらの機能を操作するための推奨事項、ヒントおよびリマインダを次に示します。
実行内容の把握
通知の構成を開始する前に、BIカタログおよびAnalytics Publisherのレポートおよびデータ・モデルについての十分な経験が必要です。 レポート・レイアウト・テンプレートの編集にも十分慣れている必要があります。
データ・モデルの検索
レポートで使用されているデータ・モデルがわからない場合は、カタログでレポートを見つけ、「編集」リンクをクリックします。 ここから、データ・モデルの名前を確認できます。 「データ・モデルの選択」アイコンをクリックして、カタログのどこにデータ・モデルがあるかを確認します。
BIカタログの事前定義済オブジェクトは絶対に編集や名前変更をしないこと
カタログでは、「共有」フォルダに事前定義済の内容の編集や名前変更は絶対にしないでください。 かわりに、次のことをしてください。
- レポートおよびサブテンプレートの場合は、「カスタマイズ」オプションを使用します。 このオプションは、たとえば
http://<hostname>.com:7001/xmlpserver
を使用して、Analytics Publisherサーバーに直接サインインした場合にのみ使用できます。 - 事前定義済データ・モデルを編集するには、「カスタム」フォルダにコピー・アンド・ペーストして、そのコピーを編集します。
変更を元に戻せることを確認すること
変更を開始する前に、どのレイアウトがレポートのデフォルト・レイアウトであるかをメモしておきます。 また、不測の事態に備えて、元の.rtfファイルをダウンロードして保持しておきます。 トラブルシューティングの目的で、事前定義済BIカタログ・オブジェクトを使用して問題を再現する必要がある場合があります。
- 事前定義済レイアウトに戻すには、事前定義レイアウト・テンプレートをデフォルトとして選択できます。
- 「カスタム」フォルダからカスタム・レポートまたはデータ・モデルを削除するだけで、事前定義済のレポートまたはデータ・モデルを通知に使用する状態に戻せます。
事前定義済スタイルの使用
編集中のレイアウト・テンプレートには、事前定義済スタイル・テンプレートが適用されます。 そのため、このスタイル・テンプレートのコピーを作成して、編集したコピーを通知に適用しようとしないでください。 また、通知を操作するときにWordでスタイルを変更しないでください。
レイアウト変更のテスト
.rtfファイルをカタログにアップロードする前に、レイアウト・テンプレートの変更をプレビューして、すべて問題がないことを確認します。 カタログにアップロードして承認サイクルをシミュレートしなくても、Wordでプレビューできます。
また、「カスタマイズ」オプションを使用して事前定義済レポートを編集した場合、24時間ごとのリフレッシュが行われるまで変更は反映されません。 そのため、レポートを操作する前に、リフレッシュ間隔を決定するプロファイル・オプションを作成して設定してください。 そうすれば、24時間のリフレッシュを待たなくても、カタログに保存した変更をより早くテストできます。