原価組織
原価組織は、Oracle Fusion Costingの原価会計ポリシー、データのデフォルト、およびユーザー・セキュリティ・ポリシーを設定するために使用します。 原価組織は潜在的に、様々な物理的所在地または在庫組織にまたがって展開できます。
たとえば、製造施設、完成品倉庫および物流センターに対して在庫組織を作成したとします。 また、製造施設および完成品倉庫の品目に対して平均原価を使用していましたが、それらを物流センターに移動した後、同じ品目に対して標準原価を使用したとします。 この場合、企業には在庫組織が3つありますが、原価組織は2つしかありません。
様々な原価組織、在庫組織、原価台帳の必要とされる組合せ、およびトランザクション原価の計算に使用される原価プロファイルは、会計およびビジネスのニーズに左右されます。
原価組織内のグループ化されたすべての在庫組織は、同一の法的エンティティに属する必要があります。 原価組織ごとに、その在庫組織の1つを品目検証組織として指定する必要があります。これは、原価組織のすべての品目が品目検証組織の原価計算単位を使用することを意味します。 運営体制およびレポートのニーズを満たすには、1つ以上の原価組織を定義します。
ノート: 原価組織は通常、原価計算部門を表します。 Oracle Fusion Human Capital Management (HCM)で部門の設定を決定する際は、原価計算部門を考慮に入れます。 同じ設定を必要とする原価組織と原価計算部門に関するシステム依存関係はありません。