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設定データ・エクスポートおよびインポート・プロセスに関する主要な情報

このトピックの情報を使用して、設定データのエクスポートおよびインポート・プロセスを効率的に管理します。

設定データのエクスポートおよびインポート・プロセスの主要なコンポーネントを次に示します。

  • 設定ビジネス・オブジェクト

  • 構成パッケージ

  • エクスポートする設定データをフィルタリングするためのスコープ

  • 機能オプトインのインポート

  • インポート時の設定データの更新ルール

  • 設定データのインポート順序

  • エクスポートおよびインポート・プロセス結果

設定ビジネス・オブジェクト

設定ビジネス・オブジェクトは、設定データの論理表現です。 エクスポートおよびインポート・プロセスでは、ビジネス・オブジェクトとそれらに関連付けられているWebサービスを使用して、適切な設定データのセットをソース環境から読み取り、ターゲット環境に書き込みます。

構成パッケージ

構成パッケージは設定データを環境間で移動するときに使用する媒体です。 設定をエクスポートすると、次を含む構成パッケージが作成されます。

  • エクスポート・プロセスで使用した実装プロジェクト、オファリングまたは機能領域に基づいた設定タスクのリスト

  • それらのタスクに関連付けられているビジネス・オブジェクト

  • それらのビジネス・オブジェクトからエクスポートした設定データ

エクスポート・プロセスが正常に完了すると、構成パッケージを.zipファイルでダウンロードできます。 この構成パッケージを設定のインポート先の環境に移動し、ファイルをアップロードして、インポートを実行できます。

この図はこのトピックで説明する、構成パッケージを使用して設定データをある環境から別の環境に移動するプロセスを示しています。

エクスポートする設定データをフィルタリングするためのスコープ

ビジネス・オブジェクトをエクスポートすると、デフォルトでその設定データのすべてがエクスポートされます(まだ変更されていない使用可能データを除く)。 オプションで、1つ以上のスコープ値を選択し、ビジネス・オブジェクトの設定データにフィルタをかけ、エクスポートするデータを制限できます。 このエクスポート・プロセスから作成される構成パッケージには、指定したスコープ条件に位置する設定データのみが含まれます。 ただし、スコープに使用可能設定データが含まれている場合は、事前に変更されていないかぎりエクスポートされません。 この条件は、次の使用可能設定データに適用されます。

  • アプリケーション・タクソノミ

  • アプリケーション参照データセット

  • アプリケーション参照データセット割当

  • アプリケーション参照

  • データ・セキュリティ・ポリシー

  • アプリケーション・ツリー構造

  • アプリケーション・ツリー・ラベル

  • アプリケーション・ツリー

  • アプリケーション・フレックス値セット

  • アプリケーション付加フレックスフィールド

  • アプリケーション拡張可能フレックスフィールド

  • アプリケーション・キー・フレックスフィールド

さらに、次のビジネス・オブジェクトの使用可能設定データがデプロイされていることを確認します。

  • アプリケーション付加フレックスフィールド

  • アプリケーション拡張可能フレックスフィールド

  • アプリケーション・キー・フレックスフィールド

ノート:
  • 「CSVファイルにエクスポート」または「CSVファイルからインポート」機能を使用してこれらのビジネス・オブジェクトの翻訳データを移行することはできません。 かわりに、XMLファイルを使用する標準のエクスポートまたはインポート機能を使用します。 詳細は、「オファリングまたは機能領域を使用した設定データのエクスポート」を参照してください。

  • ユーザー・レベルのプロファイル値はエクスポートできません。

機能オプトインのインポート

オファリングまたは機能領域をエクスポートすると、エクスポート時のソース環境の設定に従って、すべての依存機能領域および依存機能のオプト・イン構成が構成パッケージに含められます。 しかし、この構成パッケージをインポートしても、オプト・イン構成はターゲット環境に自動的にインポートされません。

構成パッケージをインポートするときに、ソースのオプト・イン構成をターゲットにインポートすることを選択できます。 インポート・プロセスにより、ソースで使用可能になっていてターゲットで使用不可になっている依存機能領域および依存機能が使用可能に設定されます。 ターゲット内のその他の依存要素のオプト・イン構成は変更されません。

ノート: 実装プロジェクトを使用して設定データをエクスポートおよびインポートする場合、この方法は使用できません。

インポート時の設定データの更新ルール

構成パッケージをターゲット環境にインポートすると、ターゲット内の設定データは次のように変更されます。

  • 構成パッケージ内に存在するレコードがターゲットに存在しない場合、レコードが作成されます。

  • 構成パッケージ内に存在しないレコードがターゲットに存在する場合、ターゲット内のレコードは変更されません。

    ノート: ターゲット内に存在するレコードが構成パッケージに存在しない場合、そのレコードは削除されません。 必要に応じて、これらのレコードを手動で削除または廃止する必要があります。
  • 構成パッケージとターゲットの両方に存在するレコードは、次のようになります。

    • 属性値がすべて同じであれば、ターゲット内のレコードは変更されません。

    • レコードの属性値が異なる場合、ターゲット内のレコードが構成パッケージの値を使用して更新されます。

設定データのインポート順序

設定の中には他の設定を前提とするものがあり、それらはデータ依存関係があるといえます。 そのため、構成パッケージから設定データをインポートする順序は、データ依存関係に起因するインポート・エラーを防ぐうえで重要です。

オファリング、機能領域または実装パッケージ内のタスクの順序は、構成パッケージを作成するためのエクスポートで使用した順序ですが、これにより関連するビジネス・オブジェクトのインポート順序、つまり設定データのインポート順序が決定します。 ただし次のビジネス・オブジェクトは、デフォルトのタスクベースの順序ルールの例外です。 これらは常に、この表内で指定されている順序内のどのビジネス・オブジェクトよりも先にエクスポートおよびインポートされます。

ビジネス・オブジェクト名

ビジネス・オブジェクトID

アプリケーション・タクソノミ

FND_APP_TAXONOMY

アプリケーション参照データセット

FND_APP_REFERENCE_DATA_SET

アプリケーション参照データセット割当

FND_APP_REFERENCE_DATA_SET_ASSIGNMENT

アプリケーション参照

FND_APP_SET_ENABLED_LOOKUP

データ・セキュリティ・ポリシー

FND_APP_DATA_SECURITY_POLICY

アプリケーション・ツリー構造

FND_APP_TREE_STRUCTURE

アプリケーション・ツリー・ラベル

FND_APP_TREE_LABEL

アプリケーション・ツリー

FND_APP_TREE

アプリケーション・フレックス値セット

FND_APP_FLEX_VALUE_SET

アプリケーション付加フレックスフィールド

FND_APP_EXTENSIBLE_FLEXFIELD

アプリケーション拡張可能フレックスフィールド

FND_APP__FLEXFIELD

アプリケーション・キー・フレックスフィールド

FND_APP_KEY_FLEXFIELD

エクスポートおよびインポート・プロセス結果

設定のエクスポートおよびインポート・プロセスの結果をレビューおよび分析できます。 結果にはエクスポートまたはインポートされた設定データが、ビジネス・オブジェクトが処理された順序で表示されます。 エクスポートまたはインポート中に発生したエラーに関する情報も表示されるため、エラーの分析や解決に役立ちます。 このプロセス結果の情報はファイルにダウンロードできるため、オフラインでレビューできます。