実装ユーザー

通常、実装ユーザーまたは設定ユーザーはOracle Applications Cloudアプリケーション・ユーザーとは異なります。通常、これらはOracle Applications Cloud組織の一部ではありません。

そのため、製品固有のタスクを割り当てることも、製品固有のデータを表示することもできません。ただし、アプリケーション設定を完了するために必要な権限を割り当てる必要があります。これらの権限は、ロール割当てを介して割り当てることができます。

初期ユーザーは、パスワードのリセット、自己および他のユーザーへの追加の権限の付与など、すべての設定タスクおよびセキュリティ・タスクを実行できます。初めてサインインした後、初期ユーザーと同じ設定権限を持つ追加の実装ユーザーを作成します。設定のニーズに基づいて、これらの実装ユーザーの権限を制限することもできます。

セキュリティ・コンソールを使用して、ジョブ・ロールおよび抽象ロールをユーザーに割り当てることができます。設定ユーザーに割り当てることができるロールは次のとおりです:

アプリケーション診断管理者
アプリケーション実装コンサルタント
従業員
ITセキュリティ・マネージャ

ノート: アプリケーション実装コンサルタントの抽象ロールには、大量のデータへの無制限のアクセス権があります。そのため、このロールは、様々な実装タスクを実行し、複数の環境にわたって設定データを処理する実装ユーザーのみに割り当てます。特定の実装タスクを実行する必要があるユーザーには、財務アプリケーション管理者ロールなどの他の管理者ロールを割り当てることができます。

必要に応じて、組織の一部であるユーザーに同じ設定権限を指定できます。制限された権限を持つ管理ユーザーを作成することもできます。これらのユーザーは、製品固有の設定を構成し、その他の関連設定タスクを実行できます。

実装ユーザーには、ユーザー・アカウントのみが作成されます。 Oracle HCM Cloud内で個人レコードは作成されません。