デフォルトのセグメント値
行の作成時にフレックスフィールド・セグメントにデフォルト値を移入するには、定数、パラメータ、またはGroovyのデフォルト・タイプ、およびデフォルトの値または式を指定します。
セグメントの値と別のフィールドの値を変更時に同期させるには、属性の値の導出元のフレックスフィールド・パラメータとなるように導出値を指定します。 パラメータ値が変更されるたびに、属性の値も対応するように変更されます。 パラメータ値が変更されるとユーザーが入力した値は失われてしまうため、パラメータから属性を導出する場合は、属性を読取り専用とすることを検討してください。 デフォルト値を設定する場合またはパラメータからデフォルト値を導出する場合、開発によりパラメータとして指定された属性のみを選択できます。 セグメントを読取り専用または編集可能にすることと、デフォルト値または導出値(あるいはその両方)とを様々に組み合せることで、様々な効果が得られます。
セグメントのデフォルト・タイプがGroovyの場合は、式ビルダーを使用して、必要なGroovy式を設定できます。 式ビルダーを開くには、「デフォルト・タイプ」として「Groovy式」を選択し、「Groovy式ビルダー」アイコンをクリックします。 ただし、従属パラメータが変更された場合、Groovyのデフォルト設定では導出はサポートされない点に注意してください。 この式はセグメントの作成時にのみ評価されます。
次の表に、これらの異なる組合せを示します。 初期アクションは、エンティティ表で作成される属性値の行に対応します。 デフォルト値が読取り専用である場合、その後ユーザー・インタフェースで変更することはできません。 デフォルト値が読取り専用でない場合には、変更できます。 ただし、セグメント値が導出値である場合、ユーザーが変更したセグメント値は、導出値が変更されると上書きされます。
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                      デフォルト・タイプ  | 
                  
                      デフォルト値の指定の有無  | 
                  
                      導出値の指定の有無  | 
                  
                      初期アクション  | 
                  
                      パラメータ変更後のアクション  | 
               
|---|---|---|---|---|
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                      なし  | 
                  
                      いいえ  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      初期セグメント値なし  | 
                  
                      変更されたパラメータ導出値でセグメント値が更新されます  | 
               
| 
                      定数  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      いいえ  | 
                  
                      デフォルト・セグメント値  | 
                  
                      該当なし  | 
               
| 
                      定数  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      デフォルト・セグメント値  | 
                  
                      変更されたパラメータ導出値でセグメント値が更新されます  | 
               
| 
                      パラメータ  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      いいえ  | 
                  
                      デフォルトのセグメント値がパラメータのデフォルト値です  | 
                  
                      該当なし  | 
               
| 
                      パラメータ  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      あり(デフォルト値と同じ)  | 
                  
                      デフォルトのセグメント値がパラメータのデフォルト値および導出値です  | 
                  
                      変更されたパラメータ導出値でセグメント値が更新されます  | 
               
| 
                      パラメータ  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      あり(デフォルト値と異なる)  | 
                  
                      デフォルトのセグメント値がパラメータのデフォルト値です  | 
                  
                      変更されたパラメータのデフォルト値でセグメント値は更新されません。 変更された導出値でのみセグメント値が更新されます。  | 
               
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                      Groovy式  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      該当なし  | 
                  
                      セグメントのデフォルト値は、Groovy式を評価することにより決定されます。  | 
                  
                      Groovy式はセグメントの作成時にのみ評価されます。 これらは、従属パラメータが変更されたときには評価されません。  | 
               
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                      SQL  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      いいえ  | 
                  
                      デフォルトのセグメント値は、SQL文の実行により返される値です  | 
                  
                      該当なし  | 
               
| 
                      SQL  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      はい  | 
                  
                      デフォルトのセグメント値は、SQL文の実行により返される値です  | 
                  
                      変更されたパラメータ導出値でセグメント値が更新されます  | 
               
PARAMETERバインド変数のみが、指定した形式のSQL文のデフォルト・タイプとしてサポートされています(#{PARAMETER.<PARAMETER_NAME>})。その他のバインド変数(SEGMENT、CONTEXT、VALUESETなど)は、SQL文でサポートされていません。 また、SQL文のデフォルト・タイプは、セグメントの作成時にのみ評価されます。 これらは、従属パラメータが変更されたときには評価されません。