サプライヤ・ユーザー・アカウント管理
購買組織のサプライヤ管理者は、サプライヤ担当が「サプライヤ・ポータル」作業領域にアクセスできるように、ユーザー・アカウントをプロビジョニングします。 管理者は、「サプライヤ」作業領域の「サプライヤの編集」ページの「担当」タブで、特定のサプライヤ担当のユーザー・アカウントの保守を行います。
管理者はユーザー・アカウントにロールを割り当てます。ロールによって、サプライヤ担当が「サプライヤ・ポータル」作業領域で実行できる機能が決まります。
Oracle Fusion Cloud Procurementのフローを次に示します。このフローを使用して、サプライヤ管理者はサプライヤ担当のユーザー・アカウントの要求と管理を実行できます。
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サプライヤ担当の作成: サプライヤ担当を作成するときに、管理者はその担当のユーザー・アカウントを作成し、ロールを要求し、データ・アクセス権を付与することもできます。 サプライヤ・ユーザーが、サプライヤ担当およびユーザー・アカウントの作成を要求することもできます。
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サプライヤ担当の編集: サプライヤ管理者は、サプライヤ担当者情報に変更を加え、担当のユーザー・アカウントを作成または保守できます。 サプライヤ・ユーザーが、既存の担当のユーザー・アカウントの作成を要求することもできます。
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サプライヤ担当のインポート: サプライヤ担当をインポートするときに、管理者は「ユーザー・アカウント処理」列を使用して、指定した担当のユーザー・アカウントを作成または更新することもできます。
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サプライヤ登録要求の承認: 承認者は、サプライヤ登録の承認時にサプライヤ担当を作成および編集できます。 ユーザー・アカウントはサプライヤ担当の構成要素です。 承認者はこのフロー内でユーザー・アカウントを作成し、ロールを割り当てることができます。
サプライヤ管理者の役割は次のとおりです。
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サプライヤ・ユーザー・アカウントの作成および非アクティブ化
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ジョブ・ロールの割当。
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データ・アクセス権の割当。
サプライヤ・ユーザー・アカウントの作成および非アクティブ化
担当について「ユーザー・アカウントの作成」オプションを選択し、アカウントをプロビジョニングするようにIdentity Managementシステムに要求を送信します。 ステータスが表示され、このプロセス中のプロビジョニングのステータスが通知されます。 プロセスが完了すると、「サプライヤ・ポータル」作業領域のユーザー名と一時パスワードが記載された通知がサプライヤ担当に送信されます。 プロセスが失敗すると、ユーザー・アカウントが正常にプロビジョニングされなかったという通知がサプライヤ管理者に送信されます。
ジョブ・ロールの割当
「ロール」サブタブを使用して、機能のセキュリティを制御します。 これにより、サプライヤ・ユーザーがアクセスできるビジネス・オブジェクトおよびタスク・フローが決まります。 サプライヤ・ジョブ・ロールは、担当がサプライヤ組織内で実行するジョブに基づいて割り当てる必要があります。 たとえば、「顧客サービス担当」や「売掛管理担当者」などです。
データ・アクセス権の割当
「データ・アクセス」タブを使用して、データ・セキュリティを制御します。 これにより、ユーザーが自身のジョブ・ロールに関連付けられている特定のビジネス・オブジェクトについてアクセスできるトランザクションが決まります。 データ・セキュリティには、サプライヤとサプライヤ・サイトの2つのレベルがあります。 デフォルトでは、すべてのサプライヤ・ユーザー・アカウントはサプライヤ・レベルで始まります。つまり、自身のサプライヤ会社にのみ属するすべてのトランザクションにアクセスできます。 アクセスをさらに限定するために、サプライヤ・サイト・レベルではユーザー・アクセスを特定のサプライヤ・サイトのトランザクションにのみ制限します。