ネゴシエーション承認プロセス

ネゴシエーション承認が使用可能な場合、アプリケーションによってネゴシエーション文書が自動的に公開されるには、ネゴシエーション文書に承認が必要です。落札承認が使用可能な場合、ネゴシエーション落札を完了するには、落札に承認が必要です。

ネゴシエーション文書または落札のステータスは、承認プロセスの進捗に応じて変化します。承認通知でネゴシエーション承認者および落札承認者に添付を送信できます。次の表では、ネゴシエーションまたは落札の様々なステータス、およびカテゴリ・マネージャが実行できる処理について説明します。

次の表は、ネゴシエーション文書の承認において可能性のあるステータスについて説明しています。

ネゴシエーション・ステータス	説明
下書き	ネゴシエーションの最初のステータス。または、ネゴシエーションが拒否された後のステータス。この場合、カテゴリ・マネージャはネゴシエーション文書を編集して再送信できます。
承認処理中	ネゴシエーション文書が承認処理のプロセスにあります。
送信済	ネゴシエーション文書は承認されていますが、プレビュー日またはオープン日が将来の日付になっています。
取下済	カテゴリ・マネージャによってネゴシエーション文書が承認プロセスから取り下げられています。
承認済(公開されていない)	ネゴシエーション文書は承認されていますが、オープン日またはクローズ日が失効しているため、またはネゴシエーションの公開にエラーがあったため、ネゴシエーション文書を公開できません。カテゴリ・マネージャは、「スケジュールの変更」ダイアログ・ボックスを使用して新しい日付を入力し、ネゴシエーションを公開できます。
アクティブ	ネゴシエーション文書は承認されており、応答を受け付けています。
否認済	ネゴシエーション文書が1人以上の承認者によって拒否されました。カテゴリ・マネージャは文書を編集して再送信できます。

このシナリオでは、ネゴシエーション文書の承認プロセスにおいて、カテゴリ・マネージャが実行する可能性がある一連の処理を示します。

カテゴリ・マネージャがネゴシエーション文書を作成します。この時点では、文書は下書きステータスです。
「概要」ページで、カテゴリ・マネージャは「ネゴシエーション承認者宛」カテゴリに添付を追加して、ネゴシエーション承認者に送信します。
文書が完成したら、承認を得るためにカテゴリ・マネージャが文書を送信します。文書のステータスが承認処理中に変化します。カテゴリ・マネージャは、承認のためにネゴシエーションが送信されたという通知を受け取ります。すべての承認者が、ネゴシエーション文書が承認を受ける準備ができたという通知を受け取ります。承認通知には、承認または否認の決定前に承認者がレビューするための添付が含まれる場合があります。
特定のネゴシエーション品目について、カテゴリ・マネージャは、内容領域専門家からの情報を必要としています。カテゴリ・マネージャは、「処理」メニューからサブタスクを作成し、情報と承認のためにサブタスクを内容領域専門家に割り当てます。
カテゴリ・マネージャが文書に不備があることに気付き、誤りを修正するためにこの文書を承認プロセスから削除します。ステータスが取下済に変化します。
カテゴリ・マネージャが文書を編集して誤りを修正します。文書のステータスが下書きに変化します。
承認を得るためにカテゴリ・マネージャが文書を再送信します。ステータスが承認処理中になります。
すべての承認者が文書を承認します。ステータスがアクティブに変化します。カテゴリ・マネージャが、文書が承認されたという通知を受け取ります。

この表では、ネゴシエーション落札の承認において可能性のあるステータスについて説明します。

ネゴシエーション・ステータス	説明
落札承認は処理中	落札が承認処理のプロセスにあります。
取下済	カテゴリ・マネージャによって落札が承認プロセスから取り下げられています。
落札承認済	すべての承認処理が完了し、結果が"承認済"となっています。
落札否認済	いずれかの承認者によって落札が拒否されました。カテゴリ・マネージャは落札にアクセスして編集し、承認を得るために再送信できます。

次のシナリオでは、ネゴシエーション落札の承認プロセスにおいて、カテゴリ・マネージャが実行する可能性がある一連の処理を示します。

カテゴリ・マネージャが落札を完了し、承認を得るために落札を送信します。落札のステータスが落札承認は処理中に変化します。カテゴリ・マネージャが、承認のために落札が送信されたという通知を受け取ります。すべての承認者が、落札が承認を受ける準備ができたという通知を受け取ります。承認の落札通知には、承認または却下の決定前に承認者がレビューするための添付が含まれる場合があります。
「概要」ページで、カテゴリ・マネージャは「落札承認者宛」カテゴリに添付を追加して、ネゴシエーション承認者に送信します。
いずれかの承認者が、この落札決定を拒否します。カテゴリ・マネージャが、落札が拒否されたという通知を受け取ります。落札のステータスが落札否認済になります。
カテゴリ・マネージャが落札決定を編集し、承認を得るために再送信します。落札のステータスが落札承認は処理中に変化します。
すべての承認者が落札を承認します。ステータスが落札承認済に変化します。カテゴリ・マネージャが、落札が承認されたという通知を受け取ります。
カテゴリ・マネージャが落札を完了して、購買文書の作成を開始します。

カテゴリ・マネージャは、承認チェーンを表示して任意の承認者をさらに追加できます。また、承認履歴ページを表示して承認プロセスの進捗をモニターできます。

承認チェーンの変更方法

承認を得るために文書または落札を送信する前に、新しいユーザーまたは承認グループを追加して承認チェーンを変更できます。アプリケーションで生成された承認チェーンに含まれている承認者を削除することはできません。「処理」メニューから、「ネゴシエーション承認の管理」(ネゴシエーション文書の場合)または「落札承認の管理」(落札承認の場合)を選択します。いずれの場合も、「承認の管理」ページで既存の承認チェーンを表示できます。このページには、承認ステップと承認者が表形式で表示されます。ページの下側には、図形式で表示されます。

チェーンに新しい承認者を追加するには、更新するステージ内のステージ・エントリを強調表示します。追加アイコンをクリックし、新しい承認者または承認グループを見つけて選択すると、さらに承認者を追加できます。

承認者に添付を送信する方法

承認通知でネゴシエーション承認者および落札承認者に添付を送信できます。承認者は、これらのドキュメントを電子メールからダウンロードして承認を決定できます。ネゴシエーションを作成するか、承認のためにネゴシエーション落札を送信すると、「概要」ページで関連するカテゴリに添付を追加できます。ネゴシエーションの作成時に、「概要」ページの「ネゴシエーション承認者宛」カテゴリに添付を追加できます。同様に、ネゴシエーション落札の作成時に、「落札」ページの「落札承認者宛」カテゴリに添付を追加できます。これらの添付ファイルは、承認通知で承認者に送信されます。承認者は、承認または否認を決定する前にこれらの添付をレビューできます。

承認者として、文書または落札を承認してチェーンの次の承認者に送信する前に、文書または落札に添付を追加できます。承認を開始するために受け取った通知には、文書または落札を次の承認者に渡す前に、添付を参照して追加するために使用できるアイコンがあります。

承認履歴の表示方法

文書承認と落札承認の両方の進捗を表示できます。ネゴシエーション要約ページで、「処理」メニューから「承認履歴の表示」を選択します。ページにアクセスした時点での承認チェーン内のステップとそれらのステータスが表示されます。ページを更新してネゴシエーションの承認の最新のステータスを表示できます。ページに承認の各ステージが表示され、参加者および参加者の処理の結果が表示されます。最新の承認イベントがページに表示されます。承認ステージの詳細を表示するには、送信リンクをクリックします。

文書を公開すると、文書承認のプロセスを表示できるようになります。承認のために落札決定を送信すると、落札承認の進捗を表示できるようになります。