加重とスコアを使用した応答ランクの計算方法
ネゴシエーションの重要な属性を識別し、加重およびスコアを割り当てると、それを使用してネゴシエーションの応答の合計スコアが決定されます。
加重属性はすべて必須属性であるため、各応答者はその属性の値を指定する必要があります。
応答ランクの計算方法
応答の値は次のように計算されます。
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加重属性に対するそれぞれの応答について、定義されている属性値スコアに基づいてスコアが決定されます。 日付および番号属性の場合は、値がどの受理可能な範囲にあるかが判定されます。 応答が受理可能な範囲にない場合、応答で受け取る属性に対するスコアは0となります。
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それから、決定されたスコアに属性に割り当てられた加重が乗算されます。
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調整済スコアが追加され、応答の合計スコアが決定されます。 それから、合計スコアが100で除算されてパーセントに変換されます。 そして価格が合計スコアで除算され、合計スコアに対する価格の比率が算出されます。 比率が最も低い応答が、より望ましい応答とみなされます。
例1
バイヤーがネゴシエーションを定義し、次の属性に加重を適用するよう選択したとします。
次の表は、例で使用されるサンプル属性とその値を示しています。
属性 |
加重 |
---|---|
数量 |
50 |
希望入手日 |
30 |
色(ユーザー定義属性) |
20 |
これらの各属性について、バイヤーもすべての受理可能な値を定義してスコア付けしています。
次の表は、サンプル属性とその受理可能な値およびスコアを示しています。
属性 |
受理可能な値 |
スコア |
---|---|---|
数量 |
<1000 |
60 |
数量 |
>1001 |
100 |
色 |
ユーザー定義の色1 (赤など) |
100 |
色 |
ユーザー定義の色2 (青など) |
75 |
これらの定義を使用した場合、次の2つの応答があった場合にその価格に対する合計スコアの比率は次のように計算され、応答2の入札価格のほうが高い場合でも、応答2が最適応答とみなされます。
応答1:
次の表は、サンプル属性と各属性に対する応答を示しています。
属性 |
応答値 |
---|---|
数量 |
980 |
色 |
ユーザー定義の色2 |
価格 |
$250 |
合計スコア: (60 * 50) + (75 * 20) / 100 = 45
価格に対する合計スコアの比率: 250 / 45 = 5.56
応答2:
次の表は、サンプル属性と各属性に対する応答を示しています。
属性 |
応答値 |
---|---|
数量 |
1200 |
色 |
ユーザー定義の色1 |
価格 |
$300 |
合計スコア: (100 * 50) + (100 * 20) / 100 = 70
価格に対する合計スコアの比率: 300 / 70 = 4.29