留保金条件付き購買オーダーの作成方法
留保金とは、契約者が合意どおりに作業を完了するように支払から差し引かれる金額です。 留保金額は、契約者がすべての契約義務を履行したことを確認した後にのみリリースします。
購買オーダー明細に留保金レートおよび最大留保金額を指定することで、留保金条件付き購買オーダーを作成できます。 必要に応じて、同じ購買オーダー明細に対してスケジュールごとに異なる留保金レートを指定できます。 このような購買オーダーと照合された請求書では、指定したレートに従って金額が自動的に差し引かれます。 最大留保金額によって、照合済請求書から留保金を差引可能な上限が設定されます。
留保金レート: 契約者に支払をリリースする前に差し引かれる請求書金額の割合(%)です。 文書形式で留保金が使用可能になっている場合、この属性は購買オーダー明細に表示されます。
最大留保金額: 購買オーダー明細で差引可能な最大留保金額です。 文書形式で留保金が使用可能になっている場合、この属性は購買オーダー明細に表示されます。 請求書の留保金が差し引かれるたびに、購買オーダー明細と照合された請求書の合計留保金額がこの値を超えていないことがチェックされます。
「留保金条件付き購買オーダーの作成」機能を使用して、次のタスクを実行できます。
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Oracle Sourcing Cloudで落札された入札のネゴシエーション済留保金条件を使用して購買オーダーを作成します。
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Eメールまたは電子メッセージングを介して留保金条件付き購買オーダーを通信します。
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留保金条件を含めるようにOracle Analytics Publisherテンプレートを構成します。
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「購買オーダー・ライフ・サイクル」ページおよび「スケジュール・ライフ・サイクル」ページから購買オーダーの留保金残高をモニターします。
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OTBIの「購買リアルタイム」サブジェクト領域を使用して、留保金が使用可能になっている購買オーダーを分析します。
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次の契約変更項目を使用して、購買オーダーの留保金関連契約条件を作成します。
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留保金レート・システム変更項目: 購買オーダー・スケジュール全体の共通留保金レートを表します。
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複数の留保金レート・システム変更項目: 購買オーダー・スケジュール全体の留保金レートに複数の値が存在することを示します。
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最大留保金額システム変更項目: 単一行購買オーダーの最大留保金額を表します。
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