サプライヤ納税者ID共有
サプライヤは、同じ親子階層に属している場合は同じ納税者IDを共有できます。 これにより、税金レポートおよび支払機能が向上し、間違いを起こしやすい手動プロセスの必要性が減少します。
子サプライヤとの納税者IDの共有
サプライヤ管理者またはサプライヤ・マネージャは、「サプライヤ全体で納税者IDの共有を許可」機能がオプトインされて使用可能になっている場合に、共有対象の納税者IDを構成できます。 サプライヤ間で納税者IDを共有する場合は、事前にサプライヤの親子階層を定義します。 同じ親子階層に属するサプライヤが必ず同じ納税者IDを共有する必要があるわけではありません。
サプライヤ間で共有する納税者IDを構成するには、次のステップに従います。
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新規子サプライヤを作成する場合は、「サプライヤの作成」ダイアログでは共有対象の納税者IDを指定しません。 「納税者ID」は空のままにします。 「作成」をクリックします。
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子サプライヤの「サプライヤの編集」ページで、「親サプライヤ」を親サプライヤの名前に設定します。
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にナビゲートします。
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親サプライヤの値と一致するように「納税者国」および「納税者ID」を設定します。
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「保存してクローズ」をクリックします。
納税者更新の確認ダイアログが表示され、サプライヤ間で同じ納税者IDを共有するかどうかの確認を求められます。
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納税者更新の確認ダイアログで「OK」をクリックします。
親サプライヤとの納税者IDの共有
既存のサプライヤを親として親子階層に移動し、既存の子サプライヤの納税者IDをその親サプライヤと共有できます。
実行方法:
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新規サプライヤを作成する場合は、「サプライヤの作成」ダイアログで既存のサプライヤの共有対象の納税者IDを指定しないでください。 「納税者ID」は空のままにします。 「作成」をクリックします。
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「保存」をクリックします。
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既存のサプライヤを編集します。
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既存のサプライヤの「サプライヤの編集」ページで、「親サプライヤ」を新規サプライヤの名前に設定し、「保存してクローズ」をクリックします。
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新規サプライヤの「サプライヤの編集」ページで、 にナビゲートします。
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既存の(子)サプライヤの値と一致するように「納税者ID」および「納税者国」を設定します。
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「保存」をクリックします。
納税者更新の確認ダイアログが表示され、サプライヤ間で同じ納税者IDを共有するかどうかの確認を求められます。
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納税者更新の確認ダイアログで「OK」をクリックします。
サプライヤ登録時に共有される納税者ID
既存のサプライヤと納税者IDを共有するように構成した新規サプライヤを「サプライヤの登録」ページで登録する場合、新規登録の発行時にはエラーは表示されません。 重複する納税者IDの確認は、承認プロセスの一環として行われます。 承認者は、新規に作成するサプライヤと納税者IDを共有する場合と同じ原則(前述の説明を参照)に従って、納税者IDの共有の競合を解決します。
インポートしたサプライヤに対して共有される納税者ID
サプライヤ・インポートを使用すると、既存の親サプライヤと納税者IDを共有するサプライヤを作成できます。 インポート・テンプレートで、既存のサプライヤを新規サプライヤの親サプライヤとして指定します。 次に、親サプライヤの納税者国および納税者IDの値を指定します。
共有対象の納税者IDの構成シナリオ
同じ親子階層に属さないサプライヤ間で納税者IDを共有すると、エラーがトリガーされます。 サプライヤは、同じ納税者IDを共有していなくても、同じ親子階層に属することができます。
エラーをトリガーするシナリオには、次のようなものがあります。
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サプライヤの納税者IDは123で、納税者国は米国です。 もう一方のサプライヤの「親サプライヤ」は空です。 このサプライヤを編集し、納税者IDを123に、納税者国を米国にそれぞれ設定します。 「保存」をクリックします。 エラーが発生します。
解決策: 2つ目のサプライヤの「親サプライヤ」を1つ目のサプライヤの名前に設定し、「保存」をクリックします。 これにより、2つ目のサプライヤが子サプライヤになります。 子サプライヤの納税者IDを123に、納税者国を米国にそれぞれ設定し、「保存」をクリックします。 納税者更新の確認ダイアログで「OK」をクリックします。
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同じ親子階層に属する2つのサプライヤが納税者ID 123を共有しています。 一方のサプライヤの「親サプライヤ」はもう一方のサプライヤの名前に設定されています。 子サプライヤの「サプライヤの編集」ページで、「親サプライヤ」をクリアして「保存」をクリックします。 エラーが発生します。
解決策: 子サプライヤの「親サプライヤ」フィールドをクリアする前に、一方のサプライヤの納税者IDを変更して、2つのサプライヤがIDを共有しないようにします。
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サプライヤの納税者IDは123で、納税者国は米国です。 新規子サプライヤを作成し、「サプライヤの作成」ダイアログで納税者IDを123に、納税者国を米国にそれぞれ指定し、「保存」をクリックします。 エラーが発生します。
解決策: 「サプライヤの作成」ダイアログで「納税者ID」を空のままにします。 「OK」をクリックします。 「サプライヤの編集」ページで、「親サプライヤ」に親サプライヤの名前を指定し、「納税者ID」と「納税者国」に親サプライヤの納税者IDと納税者国をそれぞれ指定します。 「保存」をクリックします。 納税者更新の確認ダイアログで「OK」をクリックします。
次のシナリオでは、エラーはトリガーされません。
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親サプライヤと子サプライヤは、納税者ID 123と納税者国カナダを共有しています。 子サプライヤの「親サプライヤ」は親サプライヤの名前に設定されています。 親サプライヤの「サプライヤの編集」ページで、納税者IDを変更して「保存」をクリックします。 エラーは発生しません。 親子階層に属するサプライヤが必ず納税者IDを共有する必要があるわけではありません。