コラボレーション・メッセージングWebサービスの概要
Oracle Fusionコラボレーション・メッセージング・フレームワークは、Oracle B2Bを介して取引先またはサービス・プロバイダから、またはコンシューマが使用できるSOAP webサービスを使用して直接、B2Bメッセージを受信できます。
B2Bを使用する場合、メッセージをポストする取引先またはサービス・プロバイダのB2B HTTP受信側は、エンドポイントhttps://host/b2b/httpReceiver
で公開されます。
メッセージングには、次の2つのwebサービスを使用できます:
-
CollaborationMessagingService
このサービスは、エンドポイント
https://host/soa-infra/services/default/CmkCollaborationMessagingOAGIS10InboundComposite/CollaborationMessageService
にあるコンシューマが使用できます。このサービスでは、ペイロードが(タイプ
CollaborationMessageType
の)CollaborationMessage
である必要があり、事前定義済コラボレーション・メッセージでサポートされている特定のドキュメント・サブタイプのセットに制限されています。 CollaborationMessageTypeは、タイプ置換を使用して、1つのコラボレーション・メッセージ・ルート要素を使用して異なるOAGISビジネス・オブジェクト文書を交換できるようにします。 -
CollaborationMessageV2Service
このサービスは、エンドポイント
https://host/soa-infra/services/default/CmkCollaborationMessagingInboundServiceComposite/CollaborationMessageServiceV2
にあるコンシューマが使用できます。このサービスでは、ペイロードが(
B2BMessageType
型の)B2BMessage
である必要があります。B2BMessageType
にはanyType要素が含まれ、これによってCollaborationMessageV2Service
は任意のXMLドキュメントを受け入れることができます。
どちらの場合も、host
は、サービスが消費のために公開される予定のポッドのホスト詳細(たとえば、abcd.dev.fa.us.oraclecloud.com)に置き換える必要があります。
サービスはBasic認証を使用して保護されます。 指定したユーザー名とパスワードが検証されます。ユーザーは有効なOracle Fusionアプリケーション・ユーザーである必要があります。 また、コラボレーション・メッセージ・サービスを呼び出すために必要な権限を使用して、ユーザーを設定する必要があります。
事前定義済ジョブ・ロールが使用される場合、webサービス起動で指定されたユーザーは、ORA_CMK_TRADING_PARTNER_B2B_ADMINISTRATOR_DUTY
職務ロールを継承する必要があります。
ユーザー定義ジョブ・ロールが使用される場合、ロールはCMK_INVOKE_INBOUND_COLLAB_DOC_SERVICE_PRIV
権限を継承する必要があります。