ビジネス機能
ビジネス・ユニットは、Oracle Fusion Applicationsで多くのビジネス機能を実行できます。
ビジネス機能
ビジネス機能は、ビジネス・プロセス、またはビジネス・ユニット内で勤務する個人によって実行可能なアクティビティを表し、ビジネス・ユニットがどのように使用されるかを記述します。 Oracle Fusion Applicationsには、次のビジネス機能が存在します。
-
請求および収益管理
-
回収管理
-
顧客契約管理
-
顧客支払
-
経費管理
-
インセンティブ報酬
-
資材管理
-
買掛/未払金請求
-
買掛/未払金支払
-
調達
-
調達契約管理
-
プロジェクト会計
-
受入
-
請求
-
営業
Oracle Fusion Applicationsでは関連は実装されませんが、ビジネス機能は、これらのビジネス機能に関連付けられたタスクを実行する個人を含むビジネス・ユニット内の部門の存在を論理的に示します。 ビジネス・ユニットは、様々なビジネス機能を実行する多くの部門を持つことができます。 オプションで、ディビジョン、ビジネス・ユニットおよび部門の階層をHCM組織ユニットに対するツリーとして定義して、企業構造を表すことができます。
企業によっては、ビジネス・ユニットのマネージャが損益計算書の責任を負う必要があります。 この場合、関連する収益および費用の識別が可能なセグメントを収益センターの識別として使用できます。 このセグメントはコスト・センター・セグメントにもなります。
ただし、ビジネス・ユニットが一般機能および管理機能のみを実行している場合、マネージャの財務目標は、原価の抑制またはサービス・コストの回収に限定されます。 たとえば、企業のオフィスにある共有サービス・センターが他の営利志向のビジネス・ユニットに対してサービスを提供している場合、同センターは利益を示さず、費用を追跡するのみです。
また、マネージャがビジネス・ユニットの資産に対する責任を負う場合は、貸借対照表を作成できます。 貸借対照表を作成するベスト・プラクティスとして、ビジネス・ユニットを勘定体系の貸借一致セグメントとして設定することをお薦めします。 ビジネス・ユニットの貸借一致セグメントは、ディビジョンまたは企業構造を表す他のエンティティに積み上げることができます。
ビジネス機能が財務トランザクションを生成する場合は、ビジネス・ユニットをプライマリ元帳およびデフォルトの法的エンティティに割り当てる必要があります。 各ビジネス・ユニットがトランザクションを転記できるプライマリ元帳は1つですが、多数の法的エンティティのトランザクションを処理できます。
次のビジネス機能は、財務トランザクションを生成し、プライマリ元帳およびデフォルトの法的エンティティを必要とします。
-
請求および収益管理
-
回収管理
-
顧客支払
-
経費管理
-
資材管理
-
買掛/未払金請求
-
プロジェクト会計
-
受入
-
請求
ビジネス・ユニットの階層: 例
たとえば、InFusion Americaという会社は次を提供します。
-
InFusion Air Systemsディビジョンを通して大気質モニタリング・システム
-
InFusion Financial Servicesディビジョンを通して顧客への融資
InFusion Air Systemsディビジョンはさらに、System ComponentsおよびInstallation Servicesサブディビジョンに分けられます。 サブディビジョンは、ビジネス・ユニットに分けられます。
-
製品別システム・コンポーネント: Air CompressorsおよびAir Transmission
-
サービス別インストール・サービス: ElectricalおよびMechanical
次の図に、ビジネス・ユニットの階層の例を示します。

Oracle Fusion Applicationsは、最大3つの貸借一致セグメントを提供して、法的および管理レポートの個別の貸借対照表の積上を促進します。 第2または第3貸借一致セグメントを使用して作成された階層は、ディビジョンの結果を提供できます。 たとえば、ビジネス・ユニットに対応するように第2または第3貸借一致セグメント値を定義し、それらを階層内に配置できます。この階層では、InFusion USディビジョンの例のように、上位のノードがディビジョンおよびサブディビジョンに対応します。