ABC分類セット基準

ABC分類セットごとに、値を設定する基準を1つ選択し、ABC分類セットに含まれる各品目をランク付けします。選択した基準によって、ABC分類セット内の品目のランクが定義されます。

次の表に、ABC分類セットに含まれる各品目を値付けしてランク付けするためのABC分類セット基準を示します。

ABC分類セット基準	使用方法
現在手持数量	在庫の現在の手持数量を使用します。数量の降順で連番を割り当てます。
現在手持価額	現在の在庫手持数量に品目原価を掛けた値を使用します。値の降順で連番を割り当てます。
現在の品目原価	現在の品目原価を使用して、個々の品目原価に基づいて品目をランク付けします。
トランザクション数履歴	指定した期間のトランザクションの履歴数(トランザクション履歴)を使用します。トランザクション数の降順で連番を割り当てます。
使用数量履歴	指定した期間の履歴使用数量(トランザクション履歴)を使用します。数量の降順で連番を割り当てます。
使用金額履歴	使用量の履歴値(トランザクション履歴)を使用します。これは、トランザクション数量の合計に、指定した期間のトランザクションの単価を乗算した値です。値の降順で連番を割り当てます。
前回循環棚卸調整数量	前の循環棚卸調整数量を使用します。これは、最終ABC分類セット発行日以降のすべての循環棚卸調整の値の合計です。数量の降順で連番を割り当てます。
前回循環棚卸調整額	前の循環棚卸修正トランザクション値を使用します。これは、最終ABC分類セット発行日以降のすべての循環棚卸調整の値の合計です。値の降順で連番を割り当てます。

たとえば、コンパイル基準として現在の手持数量を使用する場合、手持数量が10ユニットの品目は、数量が5ユニットの別の品目よりもランクが高くなります。現在の手持価額基準を使用し、最初の品目の原価が単位当たり$10で、2番目の品目の原価が単位当たり$25の場合、$100($10*10単位)は$125($25*5単位)と比較されるため、2番目の品目は最初の品目よりも高い値になります。