ABC分類品目ランキングの例

同じ品目のランキングは、コンテンツ・スコープに対して個々の保管場所を選択するか組織全体を選択するか、および評価スコープが保管場所か組織かによって異なります。

次のシナリオは、コンテンツと評価の範囲に応じて、同じ品目のランキングがどのように変化するかを示しています。すべての例で、品目WIDGET1の保管場所STORES1の手持数量は5単位です。組織内の他の保管場所にも同じ品目が存在し、組織全体の合計手持数量が30ユニットになります。品目WIDGET2の手持数量はSTORES1に10単位、手持数量合計は組織全体で20単位です。品目WIDGET3の手持数量はSTORES2に20単位、手持数量合計は組織全体で40単位です。

ABC分類セット基準は現行手持数量です。

コンテンツ範囲は組織です

ABC分類セットのコンテンツ・スコープを組織として選択すると、WIDGET1、WIDGET2およびWIDGET3がABC分析に含まれます。 ABC分析では、WIDGET3に40ユニット、WIDGET1に30ユニット、WIDGET2に20ユニットが使用され、WIDGET3にWIDGET1およびWIDGET2より高いランクが付けられます。

内容スコープは保管場所です

保管場所STORES1として設定されたABC分類のコンテンツ範囲を選択すると、WIDGET1およびWIDGET2のみがABC分析に含まれます。これらは両方ともSTORES1に存在するためです。ただし、使用する値は評価スコープで選択した内容によって決まります。評価を保管場所に制限することを選択した場合、WIDGET1には5ユニット、WIDGET2には10ユニットが使用され、WIDGET2はWIDGET1より高くランク付けされます。ただし、組織全体で同じ品目の値を選択した場合は、WIDGET1に30ユニット、WIDGET2に20ユニットが使用され、WIDGET1はWIDGET2より高くランク付けされます。