ABC割当の実行のガイドライン

「ABC割当の実行」ページを使用して、ABC分類セット品目に明細を分割し、カウントおよびレポートの目的でABC分類セット基準に基づいて区分に分割します。様々な品目区分を区別する方法に関するオプションがあります。

ABC区分は、ABC分類セットも入力されたABC割当グループに割り当てて更新できます。 ABC分類セット品目レポートを使用して、品目をABC区分に割り当て、ABC区分のカットオフ・ポイントとして指定する値(順序、在庫、品目パーセントまたは値パーセント)を決定できます。その後、特定の品目を循環棚卸する頻度を決定するなど、他の目的で分類を使用できます。

「ABC割当の実行」ページでは、指定されていないフィールドが動的に計算されます。最後のABCクラスの値は、2番目から最後のABCクラスの値を指定すると自動的に計算されます。

「ABC割当の実行」ページの「ABC割当基準」表の重要なオプションは次のとおりです:

フィールド	摘要
順序	分類セットの品目に割り当てられた連番。ここに品目のシーケンスを入力すると、ここに入力する値の前のシーケンスはすべてクラスAになります。累積「在庫価額」および「品目の比率」は、この順序までのすべてのクラスA品目のデフォルトです。顧客がクラスBに別の順序を入力した場合。クラスB以降のすべての品目はデフォルトでクラスCに設定されます。 ABC割当グループの最後の区分は、ABC分類セットの最後の順序にデフォルト設定されます。
在庫価額	ABC分類セットの品目の在庫価額です。ここに品目の在庫価額を入力すると、ここに入力する金額より前の在庫価値がすべての品目がクラスAになります。対応する分類セット「順序」および累積「品目の比率」は、この在庫値までのすべてのクラスA品目のデフォルトです。顧客がクラスBの別の在庫価額を入力した場合、クラスB以降のすべての品目はデフォルトでクラスCに設定されます。 ABC割当グループの最後の区分は、ABC分類セットの最後の順序にデフォルト設定されます。
品目の比率	ABC分類セットの合計品目の比率。たとえば、ここで10と入力すると、ABC分類セットの最初の10%がクラスAになります。対応する分類セット「順序」および累積「在庫価額」は、この品目パーセントまでのすべての区分A品目に対してデフォルト設定されます。顧客がクラスBに別の品目パーセントを入力した場合、クラスB以降のすべての品目はデフォルトでクラスCに設定されます。 ABC割当グループの最後の区分は、ABC分類セットの最後の順序にデフォルト設定されます。
金額の比率	ABC分類セットの品目の合計値のパーセント。たとえば、ここで10を入力すると、最も高い値で始まる品目の10%がクラスAに割り当てられます。対応する分類セットSequence、累積「順序」、累積「品目の比率」および「在庫価額」は、10%で指定された品目までのすべてのクラスA品目に対してデフォルト設定されます。例: 値(手持価額、品目原価、使用価額など)を含む基準を使用してABC分類セットを実行すると、数量および累積数量とともにABC分類セット値および累積値も設定されます。したがって、すべての品目の合計累積値が100,000 USDであるとします。これで、値別の上位品目の10%がクラスAに分類されるように指定できます。そのため、UIによって、10,000 USDの累積値(100,000の10%)に含まれる順序の数が決まります。この順序およびその他の値はデフォルト設定されます。

端数処理

「ABC割当」ページに入力された割合に基づいて、計算の結果は小数になります。その小数点以下が切り上げられて計算が実行されます。

たとえば、ABC分類セットの品目数が115で、品目の上位10%がクラスAに属するとします。この場合、品目数は上位10%に対して計算され、これは11.5品目(順序)に出力されます。クラスに整数数の品目(シーケンス)が含まれていることを確認するために、シーケンスは12に切り上げられます。連番が12に変更されると、パーセント値が再計算されます。この場合、次のように再計算されます: (12/115)*100= 10.43。

したがって、ABC割当基準は(「品目の比率」または「在庫価額」を使用して)どのような方法でも指定できますが、このすべてによって、順序が計算されるクラスに実際の品目が含まれるようになります。そのシーケンスが分数の場合は切り上げられます。端数が切り上げられると、他の値が再計算されます。