外注加工における需要と供給側の変更の管理方法

外注加工における需要側の変更は、サプライヤ工程のある作業オーダーに対する変更を指します。

また、関連する購買文書および出荷文書に影響する、サプライヤ工程前の原価計上ポイント工程でトランザクションをレポートした結果になる場合もあります。次のいずれかを指定できます:

作業オーダー数量の変更
作業オーダー・ステータスの変更
作業オーダー日付変更
前の工程で廃棄
前の工程での戻し処理

このような場合、サプライ・チェーン・オーケストレーションは、作業オーダーの変更を関連する購買オーダーに伝播します。オープン出荷がある場合は、作業オーダーのクローズまたは取消でのみ取り消されます。

ノート: 作業オーダー関連の変更の伝播に失敗すると、製造でサプライヤ工程例外が記録されます。

外注加工における供給側の変更は、Purchasingでの外注加工購買オーダーの変更を指します。次のいずれかを指定できます:

購買オーダー・ステータス変更
発注数量変更
発注リクエスト日変更
購買オーダー・スケジュール分割

オーダー・オーケストレーションは、このような変更イベントをレポートし、製造に通知します。これにより、供給工程例外がロギングされます。ユーザーは、例外の詳細を確認し、「サプライヤ工程詳細のレビュー」ページに直接ナビゲートして適切なアクションを実行できます。

外注加工に関連する受入に対して訂正および返品を実行して、製造に搬送または返品される商品の品質および数量に関連する問題を処理できます。次のいずれかを指定できます:

超過受入: サプライヤ工程で受け入れた数量がリクエスト数量を超えている場合、直前の工程で完了した場合、または処理のためにサプライヤに出荷された場合、生産監督者は「サプライヤ工程詳細のレビュー」ページの超過受入の訂正処理を使用して超過受入数量を訂正できます。サプライヤ工程の「サプライヤ工程詳細のレビュー」ページの「受入詳細」リージョンで目的の受入を選択し、「超過受入の訂正」ボタンをクリックして、訂正する数量を入力する必要があります。

ノート: 次のいずれかを行うと、サプライヤ工程の超過受入数量は、同等の金額で自動的に減額されます:
サプライヤに戻る: 品質不良などの理由で数量をサプライヤに返品する必要がある場合、生産監督者は、「サプライヤ工程詳細のレビュー」ページのサプライヤに返品処理を使用して、受入数量を返すことができます。サプライヤ工程の「サプライヤ工程詳細のレビュー」ページの「受入詳細」リージョンで目的の受入を選択し、「サプライヤ返品」ボタンをクリックして、返品する数量を入力する必要があります。
受入に戻る: 品質不良などの理由で数量を受入に戻す必要がある場合、生産監督者は、「サプライヤ工程詳細のレビュー」ページの受入に返品処理を使用して数量をサプライヤに戻すことができます。サプライヤ工程の「サプライヤ工程詳細のレビュー」ページの「受入詳細」リージョンで目的の受入を選択し、「受入返品」ボタンをクリックして、返品する数量を入力する必要があります。
受入および返品の訂正: データ入力の誤りなどの理由で受入または返品された数量を修正する必要がある場合は、生産監督者が「サプライヤ工程詳細のレビュー」ページの訂正処理を使用して、数量をサプライヤに戻すことができます。サプライヤ工程の「サプライヤ工程詳細のレビュー」ページの「受入詳細」リージョンで目的の受入を選択し、「訂正」ボタンをクリックして、訂正する数量を入力する必要があります。

ヒント: 製造に搬送された数量を訂正または返品するには、「サプライヤ工程のレビュー」ページを使用する必要があります。訂正または返品トランザクションを実行するには、その数量が「準備完了」作業手配ステータスである必要があります。

ノート: ファイルベースのデータ・インポート・プロセスまたはwebサービスを使用して、製造に搬送された数量を訂正または返品することはできません。

外注加工の需要および供給側の変更の詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMの生産の管理の章を参照してください: 『製造の使用』ガイド。