品質検査プランの定義方法

検査プランには、メンテナンス作業オーダーについて収集およびレポートする特定のデータを表す検査要素が含まれています。また、そのデータを収集する場合と頻度に関する情報も含まれています。作業オーダーの場合、一時検査プランは、作業オーダーの割当ステータスとともに、アセットの品目、工程コード、工程連番またはその両方に基づいて定義できます。検査は必須またはオプションとして定義されます。

ノート: 品質検査プランのデータを定義および収集するには、Oracle Fusion Cloud Product Managementサブスクリプションが必要です。

検査特性の定義

検査特性を使用して、品目ではなく品目の許容値または仕様制限の範囲を指定します。

検査特性は以下の目的で使用します。

検査プランの作成
アドホック検査の実施(アドホック検査では、収集された結果に特性を直接追加できます)
データを収集します

検査中に、検査特性に対してアセットを評価します。適合限度内にあるサンプルまたはシリアルは受け入れられますが、それ以外のものは拒否され、廃棄したり、追加の修復が必要になる場合があります。

品目ベースおよび検査の特性と、品目に基づかない検査特性を定義できます:

品目ベースの検査特性: 品目ベースの検査特性と品目区分の属性値をリンクできます。これにより、ある品目が、必要な製品仕様に合致しているかどうかを確認できます。一般に、品目ベースの検査特性には、ある範囲の受入れ可能値または仕様限度だけでなく、目標値または最適値もあります。

これらは通常、製造に使用されますが、メンテナンスに使用できます。
品目に基づかない検査特性: 品目属性値にマップされていない検査特性を定義できます。これらの検査特性(品目に基づいていない)は、次のタイプです: 数値、文字または日付。すべてのタイプに対する目標値と、該当する場合は有効値の範囲またはリスト、ならびに単位を指定する必要があります。

ノート: 品目に基づかない検査特性が文字タイプである場合、値セットを指定しないことを選択できます。この場合、検査中にその特性を自由形式のテキストで入力できます。このように検査に直接追加された特性または検査プランの一部として追加された特性について入力した結果は、仕様を基準とした評価なしに受け入れられ、データ収集の目的で記録されます。

検査プランの作成

検査特性を定義した後、検査プランを作成して取得できます。新しいプランは、Quality Management作業領域のOverviewランディング・ページから作成されます。 +アイコンをクリックし、検査プランを選択して新しいプランを作成します。

新規プランの作成時に推奨される設定は次のとおりです:

ユーザーが検査結果を入力するときにプランを検索して選択するため、プラン名はわかりやすい名前にする必要があります。
プラン・タイプは仕掛である必要があります
組織は通常、アセットのメンテナンス作業オーダーが作成されるメンテナンス組織です。これらの作業オーダーは、手動または予防メンテナンス・プログラムを使用して生成できます。プランを定義する各組織へのデータ・アクセス権が必要です。
詳細属性を品目に設定し、属性の値をアセット品目にする必要があります。つまり、検査プランは特定のアセットに対して設定されず、品目に対して設定されます。これはプランの必須設定です。
「検査プラン・オプション」チェック・ボックスは、工程完了時に検査を必須またはオプションとして設定するために使用します。このチェック・ボックスが選択されている場合、検査は、工程完了時にオプションになります。このチェック・ボックスの選択を解除した場合、検査は工程完了時に必須になります
その後、特性を計画に追加する必要があります。これらは、作業オーダーのプランで収集する品質属性です。その後、各特性はシーケンス番号順に並べられます。
特性がプランに保存されると、検査基準を構成できます。基準は、工程連番または工程コード(推奨)のいずれかに設定する必要があります。これにより、一致するアセットに対して作成されたワーク・オーダーに対して、品目との一致を提供できます。割当ステータスは常に準備完了である必要があります。
最後に、検査計画のステータスを承認済に設定する必要があります。

検査計画の結果の入力

プランを定義して承認済ステータスに設定すると、一致するアセット品目および工程コードに対して作成された新規作業オーダーにより、作業オーダーの検査プランが有効になります。

作業オーダー工程の必須検査計画がある場合、メンテナンス技術者には作業手配リスト検索結果の検査要アイコンが表示されます。また、必須検査を行って結果を収集するまで、クイック完了および詳細付きで完了ボタンは無効になります。検査は、検査アイコンをクリックするか、表示/非表示リージョンの検査結果の作成ボタンをクリックして行うことができます。

または、検査がオプションの場合、作業手配リスト検索結果に検査はオプション・アイコンが表示されます。クイック完了ボタンと詳細付きで完了ボタンが有効になっているため、検査を行わずに結果を入力しても操作を完了できます。

アイコンまたはボタンをクリックして「検査の作成」ダイアログ・ボックスを開きます。このダイアログ・ボックスはアドホック検査プラン結果の作成に使用されます。作業指示からの場合は、検査計画を除くすべての詳細が移入されます。次に、ドロップダウン・リストを使用して適切なプランを名前で選択し、OKをクリックして「検査詳細」ページにナビゲートします。ここでは、プランに定義されている各特性の値を入力し、作業オーダーに戻ります。検査詳細アイコンは、検査計画の結果が入力されたことを示します。

次の方法で検査を実行することもできます:

「保守管理」ランディング・ページの「検査結果の作成」タスク
「品質管理」ランディング・ページの「検査の作成」ボタン

プランが記録された後は、検査結果の表示に使用できる方法を次に示します:

「保守管理」ランディング・ページの「検査の管理」タスク
「品質管理」ランディング・ページの「検査の検索」ボタン

ビジネス・イベントのトリガー

検査プランの結果に基づいて新しい作業オーダーを作成するには、検査ビジネス・イベントを発生させる検査プラン処理ルールを設定します。 Oracle Fusion Cloud統合は、ビジネス・イベントをリスニングし、いくつかのカスタム・ロジックをサブスクライブしてメンテナンス作業オーダーREST APIをコールし、新しいメンテナンス作業オーダーを作成することをお薦めします。この推奨アプローチには、品質検査オブジェクトでサポートされていないアプリケーション・コンポーザは含まれないことに注意してください