作業オーダー原価の管理方法

Oracle Maintenanceでは、Oracle Cost Accountingで、各保守作業オーダーの合計コストを記録、転送、配分および計上できます。原価には、作業オーダーの各工程を完了するために使用される、処理済工程品目および受入済購買品目を含むリソースおよび資材が含まれます。これらの原価を転記し、作業オーダー原価履歴を表示するには、定期的に設定して実行する必要がある一連のスケジュール済プロセスがあります。

原価計算のスケジュール済プロセス

この表は、メンテナンス作業オーダー原価の転送、配分および計上のために実行されるプロセスを示しています。これらのプロセスは、同じ順序で実行する必要があります。プロセスは、予定済実行または手動実行です。

プロセス	実行者	ナビゲーション
保守から原価計算へのトランザクションの転送	製造監督者	「Maintenance Management」の「タスク」パネル >「保守から原価計算へのトランザクションの転送」
在庫から原価計算へのトランザクションの転送	原価会計担当	「予定済プロセス」作業領域 >「新規プロセスのスケジュール」>「在庫から原価計算へのトランザクションの転送」
原価会計配分の作成	原価会計担当	「原価会計」作業領域 >「原価会計配分の作成」
SLAで会計を作成するための会計の作成	原価会計担当	「原価会計」作業領域 >「会計の作成」

これらのプロセスでは、未リリース・ステータス以外のステータスのメンテナンス作業オーダーが考慮されます。つまり、作業オーダーはこれらのステータスのいずれかです。

リリース済
保留中
取消済
完了
クローズ

これらのプロセスが完了したら、「メンテナンス作業オーダー原価」ページでメンテナンス作業オーダーで発生した資材およびリソースのコストを確認できます。原価詳細とその配分を別個にレビューできます。

詳細: 合計原価、資材原価およびリソース原価を含む原価詳細の要約を表示します。さらにドリルダウンして、その作業オーダーの各工程およびワーク・センターで発生した資材およびリソースの原価に関する詳細情報を表示できます。
配分: 原価配分の要約を表示します。配分は、分析中のメンテナンス作業オーダーに対してレポートされたすべてのトランザクションの会計情報を提供します。要約ページには、未処理、一部原価計算済などのトランザクションの処理ステータスが表示されます。