財務オーケストレーション・フローの優先度の設定方法
財務オーケストレーション・フローの優先度を設定して、2つのプライマリ取引パートナに対して複数のフローが使用可能な場合に使用するフローを指定できます。 数値が低いほど優先度が高くなります。
たとえば、フローAの優先度を1に設定し、フローBの優先度を2に設定すると、財務オーケストレーションはフローAを使用します。
次の表に、財務オーケストレーション・フローの優先度の使用を説明する例を示します。
財務オーケストレーション・フロー |
優先度 |
出荷ビジネス・ユニット |
販売ビジネス・ユニット |
クオリファイア・ルール |
---|---|---|---|---|
1 |
10 |
BU A |
BU B |
Category(カテゴリ) = Category B |
2 |
20 |
BU A |
BU B |
カテゴリ=カテゴリA |
3 |
30 |
BU A |
BU B |
なし。 すべてのドキュメントに適用されます。 |
次の表に、この例の各財務オーケストレーション・フローの優先度の設定方法をまとめます。
ソース文書 |
財務オーケストレーション・フロー |
優先度 |
結果 |
---|---|---|---|
DOO履行明細1 |
フロー 1 |
フロー1の優先順位は10です。 フロー3の優先順位は30です。 |
財務オーケストレーションにより、フロー1が最も高い優先度が割り当てられます。 |
DOO履行明細2 |
フロー 2 |
フロー2の優先順位は20です。 フロー3の優先度は30です。 |
財務オーケストレーションにより、フロー2が最も高い優先度が割り当てられます。 |
DOO履行明細3 |
フロー 3 |
フロー3のみが割り当てられます。 |
財務オーケストレーションは優先度を使用しません。 |