作業オーダー原価にサプライヤ供給品目を含める

作業オーダー計算用に、供給タイプがサプライヤに設定されているコンポーネントに関連するトランザクションを含めることができます。原価プランニング時に、これらのコンポーネントは原価積上で考慮され、不要な差異を回避して作業オーダーのより正確な原価計算を実現できます。

作業オーダー計算にサプライヤ関連トランザクションを含めることで、供給タイプが「サプライヤ」に設定されているコンポーネントの原価が費用計上されなくなります。かわりに、在庫評価を正確に反映しています。また、作業オーダーの計算がより正確になり、プロジェクト・プランニングとリソース割当が向上します。

サプライヤ関連のトランザクションを含めると、すべての作業オーダー計算に対して透過的でトレース可能な監査証跡が作成されます。作業オーダーとサプライヤ関連原価の財務的な正確性を簡単に検証でき、コンプライアンスと説明責任が確保されます。

サプライヤ関連トランザクションを作業オーダー計算に含めるには、プロファイル・オプション・コードORA_CST_INCL_SUPP_COMP_COSTSのプロファイル値を「はい」に設定します。対応するプロファイル名は「作業オーダーの原価仕入先コンポーネント」です。このプロファイル・オプションは、「サイト」レベルで設定する必要があります。

ノート:

プロファイル・オプションを設定する前に作成されたすべてのトランザクションは、「除外」としてマークされ、作業オーダー原価の計算には含まれません。
プロファイル・オプションが変更されると、返品トランザクションでは資材出庫時に選択したプロファイル値が使用されます。