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ロットおよびシリアル付加フレックスフィールド

ロットおよびシリアル付加フレックスフィールドでは、ロットおよびシリアル・ページでユーザー定義拡張フィールドを作成できます。 付加フレックスフィールドを使用して、ビジネスにとって重要で一意のロットまたはシリアル番号に関する追加情報を追跡できます。

ロット付加フレックスフィールドとシリアル付加フレックスフィールドはコンテキスト依存にできます。付加フレックスフィールドに格納される情報は、UIの他の部分に入力された他の値によって異なります。 ロットおよびシリアル付加フレックスフィールドを構成して、必要または必要なロットおよびシリアル属性のみを取得できます。

品目のロットまたはシリアル・コンテキストでは、品目ごとに保守する必要があるロットまたはシリアル属性を指定します。 たとえば、ロット管理食品には、ベスト・バイ日付、等級、年齢などの属性を含めることができます。 ロット管理された織物製品には、長さ、厚さ、スタイルなどの属性を含めることができます。 ロット属性およびシリアル属性のコンテキストを指定することで、品目ごとに適切な属性のみを収集します。

新規ロットおよびシリアル番号の作成時に、ロットおよびシリアル属性が移入されます。 受け側は、必要に応じて付加フレックスフィールド属性をデフォルト設定および上書きできます。 既存のロットに対して受入を行う場合は、既存のロットの属性を表示できますが、更新はできません。 コンテキストを品目カテゴリに割り当てることで、特定のカテゴリのすべてのロット管理品目に同じコンテキストを設定できます。

このトピックでは、ロットおよびシリアル付加フレックスフィールドの次の側面について説明します:

  • グローバル・ロット属性

  • ロットおよびシリアル属性

  • 属性タイプ

グローバル・ロット属性

組織全体でロット属性値の一貫性を確保するために、ロット属性をグローバル属性として有効にできます。 グローバル属性の値は、組織全体で同じである必要があります。 グローバル属性を更新できます。 ただし、他の組織に存在するロットを更新すると、属性値も他の組織で更新されます。

ロットおよびシリアル属性

ロット番号とシリアル番号にはそれぞれ、ロットまたはシリアル付加フレックスフィールドの定義時に使用できる2つの異なる属性セットがあります。

  • ロット番号: 表INV_LOT_NUMBERSに基づく標準付加フレックスフィールド属性

  • ロット属性: 表INV_LOT_ATTRIBUTESに基づく追加の付加フレックスフィールド属性

  • シリアル番号: 表INV_SERIAL_NUMBERSに基づく標準付加フレックスフィールド属性

  • シリアル属性: 表INV_SERIAL_ATTRIBUTESに基づく追加の付加フレックスフィールド属性

ロットおよびシリアル付加フレックスフィールドは、ロットおよびシリアルの記録ページで表示できます。

標準付加フレックスフィールド属性と同様に、INV_LOT_ATTRIBUTESおよびINV_SERIAL_ATTRIBUTESを使用して付加フレックスフィールドを定義します。 違いは、INV_LOT_ATTRIBUTESおよびINV_SERIAL_ATTRIBUTESのコンテキストを使用して、品目または品目カテゴリの付加フレックスフィールド・コンテキスト値をデフォルト設定できる点です。 これは、INV_LOT_NUMBERSおよびINV_SERIAL_NUMBERSでは実行できません。

属性タイプ

格納される属性には3つのタイプがあります。 付加フレックスフィールドを簡単に構築できるように、属性は日付と数値、文字のフィールドに格納されます。

次の表に、使用可能な日付属性を示します:

日付属性

説明

最適期限日

品目品質が減少または減少する日付。

変更日

ロットまたはサブ・ロットの属性が最後に変更された日付。

WMSでのみ使用されます。

満期日

ロットが成熟し、使用の準備ができている日付。

当初日付

ロットが作成された日付。 通常は製造日です。 たとえば、WIP完了のデフォルトの当初日付は、ジョブが完了した日付です。

再テスト日

品質を再検証するために資材を再テストする必要がある日付。 たとえば、品目を再テストする頻度を追跡する品目付加フレックスフィールドを定義します。 この品目属性は、再テスト日のデフォルト設定に使用されます。

品目について取得された情報を含む特定のロットまたはシリアルに対して、最大10個の個別の日付属性を定義できます。 この情報は、INV_LOT_NUMBERSおよびINV_SERIAL_NUMBERS表のD_ATTRIBUTE1列からD_ATTRIBUTE10列に格納されます。

使用可能な文字属性は次のとおりです:

  • Territory_code (元の国)

  • 日付コード

  • 等級

  • 元の場所

  • サプライヤ

  • サプライヤ・ロット番号

品目について取得された情報を含む特定のロットまたはシリアル番号には、最大20の個別文字属性を定義できます。 この情報は、MTL_LOT_NUMBERSおよびMTL_SERIAL_NUMBERS表のC_ATTRIBUTE1列からC_ATTRIBUTE20列に格納されます。

既存の数値ロット属性は次のとおりです:

  • 経過日数

  • 長さ

  • リサイクル・コンテンツ

  • 太さ

  • 容積

ロット付加フレックスフィールドとシリアル付加フレックスフィールドで数値属性を使用する利点があります。 たとえば、配賦ルールで年齢に基づく計算が必要な場合、配賦または類似タスクの実行時に年齢を計算するのではなく、この計算済フィールドの年齢付加フレックスフィールドの値を使用できます。 計算で使用するために、これらの値を事前に保存すると、実行時のパフォーマンスが向上します。

各ディメンション属性(長さ、厚さ、容積および幅)の単位属性(長さ単位、厚さ単位、容積単位および幅単位)をまとめて実装することをお薦めします。

既存の数値シリアル属性は次のとおりです:

  • 新規以降のサイクル

  • 修理以降のサイクル

  • オーバー・ホール以降のサイクル

  • 修理の数

  • 新規からの時間

  • 修理以降の時間

  • オーバー・ホール以降の時間

品目について取得される情報を含む特定のロットまたはシリアル番号には、最大10個の数値属性を定義できます。 この情報は、MTL_LOT_NUMBERS表およびMTL_SERIAL_NUMBERS表のN_ATTRIBUTE1列からN_ATTRIBUTE10列に格納されます。

コンテキストの構成時に属性のデフォルト値を指定できます。 受入済資材の属性(既存のロットの場合)は、既存のロットから継承されます。

これらのトランザクションのロットおよびシリアル属性を移入できます。 ロットおよびシリアル番号の管理UIで、ロットおよびシリアル属性を更新することもできます。

  • 購買オーダー受入

  • その他受入

  • WIP完了

  • 作業オーダーなし完了