社内資材転送の概要
社内資材転送は、組織内または組織間での、資材の自動または手動による転送リクエストです。
転送オーダーは、組織間、組織内および会社間のフローで在庫を転送します。 転送オーダーは、1つの文書の中の需要と供給を表します。 在庫配賦先または費用配賦先に資材を転送できます。 転送オーダーには、内部資材転送の需要と供給を表すオーケストレーション文書としての役割があります。 転送オーダーは、Oracle ShippingまたはOracle Fusion Cloud Order Managementを介して直接ルーティングされます。
![社内資材転送プロセス・フロー](images/IMT_overviewR13_20060357.png)
社内資材転送の仕組みの概要を次に示します:
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転送ソース
転送リクエストは、バック・トゥ・バック、プランニング、在庫Min-Maxプランニング、セルフサービス購買依頼明細、「供給リクエストの作成」ページ、供給オーダーwebサービス、スプレッドシートのアップロードなど、複数のソースから取得できます。
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転送オーダーまたは購買オーダーの決定
Oracle Supply Chain Orchestrationは、転送オーダーまたは購買オーダーが作成されたかどうかを判断するためのルールを提供するだけでなく、供給および需要に対する可視性を提供します。
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振替価格および税金計算
Oracle Supply Chain Financial Orchestrationは振替価格を計算し、税金計算用に税金と統合します。
購買依頼明細の場合、セルフサービス調達は、転送オーダーの作成時にサプライ・チェーン財務オーケストレーションを直接コールし、承認および予算管理の目的で使用する価格を取得します。
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新規転送オーダー文書の作成および転送オーダーの履行
Oracle Inventory Managementで転送オーダー文書を作成します。
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ピッキング、出荷、受領、棚入および返品の各プロセスを実行
Oracle Shipping、Receivingおよび在庫管理を介して、標準のピック、梱包、出荷、搬送および返品プロセスを使用して転送オーダーを処理できます。
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自動原価計算および会計の実行
Oracle Cost Managementは、社内の資材転送の原価計算と会計を自動的に編成します。