サプライ・チェーン・コラボレーションの概要

Oracle Supply Chain Collaborationは、Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturingの会社横断型のプランニングおよび実行プロセスを管理するコラボレーション・プラットフォームです。サプライ・チェーン・コラボレーションとOracle SCM Cloud Serviceを組み合せて使用することで、重要なサプライ・チェーンの意思決定に基づいて主要なサプライヤおよび受託製造業者から適切な時期に更新を取得できます。

サプライ・チェーン・コラボレーションでは、次のプロセスがサポートされます。

オーダー予測に基づいてティア1とティア2のサプライヤと協力するためのサプライ・コラボレーション。サプライ・チェーン・プランナは、サプライヤにオーダー予測を公開します。サプライヤは、オーダー予測を参照して分析し、プランニング範囲で要求された品目数量の供給をコミットできます。コラボレーション・プランナは、必要に応じてサプライヤのコミットをレビューおよび調整できます。コミットは、Oracle Planning CentralまたはOracle Supply Planningに移行され、そこでサプライヤ生産能力として使用されます。
サプライヤ(受託製造業者)の生産進行状況を共有するための契約製造コラボレーション。サプライヤは、見積りに対して以前送信した更新を参照することもできます。生産レポートは、アップロードされると、Oracle Fusion Cloud Manufacturingに自動的に送信され、契約製造作業オーダーの完了ステータスおよび資材使用ステータスが更新されます。
ベンダー管理在庫(VMI)により、サプライヤはバイヤーの事業所にある品目を管理できます。手持数量をサプライヤと共有し、最小および最大在庫しきい値を設定して、補充が必要な品目についてサプライヤに警告できます。サプライヤは補充プロセスを開始でき、このプロセスを企業はOracle Fusion Cloud Procurementを使用して自動化できます。
失敗メッセージまたは未配信メッセージの数を確認するための企業間取引(B2B)メッセージ・モニタリング。オーダーから入金まで、調達から決済までのプロセスを含むすべてのプロセスのメッセージをモニターできます。管理者は、詳細を調査し、必要に応じて失敗メッセージを再処理できます。