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複数単位での品目の追跡

二重単位機能を使用して、プライマリ単位の品目をオーダー、価格設定、製造、受入、ピック、梱包および出荷し、セカンダリ単位で価格を設定する方法を確認します。

価格設定と請求に使用する単位とは異なる単位の品目をオーダー、転送、外注または購入する必要がある場合があります。 例:

• 魚をポンドで価格設定し、魚全部を顧客に販売します。

• 鉄鋼をトンで価格設定し、シートで出荷と受入を行います。

• 紙をポンドで価格設定し、ロールで出荷と受入を行います。

• リンゴをポンドで価格設定し、バッグで出荷と受入を行います。

例について考えてみます。

ノート

• 魚は大きさが異なるものであるため、重さは概算です。 たとえば、魚が10種類ある場合、それぞれの重量は一意であるため、異なる金額で販売されます。 プライマリ単位「ケース」を使用して魚を在庫に保管し、セカンダリ単位「ポンド」を使用して価格を設定する必要がある場合があります。

• 魚のケースの平均的な総重量は12ポンドで、それが在庫にどのように保管されているかを示します。

• 出荷直前に測定したケースの実績重量は11.6ポンドで、それが顧客に請求する価格です。

この要件を満たすには、二重単位機能を使用できます。 これは、Oracle Applications全体で機能するエンドツーエンドの統合ソリューションです。

• この機能を使用して、オーダー管理、在庫管理、調達および製造などの、「オーダー-入金」プロセスおよび「調達-支払」プロセス全体で、品目をプライマリ単位とセカンダリ単位で同時に追跡します。

• 販売、転送または購入する品目の実績重量を把握し、品目の価格設定と請求、原価計算を正確に行うことができます。

• 販売時または購入時に価格見積もりを提供し、出荷または受領した正確な重量に応じて価値を最大化します。 場合によっては、項目の取得から販売までの間に重量が変わることがあります。 たとえば、在庫に保管されている間に、蒸発によって重量の一部が減るため、出荷の直前に重量を計量し、重量のセカンダリ単位で価格を設定する場合があります。

オーダー管理を使用すると、品目のプライマリ単位、または「個」などのプライマリ単位区分内の別の単位で販売オーダーを作成し、標準換算や品目換算を使用して、「ポンド」などのセカンダリ単位の数量を自動的に計算できます。

• 品目を在庫に保管するために使用する単位とは異なる単位の品目をトラッキングします。 たとえば、プライマリ単位「ケース」を使用して、顧客が注文した数量を在庫に保管およびトラッキングし、セカンダリ単位「ポンド」を使用して価格設定と実際に出荷するセカンダリ数量をトラッキングします。 「ケース」と「ポンド」を同時に使用して、品目をトラッキングできます。

• 自動フローを使用してオーダー明細を更新し、出荷する数量またはセカンダリ数量に従って請求します。

• エンドツーエンドのサプライ・チェーン全体で2つの単位を使用および表示します。 たとえば、オーダー明細のオーダー数量のプライマリ単位から開始し、セカンダリ単位で価格設定および請求します。 プライマリで予約、割当、計画、生産および出荷を行います。

• 商品の社内転送を実行している場合は、品目のプライマリ単位で転送オーダーを作成して履行し、セカンダリ単位に従って振替価格を計算します。

• 出荷時に品目の履行に使用するロットを選択します。

• 販売オーダーを改訂します。 二重単位品目を持つ新規オーダー明細を既存のオーダーに追加するか、二重単位品目がある明細の数量を変更します。

• 二重単位品目があるオーダー明細を取り消します。

• 二重単位品目のある販売オーダーを取り消します。 オーダー管理では、すべてのオーダー明細の数量とセカンダリ数量が自動的にゼロに設定されます。

次のメリットを活用しましょう。

• 顧客に請求する価格の精度を向上させます。 実際に出荷した数量に従ってセカンダリ単位でチャージします。

• より正確な請求により収益性を高めます。

• レポートの正確さを改善します。 セカンダリ数量やセカンダリ単位など、レポートにセカンダリ属性を使用します。

• 収益を向上し、顧客満足度を改善します。