コンフィギュレータ・イベント
イベントは、ノードの値の変更など、ランタイム構成セッション中にモデルで発生する識別可能なアクションまたは条件です。 イベントには、postValueChangeなどの名前があります。
イベント・バインディング
イベント・バインディングは、拡張ルール内のメソッドをコンフィギュレータ・イベントに接続します。 拡張ルールには少なくとも1つのイベント・バインディングが必要です。
実行時に、コンフィギュレータはリスナーと呼ばれるオブジェクトを使用してコンフィギュレータ・イベントを検出して対応します。リスナーは、指定されたイベントの発生をリスニング(検出)するために登録されます。 拡張ルールを使用する場合、リスナーを明示的に指定することはありません。 拡張ルールのイベント・バインディングを作成すると、コンフィギュレータは指定されたイベントに適切なリスナーを登録します。
実行時構成セッション中にイベントが発生し、モデルの拡張ルールにそのスコープを持つそのイベントのバインドがある場合、コンフィギュレータはそのイベントのすべてのバインド済メソッドを実行します。
拡張ルールにバインドできるイベントは、コンフィギュレータ用に事前定義されており、このトピックの他の場所で説明されています。 拡張ルールを定義する場合は、拡張ルール・テキストでメソッドのバインディングの一部として、これらのイベントのいずれかを選択します。
イベント・バインディング・スコープ
イベント・バインディング・スコープは、イベント・バインディング内のコンフィギュレータ・イベントが評価されるスコープです。 イベント・バインディングには常にバインド・スコープがあります。
イベント・バインディングを定義する場合は、特定のスコープ内でイベントをバインドします。 このイベント・バインディング・スコープは、イベントに登録されているリスナーに、ランタイム・モデル・ツリー内のどこでそのイベントの発生をリスニングするかを指示します。 次の表では、イベント・バインドのスコープについて説明します。
イベント・バインディング・スコープ |
効果 |
---|---|
基本ノード |
拡張ルールは、ベース・ノードに対してのみ実行されます。 |
イベント摘要
拡張ルールは、常に次の事前定義済イベントのいずれかにバインドする必要があります。
イベント |
説明 |
---|---|
postConfigInit |
新規またはリストアされた構成セッションの初期化直後にイベントがディスパッチされました。 このイベントを使用すると、エンド・ユーザーがモデルの構成を開始するとすぐに、モデルに値を設定できます。 |
postConfigSave |
構成が保存された直後にイベントがディスパッチされました。 このイベントを使用すると、エンド・ユーザーがモデルの構成に対する変更を保存するたびに、モデル内の値を設定できます。 |
postValueChange |
ノードの値が変更された直後にディスパッチされたイベント。 エンド・ユーザーがイベントに関連付けられたノードの値または選択を明示的にまたはルールによって変更するたびに、このイベントを使用してモデル内の値を設定できます。 |
preAutoComplete |
自動補完プロセスの実行直前にイベントがディスパッチされました。 自動補完プロセスは、実行時にコンフィギュレータUIで「終了」または「終了してレビュー」をクリックすることによってトリガーされます。 このイベントを使用して、エンド・ユーザーが構成をレビューする前にモデルに値を設定したり、構成を保存して構成セッションを終了できます。 |