在庫トランザクションの管理

使用する場合

在庫オープン・インタフェース表(INV_TRANSACTIONS_INTERFACE、INV_TRANSACTION_LOTS_INTERFACEおよびINV_SERIAL_NUMBERS_INTERFACE)から在庫トランザクションを処理するには、在庫トランザクションの管理プロセスを使用します。たとえば、インベントリ・トランザクション・インポートのファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、インタフェース表にデータをロードできます。データを正常にインポートしたら、在庫トランザクションの管理プロセスを発行して、オープン・インタフェース表から在庫トランザクションを処理します。

必要な権限

在庫トランザクション・プロセスの発行(INV_SUBMIT_INVENTORY_TRANSACTION_PROCESS_PRIV)

仕様

このスケジュール済プロセスを設定する前に、次の内容を確認してください:

仕様	説明
ジョブ・タイプ	アドホック予定済
頻度	必要に応じて、インポートのためのインタフェース・ファイルのロード・プロセス、ステージング済在庫トランザクションRESTリソース発行またはUIバックグラウンド・トランザクション処理の後に実行します。 30分ごと、または1時間ごとに実行するようにプロセスをスケジュールすることをお薦めします。これにより、1つのプロセスが完了してから次のプロセスを開始できます。ただし、これらは推奨事項にすぎず、頻度はトランザクションの数とトランザクションのタイプによって異なります。たとえば、ロットおよびシリアル管理されている品目の在庫トランザクションには、追加の処理時間がかかる場合があります。周期は、トランザクションの配分にも依存します。たとえば、1日を通してトランザクションを処理する場合、プロセスをより頻繁に実行するようにスケジュールすることを検討できます。
時間	常時
期間	このプロセスのランタイムは、在庫トランザクションの数、および処理が必要な在庫トランザクションのタイプによって異なります。たとえば、ロットおよびシリアル管理品目の在庫トランザクションには、追加処理時間がかかる場合があります。
互換性	在庫トランザクションの管理プロセスのインスタンスは一度に1つのみ実行する必要があります。同時に発行される他のスケジュール済プロセスを検討します。たとえば、在庫トランザクションの管理プロセスの後に、在庫から原価計算へのトランザクションの転送などのプロセスを発行できます。

パラメータ

なし。

トラブルシューティング情報

プロセスのステータスは、「スケジュール済プロセス」ページで表示できます。
プロセスの実行中に発生したエラー・メッセージと警告メッセージは、プロセス・ログファイルに表示されます。
「待ち状態のトランザクションの管理」ページに移動して、保留中のトランザクションを管理できます。詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMの「保留中のトランザクション」トピックを参照してください: 『Inventory Managementの使用』ガイド。
「待ち状態のトランザクションの管理」ページからトランザクションが発行されると、在庫トランザクションの管理スケジュール済プロセスが次回実行時にトランザクションが処理されます。
プロセスが発行されると、「スケジュール済プロセス」ページの指定に従って、再発行、保留、プロセスの取消およびプロセスのリリースを行うことができます。
インタフェース・トランザクションの数を1000未満に保つために、誤って在庫インタフェース・トランザクションを定期的にパージすることをお薦めします。
ロギングが有効になっていないことを確認します。たとえば、アプリケーション・フレームワークのロギングは有効にしないでください。
バッチ処理は、在庫トランザクションのグループを1つのバッチで処理することを指します。トランザクション・ワーカーの数が減り、パラレル処理が減るため、バッチ処理は慎重に使用してください。バッチ処理により、トランザクション処理時間が長くなります。
単一の在庫トランザクション・ファイルベース・データ・インポートで10万件を超える在庫トランザクションを実行することはお薦めしません。
在庫トランザクション・マネージャによるバックグラウンド処理のために1人の子ワーカーに配置する在庫トランザクションの数を指定するには、在庫トランザクション・マネージャ就業者サイズ在庫プロファイル・オプションを構成します。