インタフェースからのメンテナンス・レコードのパージ
Oracle用の外部Data Integration Servicesは、レガシー・システムやサード・パーティ・アプリケーションなどの外部ソースからOracle Fusion Applicationsのインタフェース表にデータをロードするために使用されます。
ファイル・ベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートを使用して、データの定義、インポート・ファイルの作成、ロードおよびインポートしたデータの処理を実行できます。 Oracle Maintenanceの場合は、導入ベース・アセット、保守作業オーダー、保守作業定義、製品系図などのデータが含まれます。
インタフェース表へのデータのアップロードおよびインポート中に、データ内の問題のために、これらのプロセスが警告またはエラー・ステータスで終了する可能性があります。 インタフェースからのメンテナンス・レコードのパージ・プロセスには、インタフェース表からこのデータをパージする機能があります。
使用する場合
インポート用のインタフェース・ファイルのロード・スケジュール済プロセスを使用して、FBDI導出.ZIPデータ・ファイルをインタフェース表にロードします。 アップロード中に、必須フィールド、誤った参照値、条件データおよび不正なデータ形式が原因でエラーが発生する可能性があります。 これが発生した場合、データはインタフェース表からそれ以上処理できず、手動でパージされるまでそのまま残ります。 インタフェースからのメンテナンス・レコードのパージ・プロセスには、インタフェース表からこのデータをパージする機能があります。
必要な権限
- 権限: MNT_PURGE_MAINTENANCE_INTERFACE_RECORDS_PRIV
仕様
これらの仕様は、スケジュール済プロセスの実行時に使用します。
仕様 | 説明 |
---|---|
ジョブ・タイプ |
アドホック・ベースで実行すると、選択したインポート・プロセスのデータの表をいつでもパージできます。 スケジュール済ベースで、選択したインポート・プロセスのデータの表を定期的にパージする必要がある場合。 |
頻度 | 特定のインポート・プロセスに対してアドホック・レポートを実行することをお薦めします。 ユーザーは、インポート・エラーを報告し、パージ・プロセスの実行をリクエストできます。 |
時間 | いつでも実行できます。 ただし、すべてのファイルベース・データ・インポート(FBDI)プロセスのデータのインポートを一時停止することをお薦めします。 |
期間 | 通常、作成または更新されるデータの量に応じて、数分かかります。 |
互換性 | パージ・プロセスの実行中に、すべてのファイルベース・データ・インポート(FBDI)プロセスのデータのインポートを一時停止し、正常に完了することを推奨します。 それ以外の場合は、インポートされたものの、インポート・プロセスで処理されなかったデータを削除できます。 |
パラメータ
レポートを処理するには、少なくともインタフェース名を定義する必要があります。
パラメータ | オプションまたは必須 | 説明 | パラメータ値 | 特別な組合せが必要 |
---|---|---|---|---|
インタフェース名 | 必須 | インタフェース・レコードをパージするインポート・プロセス。 | LOVを使用したインタフェース名。 | なし |
バッチ:自 | 条件付き | インタフェース・バッチの範囲の開始バッチ番号。 空白のままにすると、すべてのバッチが含まれます。 | 値リストを使用したバッチ番号。 | はい、範囲を定義するには自と至を一緒に使用する必要があります。 |
バッチ:至 | 条件付き | インタフェース・バッチの範囲の終了バッチ番号。 空白のままにすると、すべてのバッチが含まれます。 | 値リストを使用したバッチ番号。 | はい、範囲を定義するには自と至を一緒に使用する必要があります。 |
最終更新日:自 | 条件付き | インタフェース・バッチの範囲の開始日。 空白のままにすると、すべての日付が含まれます。 | 日付ピッカーを使用した最終更新日。 | はい。範囲を定義するには、開始と終了を一緒に使用する必要があります。 |
最終更新日:至 | 条件付き | インタフェース・バッチの範囲の終了日。 空白のままにすると、すべての日付が含まれます。 | 日付ピッカーを使用した最終更新日。 | はい。範囲を定義するには、開始と終了を一緒に使用する必要があります。 |
未処理バッチのパージ | オプション |
パージ・プロセス中に未処理バッチを含めるか含めないかを指定します。 |
YesまたはNoチェック・ボックスの選択。 デフォルト値は「いいえ」です。 | なし |
トラブルシューティング情報
- 発行後は、スケジュール済プロセスUIでプロセスのステータスを表示できます。 正常に完了したプロセスと子プロセスが成功ステータスで終了します。
- 問題が発生した場合、プロセスまたはそのサブプロセスのいずれかが警告またはエラーになります。 プロセスの正常な完了を妨げた特定の検証エラーおよび警告メッセージがエラー・ログに表示されます。
- 対話型の警告検証は実行されません。
- プロセスが発行されると、スケジュール済プロセスUIで提供される再発行、保留、プロセスの取消、プロセスのリリースができます。